aiko、15周年ツアー堂々終幕「来年はさらに楽しい1年を」

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aikoがライブツアー「Love Like Pop vol.16 ~15th Anniversary~」の最終公演を昨日12月4日、東京・NHKホールにて行った。

aiko「Love Like Pop vol.16 ~15th Anniversary~」東京・NHKホール、7月20日公演の様子。

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このライブは当初10月4日に開催される予定だったが、aikoの体調不良による延期を受けて振替公演として実施されたもの。この日は4本の異なるツアーが同時に行われたメジャーデビュー15周年記念企画「aiko 15th Anniversary Tour」のフィナーレを飾る記念すべきステージとなった。

場内が暗転すると壮大なストリングスアレンジによる「カブトムシ」がBGMとして流れ、ステージ上の幕にはデビューから15年間のライブ映像が順を追って映し出される。ライブはメジャーデビュー曲「あした」から幕を開け、aikoがステージに姿を現すと会場は大きな歓声で彼女を迎えた。続くヒットナンバー「花火」でステージ上手から下手までをくまなく歩きながら歌唱して観客を煽ったあと、aikoは初期の楽曲「恋堕ちる時」を披露。普段のライブではなかなか演奏されないレアな楽曲にファンは喜びの声を上げ、その歌声にじっくりと聴き入った。

最初のMCでaikoは「Love Like Pop vol.16 振替公演! 皆さんこんばんは、aikoです! 本当に皆さん申し訳ございませんでした!」と、公演が延期になったことを土下座して謝罪。その後aikoは「お薬」「星電話」で会場の一体感を高め、続くアッパーチューン「milk」とロックバージョンの「鏡」で客席の熱を一気にヒートアップさせる。さらにMCを挟んでバラード曲「三国駅」「KissHug」をしっとりと歌いあげると、観客はその透き通る歌声に静かに聴き入った。

その後、総立ちの観客を着席させて始まったのはaikoによるキーボード弾き語りのコーナー。客席から6つのお題を集めてaikoが即興で曲を作りその場で披露するという彼女のホールツアーではおなじみのこのコーナーだが、この日の観客から挙げられたキーワードは「ままどおる」「うさぎ好きの彼女」「ディズニーシー」「タワー・オブ・テラー」「同棲したい」「献血したら気分が悪くなった」という6つ。aikoはこれらの言葉を歌詞に盛り込んだ楽曲を即興で観客に披露した。さらにこのコーナーでは最新シングル「Loveletter」のカップリング曲「そんな話」「何処へでも行く」の2曲を弾き語りで情感たっぷりに歌い上げた。

そしてaikoは「15年ずっと、こうやって歌うことができたので、今日のライブも知らない曲もあるかもしれないですけど、知らない曲は覚えて帰って、心の片隅に置いてほしいなと思います。知っている曲はより身体にいっぱい染み込ませてほしいと思います」と語り、インディーズ時代の曲を中心としたメドレーを披露した。

メドレー最後の「Power of Love」を歌い終えてaikoがステージから姿を消すと、佐野康夫(Dr)が軽快なドラムソロを披露。ドラムのイントロに導かれて「クローゼット」がスタートすると、衣装をチェンジしたaikoがステージ上に再び姿を現し、恒例の「男子! 女子! そうでない人! 全員!」の掛け合いで会場はさらなる盛り上がりを見せる。続く「ボーイフレンド」「Loveletter」を経て、aikoは「beat」でステージ上を激しく動き回りながら観客を煽り、場内を大きな熱狂に包み込んだ。

そして迎えた本編ラストは「4月の雨」。この曲ではスクリーンに雨や桜の花びらをイメージした映像が映し出され、aikoは情感たっぷりの歌声で観客を静かな世界に誘っていく。アンコールではカラフルなスポットライトに包まれたaikoが「恋のスーパーボール」を歌い始め、続いて彼女は「ライブのことを思って作りました」と話して新曲「君の隣」を1人ひとりのファンの顔を見つめ、客席に手を伸ばしながら語りかけるように歌い上げた。

最後に彼女は「今年も1年本当にありがとうございました。来年はさらに楽しい1年を笑って過ごそうね。よいお年を。メリークリスマス! ちょっとでも面白いことをいっぱい見つけて一緒に楽しんでいきましょう」と挨拶。「15周年のこのツアーも今日で最後です。本当にありがとう。またライブができるようにがんばります!」と語って、1stアルバム「小さな丸い好日」の1曲目「オレンジな満月」を最前列の観客の手を握りながら歌唱。7月からスタートした15周年記念ツアーを締めくくった。

その後エンディングにVTRが流れライブは終了かと思われたが、観客がさらにアンコールの声を上げると、ステージ上にaikoとバンドメンバーが再び登場。aikoは「最終日、そして振替公演で2カ月皆さんをお待たせしてしまって、本当にご迷惑をおかけしてしまったので、もう1曲だけ!」「まだまだ元気は残ってんのかー! もっと盛り上がってくれますかー?」と叫び、「be master of life」を熱唱。3時間以上の熱気に満ちたライブは大団円の中、その幕を閉じた。

aiko 15th Anniversary Tour
Love Like Pop vol.16 ~15th Anniversary~
2013年12月4日 東京都 NHKホールセットリスト

01. あした
02. 花火
03. 恋堕ちる時
04. お薬
05. 星電話
06. milk
07. 鏡
08. 三国駅
09. KissHug
10. そんな話
11. 何処へでも行く
12. メドレー(れんげ畑~ひまわりになったら~キスでおこして~ハチミツ~I’m feeling blue~Power of Love)
13. クローゼット
14. ボーイフレンド
15. Loveletter
16. beat
17. 4月の雨
<アンコール>
18. 恋のスーパーボール
19. 君の隣
20. オレンジな満月
<ダブルアンコール>
21. be master of life

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読者の反応

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ひるね @galla_siesta

12/5の記事 ナタリー - aiko、15周年ツアー堂々終幕「来年はさらに楽しい1年を」 http://t.co/bBxUkyGL1B  >この日の観客から挙げられたキーワードは「ままどおる」(中略)という6つ。aikoはこれらの言葉を歌詞に盛り込んだ楽曲を即興で観客に披露した

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