5月17~18日、
ももクロの結成6周年記念日となる17日の18:00に番組の幕が開くと、まずUstream Asia中川具隆社長から「Ustream大賞 2013」受賞記念の盾と記念品が贈られる。これらを受けた5人は感謝の言葉を伝えつつ、24時間分のタイムテーブルを発表。24時間のうちにももクロのスタイリスト・寄森久美子が有安杏果デザインの衣装を5着作成し、メンバーはその衣装を着用の上、翌日17:00から千葉・幕張メッセイベントホールで行われるスペシャルライブを行うことなどが明かされた。
昨年の同日に引き続き2度目となった今回の24時間Ustにはゲストが多数出演した。19:00、最初のゲストと登場したのはふなっしーとソフトバンクモバイルのスタッフ。ももクロの5人はソフトバンクモバイルから借りたiPadでふなっしーとの写真をそれぞれ撮影し壁紙を制作した。現在この5枚の壁紙はソフトバンクモバイルの「スマホとくするパック」のサイトで同サービスの会員向けに配信されている。
その後は秘蔵映像の上映や翌日夕方からのライブのチケットの予約受付、7月26、27日の神奈川・日産スタジアムでのライブの入場時に行われる顔認証システムの説明が行われ、さらに翌日のライブのセットリスト作成会議が行われた。「堂々平和宣言」「泣いてもいいんだよ」「いつか君が」など全7曲のセットのうち6曲は早々に決定するも、どうしても2曲目を決められないメンバーは、それぞれに候補曲を割り当て、ジェンガをプレイしてその敗者の楽曲を採用することに。結果、積み木を崩してしまった玉井詩織に割り当てられていた「オレンジノート」を歌唱することが決定した。
22:00、18歳未満の佐々木彩夏が退場するのと入れ替わるように登場したのは、冷凍食品大手のニッスイの社員。夜食として「焼きおにぎり」を差し入れた彼らとともにテーマソングを松崎しげると綾小路翔(氣志團)が歌う「焼きおにぎり」のプロモーション映像を観ていると、今度は同曲の振り付けを担当したコリオグラファー・えんどぅが現れ、ももクロと女性スタッフにその振り付けをレクチャーした。
そして23:00から行われたのはマネージャー、「ももクロChan」スタッフ、デザイナーなど、ももクロ周辺のスタッフの中でも、百田夏菜子曰く「若干仕事がダメな人たち」「なんかいろんな疑惑があったり、怒られていたりする人」たちを集めた「ぽんこつサミット」。各スタッフのぽんこつエピソードを披露し笑い合っていると、議題はいつの間にか「ももクロの中で一番のぽんこつは誰か?」にスライド。百田と高城れにがぽんこつ認定され、さらには百田が「恵比寿」を漢字で書けないという事実が発覚した。
25:00からは2月のライブ「おしいろマンハッタン▽~なんてこったパンナコッタ~」(▽はハートマーク)の映像を配信。船をこぎ始めた有安を高城れにが「寝せないよ!」と起こし始めたのを合図に、27:00に4人は一旦退場。昨年同様ももクロのコリオグラファー・石川ゆみら7人の女子スタッフによる座談会が繰り広げられる。さらに28:30からは「第2回 スターダストアイドルサミット」と題し、ももクロの川上アキラマネージャー、チームしゃちほこの長谷川ミネヒコマネージャーが登場。現在私立恵比寿中学の大分でのライブに同行しているスターダストプロモーションの藤下リョウジ取締役と中継をつなぎ、2015年1月開催予定のイベント「藤井の七日間戦争」で新ユニットを登場させるなど、向こう1年のスターダストプロモーション芸能第3部の展開について語りあった。
24時間Ust2日目の朝は、昨年同様チームしゃちほこによってスタート。18日6:00、しゃちメンバーに叩き起こされた5人は彼女たちの新曲「いいくらし」を踊らされ、さらにはこの日2人目のゲスト池谷直樹から全力のラジオ体操を強要された後、強烈なストレッチをお見舞いされる。
スポーツモードはその後も続き、7:00からは番組配信会場となった幕張メッセイベントホールのアリーナを使って障害物競走形式のリレーが行われた。各メンバーが運動神経のよさそうなスタッフをドラフト指名してチームを結成。清野茂樹の実況のもと三輪車、ぐるぐるバット、息止め、麻袋に足を突っ込んでのジャンプという4つの種目で競いアンカーに池谷直樹を起用した百田チームが優勝を飾った。さらに8:00からは女相撲大会を開催。現在足を故障中の佐々木を除く4人が「ももクロ部屋」として、キングレコードスタッフ率いる「サクミ部屋」と対戦し、百田が相撲のルールを理解していなかったというハプニングこそあったものの、玉井が大柄なレーベルスタッフを下す大番狂わせを演じて、ももクロ部屋が勝利を収めた。
