新宿駅の「新宿ウォール456」に掲出された「KIZUNA」の広告。連日たくさんのJAMが集まり賑わっていた。

JO1とJAMは「ぼくたちは、いつでもひとつ。」のその先へ

新宿駅の大型LED広告、ファンによる全都道府県での大規模な応援広告……そこに込めた思いを企画担当者に聞く

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頂点を目指すJO1、今後の活動スタイルは

有観客イベントへの出演も徐々に増え、待望のライブツアー開催も発表したJO1。だがアーティストと対面できず応援の声を直接届けられないコロナ禍の状況の中で、ファンが培ってきた“拡散力No.1”のパワーは衰えることはない。5月21日にNHK総合で放送された音楽番組「Venue101」では、30分の生放送中に「#JO1との思い出」のタグを付けたツイートが7万3000件を超えるとスペシャル動画が公開されるという高い目標が掲げられたが、JAMはこれを当然のようにクリアするどころか12万5000件という圧倒的なツイート数を叩き出し、相変わらずの熱量の高さを見せつけた。

JO1はデビュー以降、5枚のシングルと2枚のアルバムをリリースしてきたが、それぞれの作品でリアルタイムなJO1の姿を描いた楽曲が多い。デビュー曲「無限大」では「メンバー11人が夢に向かって堂々と前に進む姿」が表現されており、5thシングル「WANDERING」では「困難と危機を乗り越えながらも歩んできたJO1のさらなる成長」をキーワードに、「休んでもいい、立ち止まってもいい、ゆっくり前に進もう」という思いが込められていた。オーディション番組から誕生したグループは、ファンがゼロから見守っている感覚でより没入しやすい傾向があるとは言え、ここまでコンセプチュアルに、自分たちの成長する姿を作品で表現し続けるグループは珍しいのではないだろうか。加えてJO1は「ファンへの感謝」も楽曲に盛り込んでいる(「With Us」で描かれているのはメンバー間の絆であり、JO1とJAMとの絆であることを、メンバーも明言している。いわゆるファンソングではなく、アルバムのリード曲で、だ)。だからこそJAMは、楽曲を聴くたびに応援したい気持ちが高まっていくのだろう。

デビュー3年目に入り活動の幅も広がり、新章に突入した印象を与える彼らだが、今後もこのような活動スタイルを踏襲していくのだろうか。

「オーディションでいろんな方に選んでもらってデビューしたということで、推してくださっているファンの方々との関係性は、JO1というグループが存続していく限りは切り離せない原点。今後の音楽活動においても、ファンとの関係性の間で成長する姿を見せていくという部分は変わらず、永遠のテーマになると思います」(LAPONEエンタテインメント担当者)

JO1は「Go to the TOP」を掲げ、世界進出も視野に入れている。アーティストが大きくなるにつれて距離を感じてしまうファンも出てくるのは常であるが、JO1はどれだけ大きな存在になろうとも、JAMとのつながりを絶やすことはなさそうだと感じる。

「メンバーもいつもあらゆる場所でJAMへの感謝を話していますけど、どこを目指そうとも、ファンとの絆という原点を忘れることはないと思います」(LAPONEエンタテインメント担当者)

JO1 (c)LAPONE ENTERTAINMENT

JO1 (c)LAPONE ENTERTAINMENT

岸野恵加

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読者の反応

yuuu @kg45y3

新宿駅の広告こんな反響もあったんだ。確かに広告前にいると一般の人が会話の話題にしてくれたりSNSにあげてくれたりしてたしJAMじゃない人にJO1を見つけてもらうことが目的の1つだったら大成功だね

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