日々創作と向き合い、音楽を生み出し、世の中に感動やムーブメントをもたらすアーティストたち。この企画は、そんなアーティストたちに、自身の創作や生き方に影響を与え、心を揺さぶった本について紹介してもらうもの。今回tetoの小池貞利が紹介してくれたのは、どれも“物事を達観視している人”が登場する3作だ。
01. 「pink」(マガジンハウス)
著者:岡崎京子
現実という名の狂気が愛おしい
岡崎京子さんの作品の中でも、この時期くらいから垣間見える現実という名の狂気がたまらなく愛おしいです。
そもそも自分の中でピンクって日常から少し離れた特別なイメージ。目立つし鮮やかで「かわいい」色だから。
もっと世の中がピンクにあふれても面白いのにと思う反面、何に対しても「かわいい」が連発されると特別感ないよなーなんて思います。
02. 「遺書」(朝日新聞社)
著者:松本人志
あふれ出るエネルギー、発想力、現実感
ダウンタウンさんに至っては「俺がこの笑いを一番理解できている!」と思わせられるのが激ヤバですよね。
きっと世の中にいる作品を創り出す人の誰もが影響を受けているのではないかと思います。
それぐらいあふれ出ているエネルギー、発想力、そしてやっぱり現実感。この現実感ってヤツがとっても大切です僕の中では。
03. 「グレート・ギャツビー」(新潮社)
著者:フィツジェラルド
古臭く感じさせない普遍的さ
この作品を含め今回挙げさせてもらった3作品に共通しているのは「どれも達観して物事を見ている人がいる」ということ。そういうものが好きなのかもしれません。
何十年も前のものが古臭く感じない理由は普遍的であるからかなと。時代はつながるものですね。
この本の存在を知る前に昔イキって使っていたヘアワックスのギャツビー。この小説が商品名の由来らしい。時代はつながるものですね。
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