NICO実験満載の篭城型ライブ開幕、第1夜は“しりとり”

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NICO Touches the Wallsの“篭城型ライブ”「カベ ニ ミミ」が、昨日2月1日に初日公演を迎えた。

NICO Touches the Walls「カベ ニ ミミ」初日公演の様子。

NICO Touches the Walls「カベ ニ ミミ」初日公演の様子。

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「カベ ニ ミミ」は都内に専用のライブハウスを設営し、計20日間にわたって毎日異なるセットリストでライブを行うユニークな自主企画。ライブだけでなく会場にもメンバーのこだわりが反映され、オリジナルグッズの販売や楽器の展示などNICO一色に染め上げられている。

満員のオーディエンスを前にした光村龍哉(Vo, G)は開口一番、「ロックの新しい楽しみ方を提示していきたい。普段のライブではやれないあんなことやこんなことをやっていきたいと思います。すべて実験ですから」と宣言。そして「思い入れのある曲から……」と、古村大介(G)とともに「夜の果て」の鋭利なイントロを奏で「カベ ニ ミミ」初日公演の幕を開けた。

「カベ ニ ミミ DAY1『N』」と銘打たれたこの日の公演は、光村が企画を担当。「しりとりナイト」をテーマに、自分たちがこれまで発表してきた楽曲をしりとりで演奏していく試みに挑んだ。セットリストにはライブの定番曲も含まれていたが、中にはひさしぶりに披露するナンバーも。坂倉心悟(B)と対馬祥太郎(Dr)が作り出す重いグルーヴが肝となるDREAMS COME TRUE「決戦は金曜日」のカバーや、エキゾチックな「極東ID」など、イントロが鳴った瞬間にどよめきが沸く曲もあり、場内は終始興奮に満ちていた。

特に盛り上がりをみせたのは、観客の名前を聞き、名前の末尾のひらがなから始まる自分たちの楽曲をプレイするという、柔軟さと演奏力の高さを要される「アドリブしりとりコーナー」。「カベ ニ ミミ」のためにひと通り自分たちの楽曲を復習したという彼らだが、「夏の雪」など演奏し慣れていない楽曲に挑戦する場面もあった。なんとかフルコーラスを演奏し終えると、4人は会心の笑みを浮かべ「セーフ!」と叫んだり、「面白いな、これ」とつぶやいたりと素直な感想を漏らしていた。

ライブのラストを飾ったのは、光村曰く「しりとりは『ん』で終わらないと締まらない」という理由で選ばれた「(My Sweet)Eden」。2時間弱におよんだ「カベ ニ ミミ」初日は、汗だくの4人の「20日間がんばります!」という力強い宣言と笑顔で幕引きとなった。

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読者の反応

タワーレコード明石店 @TOWER_Akashi

これは面白い企画!しりとりでセットリスト決めるなんて!!そんなNICOのベストアルバムが、2月5日に発売されます♪
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