Hemenway「MUSIC FRIDAY」で特別アレンジライブ

Googleが提供するYouTubeの音楽番組「MUSIC FRIDAY on Google+ | YouTube」の第21回が12月13日に放送され、Hemenwayがゲスト出演した。

この日の番組はHemenwayのスタジオライブで幕開け。彼らはアコースティックギター2本とベース、カホンという普段とは異なる編成で「あのさ」をプレイした後、「今日の夜景の感じに合うようなアレンジで次の曲を持ってきたので皆さんもそういう気持ちで聴いてくれたらいいな」とのIsaac（Vo, G）の言葉から「スタート革命」を披露した。続くトークパートではメンバーの出会いやバンド結成のきっかけを話したほか、韓国系アメリカ人であるIsaac、Charm（G）が影響を受けた日本の音楽を紹介した。また12月25日にリリースする1stアルバム「The Music」についてCharmが「産みの苦しみはあったものの終わってみれば楽しかった」と制作のエピソードを明かすと、Isaacは「これから発売なのでさらにがんばらないと」と気合いを見せた。新藤晴一（ポルノグラフィティ）が作詞を手がけた新曲「半分人間」の話題になるとIsaacが「アメリカにいた頃からポルノグラフィティを聴いていたのでスタジオで一緒に作業できてうれしかった」と笑顔で語った。

アルバムのタイトルにちなんで「『The Music』な写真・イラスト」というテーマで視聴者から募集した投稿を紹介するコーナーでは、ファンがアルバム収録曲「迷い道の上で」をイメージして描いたという絵を紹介。4人は洋服や帽子の色、ベースのストラップまで細かく描かれていることに驚き「うれしいです！」とコメントした。またアルバムをイメージして描かれたパフェの絵から話題はメンバーそれぞれの好きなスイーツへ。Isaacが「パフェと赤福」、Charmが「あずき」、Ogaching（B）が「最中」、Toshi（Dr）が「どら焼き」と答え和菓子の話で盛り上がった。

続いて行われたのはハングアウト機能を使ってファンと交流をするビデオチャットのコーナー。この日は「半分人間」のジャケットをメンバーが描き、ビデオチャットに参加したファンが勝敗を決定するというイラスト対決が実施された。対決の前に「半分人間」のビデオクリップをオンエアすると、4人はこのPVがiPhoneも含めてカメラ16台を使用しワンテイクで撮影されたというエピソードを明かした。イラスト対決ではIsaacが「半分人間」を作詞した新藤の似顔絵を、Charmが「“半分”を“1分の半分”と見なした」との解説を添えて人間と時計の絵を、Ogachingは体が宇宙飛行士、頭が馬という絵を、Toshiは「ベースを弾いている熊人間」というOgachingの似顔絵のようなイラストを発表。ファン投票の結果「年賀状にもできそう」「かっこいい」との意見を集めたOgachingが見事優勝し、Ogachingは「僕も来年は宇宙に行けるくらい爆走したい」とコメントした。

最後は再びライブパフォーマンスへ。1曲目にはIsaacの歌声とCharmが演奏するキーボードの伴奏だけでしっとりと「Will You Stay?」を聴かせる。「今ちょうど後ろに東京タワーが素敵にライトアップされているんですけど、そんな東京タワーにぴったりな曲だと思います」との紹介から披露されたのは「バイマイサイド」。Ogachingのベースが加わり、3人は美しいアンサンブルを奏でる。最後はToshiも合流し、アップテンポな「Listen」「Escape」を連投。息の合った演奏でライブを終えると、Isaacが「アメリカにいるときから東京タワーに憧れがあって、いつか東京タワーの見えるところでライブがやりたいと思っていたのですごくうれしかった」との感想を残し、この日の放送を締めくくった。

Hemenway 収録後コメント

──YouTube Space Tokyoでライブしてみていかがでした？

Isaac（Vo, G）　東京タワーってアニメやマンガにも出てくるし、東京を象徴するものだと自分では思っていて。いつか東京タワーが見えるところでライブしたいと思っていたし、しかもその雰囲気に合うアコースティックで初ライブできて感動しました。

Toshi（Dr）　僕は初めてカホンを人前で演奏する機会をいただいたので、いい意味で緊張感をもって楽しめました。

──ハングアウトのコーナーではアルバム「The Music」にも収録される「半分人間」というテーマでイラストを描かれていましたね。

Charm（G）　意外とOgachingの絵が上手で驚きました。

Ogaching　でも僕はCharmの絵も面白いと思いましたね。僕は人間と動物が半分ずつって考えたんですけど、Charmは時計を持ち出してきて「1分の半分」っていう発想で。

Charm　個性を出して、少しでも番組が面白くなるように考えました（笑）。

──では最後に、アーカイブ映像を観る人へメッセージをお願いします。

Isaac　今までのバンドスタイルとは違う初アコースティックアレンジでライブをやって僕たちも新鮮に感じたので、皆さんにもぜひ聴いてほしいです。