androp代々木第一体育館に1万人、光と音が舞う歓喜の光景

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3月23日、andropが東京・国立代々木競技場第一体育館にて初のアリーナワンマンライブを開催。計24曲を演奏し、1万人のオーディエンスを魅了した。

androp「one-man live 2014 at 国立代々木競技場・第一体育館」の様子。 (撮影:太田好治)

androp「one-man live 2014 at 国立代々木競技場・第一体育館」の様子。 (撮影:太田好治)

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内澤崇仁(Vo, G) (撮影:太田好治)

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androp (撮影:太田好治)

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ライブのオープニングにて、ステージを覆う紗幕に映ったのは、2009年発売の1stアルバム「anew」以降から最新アルバム「period」までの6色のアルバムカラーをモチーフとした映像。最後にandropのロゴが映し出されると、場内に大きな期待の声がこだまする。そしてメンバー4人がスタンバイし、内澤崇仁(Vo, G)が「period」の1曲目でもある「Singer」を歌い始めた。

内澤は冒頭から「代々木! 準備はいいか!?」とフロアの熱狂を煽る。初めのMCでは「すげー。うしろのほうまで見えてるよ! ホントすごいとしか言いようがない、この光景。今日はどんな遠くにいる人にも届くように、俺ら歌うし演奏するので、最後までよろしくお願いします」と律儀に挨拶した。

セットリストは「RDM」「Lit」「Sensei」「Six」「Under The Sun」などの最新アルバム収録曲と、これまでandropが発表した楽曲をバランスよく織り交ぜた内容。新曲「Light along」では佐藤拓也(G, Key)がピアノで美しい旋律を奏で、ライブアンセムの1つ「Boohoo」では前田恭介(B)のうねるようなスラッピングプレイが炸裂し、伊藤彬彦(Dr)は全編にわたって観客の手拍子やノリを先導するなど、メンバー1人ひとりも各々の見せ場で能力の高さを発揮していた。

多彩な照明技術で魅せた序盤、ステージ背面全体がスクリーンとなり緻密な映像で曲の世界観を表現した中盤を経て、ライブは後半戦へ。「World.Words.Lights.」の終わりにレーザーでandropのロゴが照射されると、会場は一気にヒートアップ。キラーチューン「MirrorDance」、「period」のリード曲「One」と、1曲終わるごとに一体感が増していきコーラスの大合唱が生まれる。

本編最後の曲を前に、内澤はバンド史上最大規模となるこのステージを振り返った。「俺らにとっては、ここにいる1人ひとりが本当に尊い存在で、ライブをしている時間が本当に生きててよかったなって思える時間です。君がいたからこそこのライブができたんだなって思ってます。……ありがとうね」という言葉に続いて演奏されたのは、「Voice」。1万人の大合唱が力強く響く中、色とりどりのレーザーと紙吹雪が入り乱れ、光と音が舞う歓喜のフィナーレを飾った。

その後、ファンが歌う「Encore」に呼ばれてアンコールがスタート。ここでは佐藤の口から全国ツアー「one-man live tour "period"」の開催が発表された。またメンバー全員がMCを行い、代々木第一体育館という大きな舞台に立った喜びが語られた。「今日すげーいい曲が書けそうな気がする! ここにいるみんなに返せたらなって思ってます」と話す内澤をはじめ、4人は集まったオーディエンスに何度も感謝を述べていた。

アンコールでは、バンドの活動初期にできた楽曲「Missing」を演奏。この曲は、内澤の恩師であるボイストレーニングの先生が亡くなるという出来事があり、本人曰く「悲しくてやり場のない気持ちを吐き出すように作った曲」。思い入れが強すぎるが故にライブで歌うことを封印していたが、「Voice」ができて「もっと心の奥底に届くようなボーカリストになりたい。もう一度向き合いたい」と思うようになり、選曲したという。

静謐なムードに包まれて「Missing」を届け、ライブの全行程を終えたandrop。ところが4人は顔を見合わせ、再び楽器のもとへ。「もう1曲やっていいですか? 終わりたくないんだよ!」と急遽1曲多く演奏することが決まり、andropとして最初に音を合わせた“原点”と言える「Image Word」で、記念すべきステージを締めくくった。

androp「one-man live 2014 at 国立代々木競技場・第一体育館」
2014年3月23日 国立代々木競技場第一体育館 セットリスト

01. Singer
02. RDM
03. Boohoo
04. Lit
05. Bell
06. Colorful
07. Nam(a)e
08. Plug In Head
09. Six
10. Tonbi
11. Bright Siren
12. Puppet
13. Light along
14. Under The Sun
15. Pray
16. Roots
17. Sensei
18. Human Factor
19. World.Words.Lights.
20. MirrorDance
21. One
22. Voice
<アンコール>
23. Missing
24. Image Word

one-man live tour "period"

2014年8月30日(土)愛知県 Zepp Nagoya
2014年8月31日(日)愛知県 Zepp Nagoya
2014年9月6日(土)北海道 Zepp Sapporo
2014年9月13日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
2014年9月23日(火・祝)東京都 Zepp Tokyo
2014年9月24日(水)東京都 Zepp Tokyo
2014年9月27日(土)大阪府 Zepp Namba
2014年9月28日(日)大阪府 Zepp Namba

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