高畑勲
タカハタイサオ
1935年10月29日、三重県生まれ。岡山県で育つ。1959年に東京大学仏文学科を卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。演出助手を経て、1968年に「太陽の王子 ホルスの大冒険」で劇場用長編初監督を務めた。同社を退社後、テレビシリーズ「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」、映画「パンダコパンダ」「じゃりン子チエ」「セロ弾きのゴーシュ」などで演出・監督を担当。1985年にスタジオジブリの設立に参加し、脚本・監督作「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ホーホケキョ となりの山田くん」を発表する。2013年公開「かぐや姫の物語」は米アカデミー賞長編アニメーション映画部門にノミネートされた。「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」にはプロデューサー、2016年公開「レッドタートル ある島の物語」にはアーティスティックプロデューサーとして参加。1998年に紫綬褒章、2014年にアヌシー国際アニメーション映画祭名誉功労賞、2016年にウィンザー・マッケイ賞を受章・受賞するなど功績がたたえられている。2018年4月5日に82歳で死去。