この日はファンキー加藤と、FUNKY MONKEY BABYSの解散前から現在まで約1年にわたって彼に密着した住田拓英監督が登壇。来場者から事前に集められた加藤への質問に本人が答えるというコーナーが設けられた。「ソロ活動を始めてから一番大変だったことは?」という質問に対し、加藤は「ライブのステージングですね。DJケミカルが後ろで何をやっていたのか10年間知らなかったんですけど、1人でステージに立ったときに、手拍子してるお客さんがいたり手を挙げてるお客さんがいたり、けっこうバラバラだって気付いたんです。あの一体感はDJケミカルが作ってたんだなって感じました」と答えていた。
また、この日はバレンタインデー前日ということもあって、ソロデビューを果たしたばかりのファンキー加藤の新たな門出を祝して「チョコレート鏡開き」も行われた。壇上には、舞台挨拶直前に女性客がメッセージを書き込んだ大きな樽が運び込まれ、その樽にはふたの代わりに巨大なチョコレートが。加藤と住田監督が一緒に杵でチョコレートのふたを割ると、中にはロゴ入りのチロルチョコが大量に入っていた。
最後に住田監督は「ファンモンが解散して、僕なんかには想像が付かないようなプレッシャーの中でソロ活動を始める加藤さんが、ファンからの反発を意に介さず己の道を突き進むのではなく、当たり前のように落ち込んで、もがき苦しみながらそれでも前に進もうとする。そんな姿を僕らは真摯にカメラを向けて撮影させていただきました。結果できあがった作品はファンキー加藤の熱い生き様が詰まったものになってると思います。僕も自分で観ながら背中を押されるような思いでした」と語った。
そして加藤は「僕とFUNKY MONKEY BABYSのドキュメンタリー映画ではあるんですけど、これは支えてくれたみんなの映画だと思ってます。今ファンキー加藤として不安定な道を歩き出せたのも皆さんの応援があったからこそですし。ドラマティックなことがたくさんあった2013年のすべてがこの作品に入っていると言っても過言ではないくらい喜怒哀楽が詰まっているので、観終わったら感想を教えてください。それが今後の音楽人生の指針になると思います」とコメント。
さらに9月に開催される東京・日本武道館公演について「一時期はカッコつけて『ゼロからのスタートだ』って言ってたんですけど、応援してくれるファンの皆さんがいるから今はゼロからのスタートではないと思ってます。武道館のステージは大きいですが、昔のような『根拠のない自信』じゃなくて、ある程度根拠のある自信を掴めてるので、最高のステージにします」と宣言した。
映画「ファンキー加藤 / My VOICE~ファンモンから新たな未来へ~」は明日2月14日から全国の劇場にて上映開始。ナタリPower Pushでは現在、この映画の公開を記念してファンキー加藤へのインタビューを公開している。
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