3月より15カ所を巡ってきた初の全国ツアーを終え、目標のライブ会場としていた念願の中野サンプラザにたどり着いたアプガ。この日のチケットは3月末の時点でソールドアウトしており、会場はアプガの勇姿を見届けるために集まった多くのファンで埋め尽くされた。
オープニングではグループの結成当時の心境を各メンバーが語る映像が流れる。その中でメンバーは「続かないと思ってた」「そんなに仲良くなかった」「辞めようと思った」「過酷だった」と吐露。そこからメンバーは今日までの道のりを振り返り「ここでくじけていられない」「夢見てたものとは違うけどこれもアリ」「この場所を越えていかなければいけない」と次々に決意の言葉を述べ、映像の最後では中野サンプラザの前に集まったメンバーから「3年かけて憧れのこのステージに7人で立つことができます。今の自分たちに胸を張って精一杯全力でぶつかっていきます。皆さんも全力で受け止めてください!」と意気込みが語られた。そして仙石みなみの「皆の者、出陣じゃー!」という掛け声とともに会場に「~overture(仮)~」が流れ、中野サンプラザを舞台としたアプガの超決戦が幕を開けた。
7色のペンライトが会場を埋め尽くす中、アプガはライブの1曲目に大森靖子作詞の話題曲「(仮)は返すぜ☆be your soul」を選択。「すごいステージ見せてあげるよ」という決意を込めて同曲を歌い上げたあとは「イチバンガールズ!」の歌い出しで「サンプラザー!」と叫び、改めて気合を入れ直す。最初のMCでは仙石から「満員の会場の皆さんと大暴れしていきたいと思います!」と意気込みが語られ、続いてメンバーから自己紹介の挨拶が行われる。その中で新井愛瞳は「ライブハウス、中野サンプラザにようこそー!」と叫び大歓声に包まれた。さらに佐保明梨は得意の空手の型に加えてバット折りに挑戦。佐保は用意された1本のバットでは足りないとバット2本を要求し、見事バット2本を蹴りで折り「中野サンプラザも破壊します!」と笑顔を見せた。
ライブ中盤ではアプガの真骨頂でもある激しいセットリストが展開。7月1日にリリースされるニューシングル「全力!Pump UP!!」では激しいダンスとともに筋肉をアピールするパフォーマンスが行われ、彼女たちはアスリートのような体を見せつけた。ここからメドレーに突入し「マーブルヒーロー」や「なめんな!アシガールズ」といったナンバーが次々とフロアに投下される。さらにメドレー中にはメンバーが客席に乱入し、ファンに囲まれながら楽曲を歌い上げる場面も見られた。
「ストレラ!~Straight Up!~」を経て超決戦の前半戦を終えたメンバーは一旦退場。そしてステージでは1st全国ツアーでの各地の模様を編集した映像が流れ、中野サンプラザまでの道のりを改めて振り返り後半戦へと突入する。
新衣装に着替えてメンバーが再びステージに登場すると、新井は「まだまだ盛り上がっていくよー!」とファンを煽り「リスぺクトーキョー」からライブを再開させた。そしてライブ終盤ではキラーチューンが怒涛のごとく押し寄せる。メンバーは「ジャンパー!」でファンと一斉に飛び上がって中野サンプラザを大きく揺らし、「アップアップタイフーン」で大きくタオルを振り回して熱気の渦を生み出す。ファンのテンションも最高潮に達したタイミングでメンバーは代表曲「チョッパー☆チョッパー」と「アッパーカット!」を連続で披露し、超決戦はいよいよ最終局面へと突入する。
滝のような汗をかきながら佐藤綾乃が最後のMCで「こんなにたくさんの人たちが集まってくれて、これ以上の幸せはないと思います。これから先もずっと皆さんと歩んでいきたいです」とコメントを述べると、大きな拍手がメンバーに送られる。そして7色のペンライトの光に照らされながら「Party! Party!」を歌唱し、大歓声に包まれながらアプガはライブ本編を終えた。
アンコールではファンによって用意された白いペンライトの光によって会場が埋め尽くされる。これはアプガがこれまでに行ってきた初単独ライブや思い出の地でもある神奈川・横浜BLITZでの単独ライブなど、彼女たちの記念日的なライブの日にはファン有志が必ず行っているサプライズ。白いペンライトによる演出は彼女たちがハロプロエッグ時代、最後の公演で行われたものが由来となっており、エッグを越え、主役となって中野サンプラザに帰ってきた彼女たちを祝うために実施され、メンバーを感動させた。
