てれびのスキマ(ライター)の予想は……
初出場のうち3組
特別企画
- アニメソング追悼メドレー
トリ
昨年に続き、音楽に詳しくない僕がこの企画に参加していいのかと思いましたが、今年もテレビからよく聞こえてきたなあという観点から考えてみました。
初出場の大本命はCreepy Nutsだというのは衆目が一致するところではないでしょうか。ヒップホップ系のアーティストにはハードル高めのイメージのある紅白ですが、世界的にもヒットし、今年最大の話題作ともいえる「Bling-Bang-Bang-Born」がある彼らを呼ばない手はないはずです。10月5日には「Venue101 Presents Creepy Nuts THE LIVE」と題されたNHKの音楽番組「Venue101」のスピンオフ特番に出演。もはや、障害は何もありません。
「はいよろこんで」がヒットしたこっちのけんとさんも観てみたい。
現在の朝ドラ「おむすび」の主題歌「イルミネーション」を歌う
今年はマンガ家の
トリはそろそろ世代交代してほしいので紅組は昨年の予想同様、あいみょんさんを推したい。そして大トリには星野源さんを予想(というか希望)。出場すれば10回目の節目となり、機は熟した感があります。今年は新曲のリリースはありませんでしたが、逆にそれは、新曲にこだわらず、トリにふさわしい代表作を選曲しやすいということでもあります。ここ数年、別の場所から歌うことが続いていますが、NHKホールのステージでほかの出場者たちを背にしながら歌い、多幸感に包んで2024年を締めくくってほしいです。
てれびのスキマ
ライター。テレビっ子。戸部田誠名義で著書に「タモリ学」「1989年のテレビっ子」「全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方」「笑福亭鶴瓶論」「芸能界誕生」「史上最大の木曜日」などがある。最新刊は「フェイクドキュメンタリーの時代」。
西森路代(ライター)の予想は……
初出場のうち3組
特別企画
- ダンスコラボ×TikTokでバズった曲コラボ
- 「
虎に翼」コーナー
トリ
初登場予想の「こっちのけんと」に関しては、TikTokなどでバズった人が初出場することが恒例になるのではという理由からです。
Da-iCEは「スターマイン」で初出演するのかと思いましたが、まだ出ていないことに驚き。今年の「I wonder」は誰が聴いてもさわやかな好感度の高い楽曲なので、紅白に初出場するには最適なように思えます。とはいえ、「Bling-Bang-Bang-Born」がTikTokで大バズリし、しかも「まだ紅白出たことかったの!?」という意味では、本当はCreepy Nutsの方が大本命でしょう。
今年はアジア圏の若者が、日本語の楽曲、日本人アーティストの楽曲でダンスをしている姿をTikTokなどの動画で見ることが、以前よりも多くなった1年だったと思います。もちろん、その始まりは韓国で人気となったimaseがきっかけだったと言えると思いますが、個人的にはMiyauchiの「Swag」のダンス動画を夏に圧倒的に見かけました(あまり一般的には話題にならなりませんでしたが)。また、
XGの「WOKE UP」で踊る動画もよく見かけました。XGは韓国だけでなく、中国での人気も高く、日本でもこの夏、逆輸入的にテレビ番組に出演していました。まだ初出場には早いかもしれませんが、期待としてXGを挙げたいです。
事務所の垣根を超え、男子グループのアーティストがダンスコラボをするということは去年から盛んになり、去年の紅白でも
また、今年のNHKと言えばなんと言っても「虎に翼」。
トリについては、紅白はあまり変化がないように思っていたので、しばらくは福山雅治とMISIAという座組は、変わらないのではないでしょうか……。
西森路代
愛媛県生まれ。地元テレビ局、派遣社員、編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。主な仕事分野は、韓国映画、日本のテレビ・映画やお笑いについてのインタビュー、コラムや批評など。著書に「K-POPがアジアを制覇する」「韓国ノワール その激情と成熟」、共著に「『テレビは見ない』というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む」などがある。
※記事初出時、本文中に事実誤認がありました。お詫びして訂正します。
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徳力 基彦(tokuriki) @tokuriki
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