のっちはゲームがしたい! 第16回(前編) [バックナンバー]
スクエニの武器庫に潜入!大量の小道具に触れつつ、広いモーションキャプチャスタジオを見学しました
拳銃を手にしたのっちさん、自分の言葉に自分で笑う
2024年5月16日 19:00 106
大量の小道具がそろった“武器庫”を見学
最後に案内してもらったのはモーションキャプチャスタジオ。CGキャラクターをリアルに動かすために、人間の動きをデータ化する場所です。
そしてその入口のすぐ横にあるのが通称「武器庫」。モーションアクターが演技をするときに持つ、さまざまな武器や道具のダミーが所狭しと並べられていました。
「このいっぱいあるの、全部一緒に見えるんですけど、何か違うんですか?」とのっちさんが指さしたのは長い棒。これがゲームの中ではカッコいい剣や槍などさまざまな武器になるんだそう。
役者さんがリアルなアクションをするためには、本物と同じ重さであることが重要。そのため見た目は同じでも、重いものから軽いものまでいろいろなタイプのダミーが用意されていて、色で重さがわかるようになっています。
試しに1本持たせてもらったのっちさんは「うわ、おっも」と、一瞬にして苦悶の表情に。役者さんが収録時にこれを1日中振っていると聞いて「私には振れないです(笑)。そんなの絶対できない」と笑っていました。
「これは刀っぽいですね。こっちはバット? 斧みたいなのとか、中国っぽい武器もありますし……あ、ギターもあるんですね」と言いながら、物珍しそうに1つひとつチェックしていくのっちさん。「この丸いのはなんですか?」と、気になった謎のリングを持たせてもらって「あ、これ盾ですね! へー! 面白い!」。
特にバリエーション豊富なのは銃器で、拳銃やマシンガン、ショットガン、アサルトライフルなどさまざまなものが用意されています。青い銃器は、本物の型にゴムを流し込んで作られたトレーニングガン。一般的には逮捕術などの訓練に使われているものです。種類によって持つ場所も違えば撃つときのアクションも違うので、リアルな動きを記録するためにたくさんの種類がそろえられているんです。
トレーニングガンを持たせてもらったのっちさんは「めっちゃくちゃ手に馴染むな……」とひと言。無意識に発した自分の言葉の不穏さに思わず笑ってしまいました。
そしてモーションキャプチャスタジオへ
そしていよいよスタジオの中に入ります。今までいろいろなゲーム会社にお邪魔してきたのっちさんでしたが、モーションキャプチャスタジオに入るのは初めて。そのちょっとした体育館のような広さに「おおっ! すごい! 会社の中にこんなおっきな部屋が!」と驚いていました。役者がアクションを演じるためには、どうしてもこれくらいの広さが必要になるんです。
「この、玉がいっぱい付いた黒いスーツを着てカメラで撮るんですよね?」「私も緑色の部屋の中で踊ったりはするけど、こういうのは着たことなくて」と、初めて実物を見るスーツにのっちさんは興味津々。
今回の取材のためにスタジオのスタッフさんは、ここで何をしているのかがわかりやすいようにと、事前にアクターによるモーションキャプチャを収録しておいてくれました。スタッフさんがのっちさんに手渡したのは、ハンディカメラを取り付けたリング。そのリングを動かしてカメラの角度を変えると、モニタに映るキャラクターの角度も変わります。
「わっ! すごいすごい! 同じ場所で役者さんがこの動きをしてたってことですね!」と、意味がわかったのっちさんは大喜び。のっちさんが持っているリングにもマーカーが付いていて、ハンディカメラの位置や角度を別のカメラで捉えているので、手元のカメラを通して収録済みのモーションキャプチャデータをいろいろな角度から見ることができるんです。
スタジオ内を動くキャラクターを夢中になってカメラで追い、接近しすぎて「近い近い近い!(笑)」と焦るのっちさん。このときは過去のデータを再生しているだけですが、実際にモーションキャプチャをしているときも、ディレクターから「もうちょっと寄って!」「下から煽って!」のように指示を受けながら同じようにこのカメラで撮影するんだそうです。
スタジオ見学を終えたら、次はいよいよ吉田直樹さんとの対談です。後編ではゲーム作りにおけるこだわりや、吉田さんが考える「FFらしさ」とは何かなど、さまざまなトピックについてのっちさんが迫ります。
※高橋和哉さんの「高」ははしご高が正式表記。
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「のっちはゲームがしたい!」
第16回の前編が公開‼︎
今回はスクエニの
“武器庫”を潜入取材⚔
いろんな武器を手にしてポーズしながら
思わず…🤭
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