JO1とJAMは「ぼくたちは、いつでもひとつ。」のその先へ
新宿駅の大型LED広告、ファンによる全都道府県での大規模な応援広告……そこに込めた思いを企画担当者に聞く
2022年6月3日 12:30 835
頂点を目指すJO1、今後の活動スタイルは
有観客イベントへの出演も徐々に増え、待望のライブツアー開催も発表した
JO1はデビュー以降、5枚のシングルと2枚のアルバムをリリースしてきたが、それぞれの作品でリアルタイムなJO1の姿を描いた楽曲が多い。デビュー曲「無限大」では「メンバー11人が夢に向かって堂々と前に進む姿」が表現されており、5thシングル「WANDERING」では「困難と危機を乗り越えながらも歩んできたJO1のさらなる成長」をキーワードに、「休んでもいい、立ち止まってもいい、ゆっくり前に進もう」という思いが込められていた。オーディション番組から誕生したグループは、ファンがゼロから見守っている感覚でより没入しやすい傾向があるとは言え、ここまでコンセプチュアルに、自分たちの成長する姿を作品で表現し続けるグループは珍しいのではないだろうか。加えてJO1は「ファンへの感謝」も楽曲に盛り込んでいる(「With Us」で描かれているのはメンバー間の絆であり、JO1とJAMとの絆であることを、メンバーも明言している。いわゆるファンソングではなく、アルバムのリード曲で、だ)。だからこそJAMは、楽曲を聴くたびに応援したい気持ちが高まっていくのだろう。
デビュー3年目に入り活動の幅も広がり、新章に突入した印象を与える彼らだが、今後もこのような活動スタイルを踏襲していくのだろうか。
「オーディションでいろんな方に選んでもらってデビューしたということで、推してくださっているファンの方々との関係性は、JO1というグループが存続していく限りは切り離せない原点。今後の音楽活動においても、ファンとの関係性の間で成長する姿を見せていくという部分は変わらず、永遠のテーマになると思います」(LAPONEエンタテインメント担当者)
JO1は「Go to the TOP」を掲げ、世界進出も視野に入れている。アーティストが大きくなるにつれて距離を感じてしまうファンも出てくるのは常であるが、JO1はどれだけ大きな存在になろうとも、JAMとのつながりを絶やすことはなさそうだと感じる。
「メンバーもいつもあらゆる場所でJAMへの感謝を話していますけど、どこを目指そうとも、ファンとの絆という原点を忘れることはないと思います」(LAPONEエンタテインメント担当者)
- 岸野恵加
-
ライター・編集者。コミックナタリー副編集長、音楽ナタリー副編集長を経て2023年にフリーランスとして独立。主に音楽やマンガ、アニメなどのエンタテインメント領域で執筆。2011年生まれ男児と2016年生まれ女児の母。
関連記事
JO1のほかの記事
タグ
yuuu @kg45y3
新宿駅の広告こんな反響もあったんだ。確かに広告前にいると一般の人が会話の話題にしてくれたりSNSにあげてくれたりしてたしJAMじゃない人にJO1を見つけてもらうことが目的の1つだったら大成功だね
#JO1 とJAMは「ぼくたちは、いつでもひとつ。」のその先へ - 音楽ナタリー
https://t.co/rtUJzrOMQh https://t.co/3yudmGte2N