ハナレグミ×So many tears「竹取物語」公演で豆まきも

27

335

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 79 128
  • 129 シェア

ハナレグミとSo many tearsによるライブイベント「ハナレグミ・So many tearsの竹取物語」が2月6日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催された。

「ハナレグミ・So many tearsの竹取物語」の模様。 (撮影:太田好治)

「ハナレグミ・So many tearsの竹取物語」の模様。 (撮影:太田好治)

大きなサイズで見る(全17件)

「ハナレグミ・So many tearsの竹取物語」の模様。 (撮影:太田好治)

「ハナレグミ・So many tearsの竹取物語」の模様。 (撮影:太田好治)

大きなサイズで見る(全17件)

「今は昔、竹取の翁といふものありけり」というナレーションが場内に流れると、暗がりの中おそろいの衣装を身にまとったメンバーがステージに登場。永積崇(Vo, G)、茂木欣一(Dr, Vo)、加藤隆志(G, Vo)、柏原譲(B)、沖祐市(Key / 東京スカパラダイスオーケストラ)を加えた5人は暗いままのステージでフィッシュマンズの「頼りない天使」のイントロを鳴らし始める。曲中、5人に照明が当たるとステージ背後にある巨大な月をかたどったセットが姿を現す。またドラムの後ろには障子が置かれており、“和”の雰囲気を感じさせるステージセットの中ライブは進められた。

続いて披露されたのは歌い出しだけでオーディエンスから自然と歓声が上がった「光と影」と、茂木がドラムを叩きながらメインボーカルを務めた「ナイトクルージング」。MCでは「こんな竹取物語という名前のライブなのに、よくチケット買ってくれたよね」と茂木がオーディエンスの笑いを誘う一幕もあり、会場は終始温かい雰囲気に包まれていた。そして演奏はハナレグミの代表曲「オアシス」へ。身振り手振りを交え会場を盛り上げる永積に、オーディエンスは盛大なハンドクラップと大合唱で応える。演奏中、突如ステージの障子に照明が当たり、東京スカパラダイスオーケストラのNARGO(Tp)とGAMO(Tenor sax)がスペシャルゲストとして登場。盛大な歓声が上がる中、2人のホーン隊を加えた編成で「ぼくらが旅に出る理由」「愛にメロディ」「オハナレゲエ」が披露された。

ライブ中盤には自らを「Wタカシ」と自己紹介した永積と加藤が、ギター2本でマイケル・ジャクソンの「Human Nature」を披露した。演奏終了後、2人がステージ袖にはけ、代わりに登場したのはキーボードの沖。「女神大橋という曲をやります」という一言から始まった美しいピアノの旋律に、観客はじっくりと聴き入った。再度5人がステージ上に揃うと、今度は鬼のお面をかぶり竹かごを持ったスタッフが登場。永積は「今日は2月6日だけど、みんなと一緒にスペース節分をしようじゃないか!」と話し、竹かごに入った豆を客席に撒き始め「福は内」と「鬼は外」というコール&レスポンスでひと足遅い節分を祝った。

永積とオーディエンスの呼びかけにより、ライブ後半では再びNARGOとGAMOが登場。「Go Go Round This World!」では、これまでずっと座ってプレイしていた沖が立ち上がって演奏し、会場を大いに盛り上げた。永積の「ゆっくり踊っていこうぜ」という掛け声とともにスタートした「いかれたBaby」では横ノリの心地いいリズムが会場に響き渡った。「今日も楽しかったな」と永積がささやいて始まったのは「サヨナラCOLOR」。ゲストも含めた7人が重厚なバンドアンサンブルをじっくり聴かせ、本編はこの曲でフィナーレを迎えた。

アンコールに応えて登場したのは鬼の仮面をかぶった永積を含む今日のフルメンバー7人。1人ひとり改めてメンバー紹介をする中、ライブ冒頭のナレーションが安藤裕子の声だったことが明かされると、客席から歓声と拍手が沸き起こった。そして茂木のカウントからゴダイゴの「銀河鉄道999」がスタート。往年の名曲カバーにオーディエンスはハンドクラップを重ね、お祭り騒ぎのような盛り上がりを見せる。演奏終了後、7人はステージ中央に整列するものの、永積の指示のもとメンバーは再び楽器を手にする。「以上をもちまして本日の公演は終了しました」というアナウンスが流れる中、再び「銀河鉄道999」をプレイ。最後はメンバーとオーディエンスが一体となった大合唱でライブは幕を下ろした。

ハナレグミ・So many tearsの竹取物語
2014年2月6日@東京都 新木場STUDIO COAST セットリスト

(カッコ内はオリジナルアーティスト)
01. 頼りない天使(フィッシュマンズ)
02. 光と影(ハナレグミ)
03. ナイトクルージング(フィッシュマンズ)
04. 音タイム(ハナレグミ)
05. Lazy Midnight Hour(So many tears)
06. オアシス(ハナレグミ)~ ぼくらが旅に出る理由(小沢健二)
07. 愛にメロディ(ハナレグミ)
08. オハナレゲエ(ohana)
09. HUMAN NATURE(マイケル・ジャクソン)
10. 女神大橋~Venus Wing Bridge(沖祐市)~ 炎のランナー(ヴァンゲリス)
11. Heart Of The Sunrise(Yes)
12. Wの悲劇(薬師丸ひろ子)
13. (don't let go of your)PRECIOUS(So many tears)
14. ハンキーパンキー(ハナレグミ)
15. Go Go Round This World!(フィッシュマンズ)
16. いかれたBaby(フィッシュマンズ)
17. サヨナラCOLOR(SUPER BUTTER DOG
<アンコール>
18. 銀河鉄道999(ゴダイゴ)
19. 銀河鉄道999(ゴダイゴ)

※記事初出時、一部写真のキャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

この記事の画像(全17件)

読者の反応

茂木欣一 @kin_drums

THANK YOU!!あの時間がよみがえる〜。 RT @natalie_mu: ハナレグミ×So many tears「竹取物語」公演で豆まきも http://t.co/3XdY035r0v

コメントを読む(27件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 ハナレグミ / 東京スカパラダイスオーケストラ / フィッシュマンズ / SUPER BUTTER DOG / LOSALIOS / Polaris の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。