このイベントはauとぴあによるエンタメサイト「uP!!!」の完全招待制企画で、1月に発売された2枚のアルバム「光のなかに立っていてね」「BEACH」収録曲のPV上映会と銀杏BOYZ・峯田のトークライブを行うというもの。イベントはまずPV上映から始まり、抽選を勝ち抜いたファンは映画館の大画面かつ大音量で43分の長編「東京終曲」および計1283人の女性が出演した「ぽあだむ」の映像を2本続けて鑑賞した。
上映終了後はそのままdeco・松田義人の司会進行による峯田のトークライブに。話題は「東京終曲」からスタートし、PV冒頭のワンカット映像シーンを練習するためにヒロイン役・明玲(ゾンビちゃん)と峯田がカラオケボックスやラブホテルに行ったことなどが明かされる。またこのPVはもともと「男と女の四つん這い」「ディルド(性具)を突っ込んだ姿で生首を持って歩く」という2つのシーンが峯田のイメージの中にあり、これらの初期イメージから彼がストーリーを組み立てていったという映像の成り立ちが語られた。
続いてもう一方の「ぽあだむ」に話が移ると峯田は「こっちは村井くんが主導で作ったから……村井くん!」と舞台袖に声をかける。すると当初発表されていなかった村井守が笑顔でステージに登場。出るやいなや峯田に服装をからかわれながらも村井は大画面でPVを観て感激したこと、撮影に協力してくれた出演者への感謝の気持ちを述べた。また村井が「生活が厳しいんで日々何かしらの仕事をしていますよ」と近況を話し、峯田に「銀杏BOYZのマネージャーやったらいいじゃん!」と突っ込まれるシーンも。ほかにも「辞めてからのほうが元気なんだもの!」など終始峯田に責められっぱなしの村井が「このあと夜勤が!」と逃げ去ろうとするフリをして会場から笑いが起こる一幕もあった。
ほかにも現在ライブDVDとPV集が制作中であることが峯田の口から明らかになり、イベントではこのDVDに同梱されるファンからのラブレター朗読のほか村井が客席に直接マイクを運ぶ質疑応答コーナーも。ファンから「今後もライブをしますか?」と質問された峯田が「はい、ロックバンドをやりたいです」と即答し、現在行っているプロモーション活動が終わり次第メンバーオーディションを実施することを話した。最後は松田から村井へ「第2期銀杏BOYZはどうなっていくと思う?」という質問が投げかけられ、村井は「予見はできないけど、応援しています。ずっと背中を見て生きてきたので」と銀杏BOYZ・峯田にエールを送った。
トークライブ後は東京ではひさしぶりの銀杏BOYZ・峯田のライブに。アコースティックギターを手にした峯田は「東京で演るのは4年ぶりくらいなんだけど、せっかくの機会なんで」とマイク前の椅子に座って演奏を始める。深いエコーがかかった声で披露されたのは「漂流教室」。ライブアルバム「BEACH」の多重ノイズ状態とは真逆のクリアなサウンドが映画館内に響き渡り、観客もそれを静かに堪能した。
「歌ってない間に好きな人ができて、別れて……チンくんあびちゃん辞めて、村井くんも辞めるってなって……いろいろありました。でもこうやって大勢の人の前で歌えて、本当に幸せですよ。こう見えても」と峯田。そして彼が「新訳 銀河鉄道の夜」を演奏すると、客席の中には手で目元をぬぐう観客の姿も見られた。続く「人間」ではスピーカーの音が割れるほどの音量で「まわる、まわる、ぐるぐるまわる!!」と峯田が力いっぱいに声を放ち、聴き終えた観客たちは大きな拍手で応えた。最後に峯田は観客席に向かってバンドメンバー募集を再度呼びかけ、そのまま「まだ見ぬ明日に」を絶唱。演奏後に峯田は客席の拍手の中で「ありがとう」と静かにお礼を述べて退場した。
現在「uP!!!」では6週にわたる峯田へのインタビュー連載企画を展開しており、現時点で第5弾まで公開されている。また銀杏BOYZのオフィシャルサイトではDVDに同梱するラブレターを2月いっぱいまで募集中なので、ファンはぜひ思いの丈をつづって投稿しよう。
■銀杏BOYZ - ぽあだむ (MV)
■銀杏BOYZ - 東京終曲 (MV)
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リンク
- エンタメ情報サイト - uP!!!
- 銀杏BOYZ オフィシャルサイト
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ナタリー - 銀杏BOYZのPV上映会に村井登場「ずっと背中を見てきた」 http://t.co/ph7RENKl0W