やや緊張した面持ちでステージに登場したうらら（Vo）と上口浩平（G）は、2人がSalleyを結成して初めて制作した「その先の景色を」からライブをスタートさせる。うららは自分に言い聞かせるように「楽しんでいきましょう！」と大声を上げ、リリースされたばかりの1stアルバム「フューシャ」収録の「Agreed Greed」「カラフル」「リセットの呪文」を力強く届けた。
MCでうららは「私はライブの経験が少なくてコンプレックスを抱えていました。いつも上口くんが『やりたいようにやればいいんだよ』って言ってくれていたんですけど、（ワンマンツアー初日の）名古屋公演でお客さんが笑顔で迎えてくれたのを見てその意味が理解できました」と心境を吐露する。一方、上口は「恵比寿は僕たち2人が出会った場所なんです。そういう思い出の地で、こんなにたくさんのお客さんに来ていただいて幸せです」と言いながら、エレキから持ちかえたアコースティックギターをつま弾き出す。それを見たうららは「早く弾きたくて仕方ないんだね（笑）」と言って「各駅停車」からライブを再開させると、アコースティックセットのまま「きみのヒーロー」「fuchsia」を披露した。
続いて上口がツアーのために制作したメロウなインストゥルメンタルナンバー「夜明け」をプレイした後、2人は壮大なバラード「あたしをみつけて」へとつなぐ。オーディエンスはうららの優しい歌声にうっとりと酔いしれた。
ライブは「愛の言葉」から後半戦へ。「赤い靴」ではハンドクラップが起こり、アップテンポな「プレゼント」「青い鳥」が立て続けに披露されると、観客も体を揺らしながらメロディに身を委ねる。そしてうららは「デビューして短いながらもいろいろあったけど、上口くんと『自分たちのやりたいことをやっていくのがSalleyだよね』って話をして最初に迎えた大きなイベントがこのワンマンツアーでした。衣装だったり曲順だったり、自分たちで作り上げたライブでこれだけのお客さんの笑顔を見ることができて自信になりました。このワンマンが終わったときがSalleyの本当のスタートだと思います」と話してラストナンバー「My little girl」を伸びやかに歌唱。大きな拍手に包まれる中、本編は終了した。
アンコールでは「Down by the Salley Gardens」と「green」をパフォーマンス。2人はオーディエンスの笑顔を目に焼き付けるように最後まで客席から目を離さずにステージをあとにした。
Salley Live Tour 2014 Spring
2014年4月26日 LIQUIDROOM ebisu セットリスト
01. その先の景色を
02. Agreed Greed
03. カラフル
04. call
05. リセットの呪文
06. 各駅停車
07. きみのヒーロー
08. fuchsia
09. 夜明け
10. あたしをみつけて
11. 愛の言葉
12. 赤い靴
13. プレゼント
14. 青い鳥
15. My little girl
＜アンコール＞
16. Down by the Salley Gardens
17. green
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くびとれくま @okasinoyey
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♪アンコールも観たかったなぁ(´-ω-`)