THE RAMPAGE RIKUの「音楽大陸」 Vol.8(後編) [バックナンバー]
MACOの恋愛観に迫る
初恋は何度でも訪れる?いくつになっても味わえるピュアな感情
2021年7月23日 12:00 1
褒めてくれる人もいる一方で……
RIKU ここ2、3年で日本にもサブスクリプションサービスが定着して、音楽の聴き方が変わりましたよね。YouTubeで音楽を聴く人も増えたし。SNSでもカバーが流行っているけど、
MACO MACOチームで話して「洋楽にオリジナルの歌詞を付けて歌ってみよう」「公開方法はYouTubeが一番いいよね」という話になったからです。始めた頃はまだ上京して間もなくて右も左も分からないまま、もともとある日本語訳を見て自分なりに解釈して書いた歌詞を歌っていました。
RIKU 「テラスハウス」で流れていたテイラー・スウィフト「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない~We Are Never Ever Getting Back Together」のカバーでMACOさんの人気に火が付きましたよね。
MACO そう。私のカバーは原曲から歌詞もアレンジも変えるから、批判もたくさんあったんです。でもそれ以上にいいねって言ってくれる人も多かったのでそこでアンチの人への耐性が付きましたね。何かを世に出して人目に触れると必ず賛否が生まれるんだなって知りました。
RIKU 何事にも賛否は必ずありますよね。僕がライブで思うようにパフォーマンスができるように筋トレをして体を大きくすると、褒めてくれる人もいる一方で「ゴリラみたい」って言う人もいるんですよ。褒めてくれる人もいれば反対の意見もあるんですよ。
MACO RIKUくん、そんなことないですよ。MVも素敵だったし。
RIKU 僕のライブ映像やライブ写真って、ほかのメンバーに比べ顔が必死なんです。ライブ中の表情とかプロとして気を付けなきゃと思いますよね(笑)。でも体を鍛えることでライブ中にフルで歌って踊っても疲れない肉体を手に入れて、パフォーマンスをしながらお客さんとコミュニケーションを取れるようになって本当によかったなと思ってるんです。もともと歌うことが好きだったのに嫌いになっちゃいそうなくらいパフォーマンスが苦痛だった時期もあったから。ここ数年でライブがすごく好きになったんですよ。
MACO 素敵ですね。
MACOさんって日本刀みたいですね
RIKU MACOさんの音楽はJ-POPど真ん中かなと思うんですけど、そんなMACOさんから見て昨今の日本の音楽シーンはどうですか? 活動しやすいですか?
MACO K-POPも流行っているし、流行りの移り変わりがすごく早くてなかなか追いつけないなと思うところもあります。でも自分が好きなこと、自分がワクワクすることをやっていたらそこには必ずエネルギーが宿ると信じてやっています。すると生きづらさや、やりづらさはあんまりないのかなって。今も自分のYouTubeチャンネルなどを使って音楽を発信しているけれど、数字にとらわれなくてもいいんじゃないかなって思いながらやってますね。
RIKU いいですね。MACOさんは「自分の好きなことをやるといい」と今おっしゃいましたけど、僕がMACOさんに対して思っていることと一致していました。いい意味で音楽をやることを仕事っぽくしていないというか、ライフスタイルの一環として音楽を作って発信して……というスタイルですよね。僕らはコロナ禍で思うようにライブができなくなって、チーム一同すごく気分が沈んだんですよ。メンバーもみんな「あれ、俺らって何をやってる人だっけ?」みたいになっちゃって。今はライブも徐々に再開していますが、MACOさんは自粛期間はどうやってモチベーションを保たれていましたか?
MACO いくらでも家で歌えるじゃんと思って、自分の歌だけじゃなく自分の好きな歌をたくさん歌いました。歌い手は歌を歌うことくらいしかできないから「私が笑顔で歌っている映像をSNSで発信すれば、きっとみんなが喜んでくれる」と思っていろいろSNSに上げたら、いろんな反応があって楽しかったです。だからコロナ禍の生活ではそれほどダメージを受けてないかも。
RIKU MACOさん、強いっすね。めちゃくちゃ優しい声でカッコいいことをおっしゃるなと。
MACO あはは(笑)。ちょっとどこか男勝りなところがあるのかなと思うことがあります。そういう一面は人と話すと出てくるんですよ。
RIKU 曲がらない信念があって、日本刀みたいですね。
MACO 私RIZEが大好きなんですけど、「日本刀」っていう曲があるんでよければ聴いてみてください。
RIKU はい! この取材が終わったらさっそく探して聴いてみますね。では最後の質問です。今回は対談をして、特別編の動画では一緒にMACOさんの「Your Love feat. Matt Cab」を歌いましたが、今後また僕とコラボをするならどんなことがしたいですか?
MACO うーん、「RIKU NO KAORI」第2弾を一緒に作るのはどうですか? さっきいただいた香水もすごく好きだったし、きっとRIKUくんと私は香りの好みが似ているので。家の玄関に置いてあるディフューザーの香りととても似ていてびっくりしたんですよ。
RIKU MACOさんの意見を取り入れたら史上最強の香水ができますね。僕と曲を共作するとしたらどんな曲がいいですか?
MACO RIKUくんは R&Bが好きなんですよね? もしMACOが今R&Bをやるなら原点回帰なんですよ。RIKUくんは「22」(2014年発売のアルバム)が好きだと言ってくれましたけど、まさにその頃はR&B寄りだったので。
RIKU トラックの音数をめっちゃ少なくして、歌声で曲の全般を引っ張っていく音楽が好きなんです。
MACO ああ、だから「Your Love」を希望してくれたんですね。
RIKU そうですね。いつかまたコラボしてもらえたらうれしいです。
MACO ぜひ。
MACO
1991年5月10日生まれ。北海道函館市出身のシンガーソングライター。テイラー・スウィフト「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない~ We Are Never Ever Getting Back Together」の“テイラー公認”日本語カバーで人気を博し、2014年にメジャーデビュー。テイラーのカバーは、第29回日本ゴールドディスク大賞の新人部門を受賞した。2019年にソニー・ミュージックへ移籍し、同年末から行った全国11都市でのアコースティックワンマンツアー「My Acoustic Tour 2019-2020」のチケットはソールドアウトを記録した。2021年は3、4月に東京と大阪のBillboard Live、6、7月に埼玉と福岡の結婚式場でライブを開催するなど、積極的にライブを開催中。7月14日に配信シングル「運命」をリリースした。
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RIKU
1994年8月10日生まれ。
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RIKUが撮ルンです
※「音楽大陸」夏の特別編は8月6日(金)公開予定。7月30日には予告編映像を公開します。
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音楽ナタリー @natalie_mu
THE RAMPAGE・RIKUさんの連載「#音楽大陸」Vol.8後編には、引き続きMACOさんが登場。今回はMACOの恋愛観を軸に"初恋"についてトーク。今の日本の音楽シーンやコロナ禍におけるモチベーションの保ち方などについて語り合いました。
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