音楽メディアのスタッフが作る、2018年のプレイリスト Vol.1 [バックナンバー]

「Billboard JAPAN」「Mikiki」「Rolling Stone Japan」編

オリジナリティあふれる“ノーボーダー”なアーティスト

1

131

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 27 88
  • 16 シェア

2019年を迎えたのに合わせて、音楽ナタリーは“2018年の音楽”を振り返る全6回の企画を毎日更新でお届けする。この企画は、さまざまなメディアで活躍する記者や編集者、番組スタッフなどに2018年の日本の音楽シーンを振り返ってもらい、プレイリストを制作してもらうという趣旨のもの。初回はBillboard JAPAN編集部の植田匠人氏、Mikiki編集部の酒井優考氏、Rolling Stone Japanチーフディレクターの上野拓朗氏にプレイリストを作っていただいた。

編集・構成 / 酒匂里奈(音楽ナタリー編集部)

Billboard JAPAN編集部
植田匠人

Billboard JAPAN

Billboard JAPAN

植田匠人のプレイリスト(曲名 / アーティスト名)

01. 機関銃を撃たせないで / MONO NO AWARE
02. 芍薬 / 折坂悠太
03. 心配性 / Klan Aileen
04. ドラマ / 羊文学
05. Inner Blue / パソコン音楽クラブ
06. 草木 / 長谷川白紙
07. Mirror (選択) / YonYon, SIRUP
08. Still Alive (feat. Young Dalu, Gucci Prince & Spada) / Normcore Boyz
09. Coincidence / KID FRESINO
10. FUTURE WAVE / eill
11. There's No Ending / RUANN
12. 髪の花 / Ghost like girlfriend

時代、国、ジャンルを越えてきた12曲

ヒットチャートの運営というメディア体質上、ある意味、音楽をデータの世界で語ることが仕事の1つなのですが、だからこそ世の中には数字だけでは測り切れない、素晴らしい音楽がたくさんあふれていることを実感し続ける毎日です。サブスクをはじめとするデジタルメディアの浸透により、音楽はインプットもアウトプットも時空を超越するまでになりました。その恩恵を享受した音楽リスナーにとって2018年は、さまざまなルーツや新鮮な感性を感じさせる、含蓄性豊かな音楽をたくさん楽しむことができた年だったと思います。ライブハウスやインターネットで形成される限られたコミュニティから、お茶の間になじみ深いポップシーンのド真ん中まで、研鑽と挑戦を続けるアーティストはあらゆるシーンにも存在していて、いつどこでどんな音楽が生まれるかわからない。そんな2018年だからこそ出会えた曲を、ほんの氷山の一角ではありますが集めてみました。それぞれが時代、国、ジャンル、何かを越えてきた音楽だと思います。

Billboard JAPAN

アメリカのヒットチャート / 音楽メディアを運営する音楽ブランド「Billboard」の日本国内ライセンシー。音楽チャート、音楽ニュースなどを掲載している。サイトを運営する阪神コンテンツリンクは、国内外のアーティストのライブが楽しめるクラブレストラン「Billboard LIVE」を東京と大阪で展開している。

Billboard JAPAN

Mikiki編集部
酒井優考

Mikiki

Mikiki

酒井優考のプレイリスト(曲名 / アーティスト名)

01. Audio Check Music / Cornelius
02. Nicogoly / マテリアルクラブ
03. こんがらがった! / ネクライトーキー
04. AIN'T NOTHIN' LIKE A FUNKY BEAT / HIDEKI NAGANUMA
05. いない・いない / POLLYANNA
06. 泳ぐ針 / tricot
07. Prayer X / King Gnu
08. Tokyo OP / くるり
09. DELICIOUS. / TWEEDEES
10. 化けるレコード / ニガミ17才
11. KAIBUTSU / 絶景クジラ
12. オシャカ / 集団行動

美しく、面白く、変わっている曲たち

音楽誌とかカルチャー誌とか、昔は雑誌のくだらない注釈とか広告の隅々まで読んだりしたのに、ナタリーもウチも含めて隅々までチェックしたりしないし、今のメディアは本当つまんねーなと思います。あります? そんなメディア。個人個人が自分で情報を集める時代だからいいのか。いいのか? そのくせ誰かがまとめたまとめサイトとかニュースアプリは隅々まで読んだりして。それはさておき、今回は2018年によく聴いた音楽の中から、特に美しい、面白い、変わってると思う12曲を選びました(Pollyannaだけは2017年作ですが配信は2018年からなのでご容赦を)。メディアがつまんねーこんな時代だからこそ、Mikikiでは個性強めの編集者たちがこういった“特にいい”と思う音楽を毎日多数紹介しています。なんでも載ってるナタリーに飽きたら、“特にいい”ものだけが載ってるMikikiにもぜひ遊びに来てみてください(笑)。

Mikiki

タワーレコード株式会社が運営する、2014年にスタートした音楽情報・レビューサイト。コンセプトは“音楽をもっと聴きたい、知りたい、楽しみたい人のための〈読んで〉〈聴ける〉ミュージックガイドメディア”。オリジナルコンテンツのほか、同社発行のフリーマガジン「bounce」「intoxicate」「TOWER PLUS+」の作品レビューやインタビューも掲載されている。

Mikiki

Rolling Stone Japanチーフディレクター
上野拓朗

「Rolling Stone Japan vol.05」表紙

「Rolling Stone Japan vol.05」表紙

上野拓朗のプレイリスト(曲名 / アーティスト名)

01. The Circle / Crystal Lake
02. Neo Gal Wop / JP THE WAVY
03. Dodemoii feat. Masayoshi Iimori / TENG GANG STARR
04. Byuuun! feat. BLAISE / YDIZZY
05. Palm Tree / ゆるふわギャング
06. Same S**t / NORIKIYO
07. SWIM IN / AAAMYYY
08. テレパシー / Tempalay
09. Mosquito Bite / [ALEXANDROS]
10. Rel / THE ORAL CIGARETTES
11. Prayer X / King Gnu
12. 円環 / 三浦大知

独自の言語を持ったアーティストたち

Rolling Stone Japanは音楽メディアとしてグローバルとローカルを大事にしていきたいと考えています。昔から「無国籍っぽいもの」を漂わせる音楽が大好きなのですが、今回セレクトした12組のアーティストはいずれも独自の言語を持った人たちだなあと。言葉の壁、ジャンルの壁、そんな壁を壊し続けていく日本のアーティストたちの活躍を、2019年も見届けていきたいと思います。

Rolling Stone Japan

アメリカで1967年に創刊されたカルチャー誌「Rolling Stone」の日本版。Webサイト「Rolling Stone Japan Web」も運営しており、こちらでも音楽、映画、政治、スポーツ、ライフスタイルなどのニュースを掲載している。

Rolling Stone Japan

バックナンバー

この記事の画像・動画(全7件)

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

音楽メディアのスタッフが作る、2018年のプレイリスト|「Billboard JAPAN」「Mikiki」「Rolling Stone Japan」編|オリジナリティあふれる“ノーボーダー”なアーティスト
https://t.co/ixQVjOat8s

#BillboardJAPAN #Mikiki #RollingStoneJapan

コメントを読む(1件)

MONO NO AWAREのほかの記事

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 MONO NO AWARE / 折坂悠太 / Klan Aileen / 羊文学 / パソコン音楽クラブ / Normcore Boyz / KID FRESINO / Ghost like girlfriend / Cornelius / ネクライトーキー の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。