昨日5月28日、
この日もいつもの「Ken's Bar」と同じように、「even if」のピアノ演奏とともにゆっくりと照明が落ちてライブがスタート。温かい拍手で迎えられたこのバーの“店主”平井堅は、同日5月28日にリリースした新作「Ken's Bar III」より、まずは「やつらの足音のバラード」を送った。13人編成の弦一徹ストリングスを従えた平井の美声に、観客は冒頭から酔いしれる。そして「“1万5000個”のハートのど真ん中に僕のソウルが突き刺さるように歌いたいと思います。準備はいいかい? 埼玉タマタマボーイズ&ガールズ!?」とオーディエンスに呼びかけ、平井がカバーの名手として広く知られるきっかけとなった「大きな古時計」をひさびさに歌唱した。
その後福山雅治「家族になろうよ」のカバーは鈴木大(Piano)の弾くピアノ、ブラックビスケッツ「タイミング」のカバーは石成正人(G)によるアコースティックギターというように、1つの楽器をバックにシンプルに歌を届けていく。安室奈美恵とのコラボ曲「グロテスク」は大神田智彦(B)のウッドベース1本で、オリジナルとは異なるグルーヴを生み出した。
休憩時間を挟んで、後半は平井の敬愛するサザンオールスターズの名曲「いとしのエリー」から開店。ここからは最新シングル「グロテスク feat. 安室奈美恵」のカップリング曲「青空傘下」に加え、長渕剛「順子」、財津和夫「切手のないおくりもの」、Jamiroquai「Virtual Insanity」といった「Ken's Bar III」収録曲が続く。いずれもライブ初披露とあって観客も真剣に見入り、坂井“LAMBSY”秀彰(Per)ら演奏陣の心地よいプレイにも身を委ねていた。
そしてオリジナル曲「Love Love Love」から場内は総立ち状態に。本編ラストの「POP STAR」でも大きな手拍子がこだまする。平井は「『Ken's Bar』15周年最後の祭りに、私にとってかけがえのない歌を、こうして私を愛してくださる皆さんの前で歌うことができて感無量です。ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べ、「15周年も単なる通過点に過ぎません。来年にはデビュー20周年を迎えますが、年甲斐もなく自分にまだ伸びしろがあると信じて、これからも攻め続けたいと思っております。期待してください」と頼もしい発言で拍手を浴びた。
アンコールでは、「『Ken's Bar』とともに産声を上げ、皆さんに育ててもらった曲。これからも大切に歌い続けていきたい」と話す「even if」をピアノ弾き語りで熱唱。これをもって、昨年5月29日から1年にわたり全国で展開してきたアニバーサリープロジェクトに幕を下ろした。
平井堅「Ken's Bar 15th Anniversary Special!Vol.4」
2014年5月28日 さいたまスーパーアリーナ セットリスト
1st STAGE
01. やつらの足音のバラード
02. 大きな古時計
03. 家族になろうよ
04. グロテスク
05. タイミング
06. 瞳をとじて
07. Love Is Blind
2nd STAGE
08. いとしのエリー
09. 青空傘下
10. 順子
11. 切手のないおくりもの
12. Virtual Insanity
13. Love Love Love
14. POP STAR
<アンコール>
15. even if
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いやー、観に行ってみたかった。“@natalie_mu: 平井堅15000人に心込めて15曲「Ken's Bar」15周年を完遂 http://t.co/TDL0lQQkpJ”