その感動も冷めやらぬまま、アプガのライブでは恒例となったサプライズが発表されメンバーを驚かせる。まずは昨年行った2時間ノンストップライブを新たにライブハウスツアーとして年末に行うことがアナウンスされた。またロックバンドとの対バン企画が東京・渋谷CLUB QUATTROで9月9日から11日までの期間中に行われることも明かされる。さらにサプライズの最後には富士山頂でのミニライブを実施する予定があることが発表され、メンバーとファンを驚愕させた。
そして各メンバーからライブの感想が述べられる。その中で関根梓は「アプガはホールだろうが神社だろうが、どこでもライブ会場に変えてみせます。でもまだまだ皆さんの力が必要なのでこれからも私たち7人侍をどうかよろしくお願いします!」とアピール。また新井は「運動することが苦手だった」とグループ結成当初の頃の悔しい気持ちを打ち明け涙し、「アプガを続けてこれたおかげで腹筋も120回できるようになりました。笑顔のままライブを楽しむことができるようになりました。皆さんの笑顔が見たいからここまでがんばってこれました。そしていつかは“たまねぎの下”でライブが行えるようにがんばっていきます」と感謝の気持ちと目標を述べた。
ほかのメンバーも感極まりながらもそれぞれの思いを口にし、最後は仙石から「こうやって中野サンプラザに立てているのは皆さんのおかげです。これからも皆さんと手を取り合いながら上を目指していきたいです。そんな気持ちを込めてアンコール、歌います」と最後の挨拶が行われニューシングルより「このメロディを君と」が歌い上げられた。そしてラストは「サマービーム!」を熱唱。メンバーは再び客席へと乱入し常夏のような熱気を会場に作り出し、7色のペンライトの光に包まれながら記念すべき初の中野サンプラザ公演を終えた。
アップアップガールズ(仮)1st全国ツアー アプガ第二章(仮)進軍~中野サンプラザ 超決戦~
2014年6月1日(日)中野サンプラザ セットリスト
01. (仮)は返すぜ☆be your soul
02. イチバンガールズ!
03. バレバレI LOVE YOU
04. 虹色モザイク
05. 青春ビルドアップ
06. UPPER ROCK
07. 全力!Pump UP!!
08. メドレー(マーブルヒーロー / なめんな!アシガールズ / ワイドルセブン / Next Stage / サバイバルガールズ)
09. ストレラ!~Straight Up!~
10. リスペクトーキョー
11. Burn the fire!!
12. ジャンパー!
13. ENJOY!! ENJO(Y)!!
14. アップアップタイフーン
15. チョッパー☆チョッパー
16. アッパーカット!
17. Party! Party!
<アンコール>
18. このメロディを君と
19. サマービーム!
アップアップガールズ(仮)対バンROCKS(仮)~東京決戦 3DAYS~
2014年9月9日(火)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
2014年9月10日(水)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
2014年9月11日(木)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
アップアップガールズ(仮)ライブハウスツアー2014 ハイスパートキングダム
2014年11月30日(日)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
2014年12月27日(土)大阪府 BIGCAT
2014年12月28日(日)愛知県 ダイアモンドホール
アップアップガールズ(仮)富士山頂頂上決戦(仮)
2014年夏予定
リンク
- アップアップガールズ(仮) | 公式サイト
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タワーレコード錦糸町パルコ店 @TOWER_Kinshicho
【アップアップガールズ(仮)】
中野サンプラザライブのレポートがナタリーさんで読めます!
アプガ。アツい!激アツい!佐保さんスゴイ!
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