同世代のボーイズグループだからこそ抱く思いや3年以内に叶えたい夢について熱くトークを繰り広げた後編は、彼らが理想とするグループ像やコラボの構想も飛び出した、両者のファン必見の内容です。
取材・
共通するドーム公演という夢
RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE) 7ORDERさんは1月に日本武道館でのワンマンライブを成功させましたよね(参照:7ORDERの1stツアー「WE ARE ONE」終幕、7人の前に広がっていた夢の続き)。その瞬間はもちろん、それ以外でも自分たちの活動の中で達成感のあった瞬間を教えてください。
阿部顕嵐(7ORDER) 自分たちが作った曲を武道館で初披露した瞬間は達成感がありましたね。作詞をしたり、何カ月もかけて作った曲を、お客さんに直接受け取ってもらえた瞬間は感慨深かったです。
RIKU それは確かに万感の思いがありますね。僕らの仕事は具体的なゴールや成功の形がないから、自分の理想通りにいかないと自己嫌悪に陥ることも多いと思うんですよ。だからこそ自分の現状を俯瞰で見て認めてあげることが大事だと僕は思っているんですが、顕嵐くんの場合は自分たちの曲がファンの皆さんに届いた瞬間が“認められた”ときになるんですね。顕嵐くんたちは具体的な成果を感じられる場所を自分たちで作っているから本当にすごいなと思います。僕らTHE RAMPAGEはスタッフさんたちのサポートありきで活動している部分が大きいので。
阿部 いやいや、僕たちも似たような感じですよ。お客さんがいてくれてやっと「自分がここにいていいんだ」と思えるのはどのアーティストもきっと一緒ですね。
RIKU ファンの皆さんあっての自分たちというのはすごく思いますね。顕嵐くんたちは武道館でのライブを成功させて新しい目標は見えてきましたか?
阿部 3年以内に達成したいのは東京ドームでの単独公演ですね。今はその目標に向かってがんばっています。
RIKU ざっくりと「いつかドームの舞台に立ちたい」と言うのではなく、いつまでに達成しようと具体的な期限を定めているんですね。
阿部 自分たちにプレッシャーをかけるのが好きなんですよ。
RIKU わかるなあ。THE RAMPAGEも実は3年以内にフルキャパの東京ドーム公演をやるのが夢なんです。そのために16人で決めた活動理念を胸に、それぞれががんばっています。
120%の力で見せる“腹八分目”
RIKU 僕は歌って踊って表現することしかできないと思っているから、ステージにいるときに一番生きているなと実感するんです。顕嵐くんにとってステージはどんな場所ですか?
阿部 僕もステージは自分が生きてると感じる場所でもあるし、応援してくれてるファンへの恩返しの場だとも思っていますね。グループとしてはお客さんの希望に寄り添いつつ、期待されているものだけをやるのではなく、いい意味で裏切りたいなって。僕が理想とするのは“腹八分目”で、もっと観に行きたいと思ってもらえるライブなんです。旅行とかもちょっと足りないぐらいがまた来たいなと思うじゃないですか。そういうことを意識してパフォーマンスしていますね。だからセトリもそうやって組んだり、アイドルっぽい曲はあえてバンドアレンジで披露して「あ、今回はこういう感じか」と思わせたいなと。変化球を投げるのは好きですね。そのバランスを考えています。
RIKU “腹八分目”という発想は僕らになかったですが、本番6割って言いますし、そういう考え方もありますよね。決して安くはないチケットを買って来てくれる人には、期待していたものの120%をお見せして大満足して帰ってもらいたいなと思ってTHE RAMPAGEはライブをしているんですけど、その考え方も取り入れてみたいです。
阿部 “腹八分目”とは言いつつ、もちろん僕らも120%のパワーをそこに込めているんです。「また来てもらえるように」という部分は7ORDERとTHE RAMPAGEさんで同じだと思いますね。
実力でねじ伏せられたら一番カッコいい
RIKU THE RAMPAGEは人数が16人と多いので、映像やトラックを作れるメンバーもいれば、ファッションに強いメンバーがツアーで着るジャージをプロデュースすることもあって。もちろんサポートありきでやっていることですけど、THE RAMPAGEで会社を作れるんじゃないかなっていうくらいメンバーの活動がマルチになってきたんです。かねがねEXILE TRIBEという名前におんぶにだっこにならないように自立したいと思っていたんですが、それがやっと形になりつつあって、この数年で蓄えてきたものが発揮できている実感があって。もっと自分たちらしさを確立できたら、EXILEさんとGLAYさんがやったような同世代コラボを7ORDERさんと一緒にしたいと思いました。
阿部 コラボするなら中途半端じゃなくて全力でやりたいですね。
RIKU どうせやるならお互いのファンが驚くようなコラボがしたいよね。チームは違うけど、同じような野心を持っているグループ同士だからきっといいケミストリーが生まれると思う。そのためにはしっかり地位を確立しなきゃいけないねって、一緒にごはんを食べたときも話していたよね。
阿部 そうですね。僕ら7ORDERの場合はダンスボーカルグループであり、バンド形態でのパフォーマンスもあり、個々で役者業があったりするので、それぞれの場所でしっかり認められることがその第一歩なんじゃないかなと思っていて。いろんなことをやっているし、ルックスで売ってる部分もあるから全部中途半端なんだろうと思われがちなので、パフォーマンスで見返したいんです。
RIKU わかるなあ。「パフォーマンスを1回観てみ?」っていつも思いますし、そういうふうに堂々と言える自分でいられるように僕も日々努力しています。パフォーマンス主義、実力主義なところが僕と顕嵐くんでは共通していますね。
阿部 本気を感じてもらいたいんですよね。これからもお芝居や映像、もちろんテレビも出ていきたいと思っていますし、そこで知ってくれた人がパフォーマンスを観て本物だと思ってくれることが目標です。
RIKU 「中途半端」もそうですけど、アーティスト活動以外にいろいろやっていると、いろんなご意見をいただくじゃないですか。でも興味がなかったら何も言わないと思うんですよ。だから僕はそれもポジティブに変換して「あれ、気にかけてくれてるんだ?」と思うようにしていて。そういう人たちにこそパフォーマンスを観てもらって、実力を見せたい。実力でねじ伏せられたら、それが一番カッコいいじゃないですか。
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あめ @gips780
負けず嫌いな7ORDER阿部顕嵐 | THE RAMPAGE RIKUの「音楽大陸」 Vol.6(後編) https://t.co/HZT0b5t55F
後編きたわ*:.。..。.:*・゚