長引くコロナ禍を受けて野外フェスも軒並み中止となり、多くの音楽ファンが楽しみを失ってしまった2020年の夏。読者の中に毎年恒例の旅行やキャンプといった行楽を断念した人も多いはず。音楽ナタリーでは読者にひと時の脳内旅行を楽しんでもらうべく、旅好きとして知られるアーティストへのアンケート取材をもとに「2020年の夏休み」と題した夏限定の連載企画を展開。第1回となる今回は
今まで旅した外国、および国内の印象深かった地域は?
海外
アフリカ、ラテン諸国、カリブ海
国内
熊本、宮崎、鹿児島
その中で最も印象深かった場所は?
3年前、2017年に日本の音楽活動を止めて、ひさしぶりにガッツリ長期のバックパックの旅にでた。
半年間で20カ国。
最初の国、アフリカのモザンビークでは、まさかの旅の初日にもう現地Fesに飛び入りで歌ってた。タンザニアのザンジバルでは、アフリカ中から200組が集まるFesを体感。ガーナでは、イミグレの警察的なあんちゃんたちに拉致られそうになり、カツアゲ食らったり(職権乱用型カツアゲと呼んでいる)、セネガルではジェンベを習い、マダガスカルでは伝統楽器ヴァリハを習う。
南アフリカではゾウの鼻を触ったり、ワニ、バラクーダのお肉を食べたり、ルーマニアでジプシーの家に泊めてもらい、ジプシーミュージックのセッション。ドイツではサッカー日本代表の香川真司選手の家に居候(笑)。
最終目的地のLAでは、毎日スタジオ三昧。
旅の間に買ったCDの数500枚。
そんな半年間の旅でした。
その旅から始まった本格的な海外での音楽活動。
その2年後、、、2019年秋にユニバーサルミュージック ラテンと契約し、世界デビューを果たしました。まさに旅と音楽活動は直結しているなーと、感じた瞬間でした。
今から1週間、仕事や日常から完全に解放されて自由に旅行できるとしたら、どこに行ってどんなふうに過ごしてみたいですか?
まだ行ってないラテンカントリーにいきたい。
スペイン語で歌って、ラテンマーケット、つまり中南米で世界デビューをしたので、
あっちの世界をまだまだたくさん知りたい。ラテン音楽をもっともっと掘り下げたい。
南米はほぼ行ったが、チリ、ウルグアイだけ行けてないのと、中米のコスタリカやパナマあたりもまだ行ったことがないので。
LIVEをたくさん観に行ったり、伝統楽器を習ったり、一緒にセッションに混ぜてもらって、現地のグルーヴを体感したり。。
気がついたらいつも、音楽の旅をしてます。
それ以外の旅って、ほぼしていないかも。。(笑)
プレイリスト「2020年の夏休み」Selected by ナオト・インティライミ
01. Panama / クインXCII
02. As Long As I'm With You / オミー feat. CMC$
03. Leyla / メスト
04. Happy Now / ゼッド&エリー・ドゥエ
05. Maaya / Achtabahn
06. Lampara Pa' Mis Pies / フアン・ルイス・ゲラ 4.40
07. Caribe / ミシェル・カミロ
08. Calma(Remix) / ペドロ・カポ×ファルーコ
※「Lampara Pa' Mis Pies」の「Lampara」は1つ目のaにアキュートアクセント付きが正式表記。
ナオト・インティライミ
三重県生まれ、千葉県育ちのシンガーソングライター。これまでに世界60カ国以上を1人で渡り歩き、各地でライブや楽曲制作を実施するなど、世界の音楽と文化を体感。2019年にはユニバーサルミュージック ラテンから「Naoto」名義で世界デビューを果たした。2020年10月7日にはミニアルバム「オモワクドオリ」の発売を控えている。また今年予定していたデビュー10周年企画「10周年!アニバーサリーおまっとぅりYEAR」は丸1年延期して2021年に開催する。
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みか☆ @mmikan_710
ナオト・インティライミに聞く、旅と音楽のこと | 2020年の夏休み Vol.1 - 音楽ナタリー
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こんなインタビュー受けてたんだね〜♪