5人で作った朝食を食べたあとには、ももクログッズ史上最も売れなかったベスト、通称“またぎ”の購入者から“またぎ”の着用写真を募集。テレビ番組「アド街ック天国」のファッションスナップコーナーよろしく、全国のモノノフの着こなしをスライドショーで紹介した。
4月に埼玉・西武ドームで行われたファンクラブイベントにも登場した「ゴルゴ13」のデューク東郷のモノマネ芸人“ジョーク東郷”のパフォーマンスを観て、佐々木ファンの東京ラスクスタッフから差し入れられたラスクに舌鼓を打ったメンバーは、昼食の買い出しのためのジャンケンを行う。結果、勝利を収めた有安と高城が最寄りのロッテリアで買ってきた「大勝軒 元祖 つけ麺バーガー」をマネージャー陣らと食べたところで、5人は一旦退場。1月の日産スタジアムでのライブ映像を配信したのち、別室で「日経エンタテインメント!」による公開グラビア撮影に臨んだ。
その間、今回の配信会場となった幕張メッセイベントホールには7000人のももクロファンが集結。そのステージにはまず、グラビア撮影を済ませた高城が男性スタッフを伴って登場。西武ドームでのファンクラブライブで上映して大きくスベったというアニメ映画「アナと雪の女王」のパロディ映像のリベンジと称して、男性スタッフとともに「アナと雪の女王」よろしく男女の掛け合いボーカルを聴かせる。
続いてはナタリーがももクロに自社の社訓を発注するコーナーが披露され、その後は24時間でのステージ衣装制作にチャレンジしていた寄森がステージに姿を現す。メンバーやももクロのボイストレーナー、今日の出演者らがZARD「負けないで」を歌う中、ステージに駆け込んできた寄森がそのシチュエーションと、多くの人の協力で衣装が完成したことに涙を見せるとメンバーももらい泣き。そして寄森が衣装を見せると「かわいい」と声を揃えていた。
24時間Ustの最後を飾るライブは17:00からスタート。「OVERTURE」とモノノフたちの「うりゃ!」「おい!」コールに乗って登場した5人は「堂々平和宣言」「オレンジノート」「BIONIC CHERRY」を3連射。24時間番組を配信し続け、また負傷中の佐々木が車椅子に乗ったままという状況ながら、いつものライブ顔負けのテンションでパフォーマンスを繰り広げる。
チケット争奪戦を勝ち抜き、この日の幕張メッセを訪れたモノノフたちと、番組を視聴中のモノノフへの感謝の言葉を伝え、自己紹介を済ませた5人は「泣いてもいいんだよ」「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」「ニッポン笑顔百景」とアップリフティングな3曲を前半戦の勢いそのままに披露する。そして高城が「来年もUstream大賞を獲れるように6周年目もがんばる」と宣言。来月18歳の誕生日を迎える佐々木は「出られない時間があるのが悔しい。来年も24時間をやるためにUstream大賞を獲りたい」と語った。そして百田の音頭で7000人とともに「Ust! チャチャチャ!」とコールした彼女たちがmiwaとの共作曲「いつか君が」を歌ったところでライブ本編は終了。中川社長らUstream Asiaスタッフから6周年記念のケーキと花束を受け取った5人は、この2日間の出演者たちとともに「サライ」を熱唱し「ありがとうございました!」と声を揃えたところで、2度目のももクロ24時間Ustは残り30秒に。それを知った百田は「皆さんに見せたい特効(特殊効果)」があると発言。5秒前からカウントダウンを開始し、ステージ上の面々と7000人が「ゼロ」と叫んだところで、西武ドームのファンクラブイベントでもお目見えした“焼きそば色”のテープが噴射され、24時間Ustは大団円を迎えた。
ももいろクローバーZ Ustream大賞2014受賞記念ライブ
2014年5月18日 千葉県 幕張メッセイベントホール セットリスト
01. OVERTURE
02. 堂々平和宣言
03. オレンジノート
04. BIONIC CHERRY
05. 泣いてもいいんだよ
06. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
07. ニッポン笑顔百景
08. いつか君が
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Ayano Tominaga📱ITジャーナリスト富永彩乃 @AyanoTDO
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