「ドラゴンヘッド」撮影地のウズベキスタンを思い出した
──ちなみに「ワンダと巨像」をプレイしていて思い浮かべた映画ってあります?
皆さん思うのは「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズとかなんでしょうけど……すごく個人的な話をしてもいいですか?(笑) 私が昔出演させていただいた映画で「ドラゴンヘッド」という作品があって。「ワンダ」をプレイしているとき、「ドラゴンヘッド」の撮影地だったウズベキスタンの景色を思い出したんです。
──広い砂漠のようなイメージがあります。
そうです! 本当に広い範囲の砂漠があって、ところどころに草が生えてるみたいな。最初にゲームをプレイしてるときは「ドラゴンヘッド」の撮影だと思い出せなくて、「なんだろう? 東京にはこんな場所ないよなあ」って感じだったんですけど、あるとき「ウズベキスタンだ!」とピンときて。なんのためにあるのかわからない石像が置いてあったり、「ワンダ」の世界と本当に似ているんです。
──「ワンダと巨像」が神田さんの過去を掘り起こしたと(笑)。
でも「ドラゴンヘッド」は人間の狂気や絶望を描いている作品なので、撮影はちょっと怖い思い出でもあって。
──すみません……。
あはははは(笑)。いえ15年前のことを思い出して懐かしさを味わえたので、うれしさのほうが大きかったです。
ゲーム初心者にも、考察が好きな人にもオススメ!
──ではこれから「ワンダと巨像」をプレイする人に向けてメッセージをいただけますか。
PS2®やPS3®でプレイしたことのある方はグラフィックの進化を楽しめますし、難易度をイージーにも設定できるのでゲーム初心者にも向いていると思います。私はノーマルで始めて、途中まで「もしかして私うまい……?」と思ってたんですよ。でもある巨像との戦いでつまずいて「イージーでもよかったかな」って一瞬なりました(笑)。あとは映画や読書が好きな人にも、ぜひやってみてほしいですね。
──それはどういった理由で?
ゲームを実際にプレイしてる瞬間以外も楽しめるんですよ。例えばほかのことをしているとき、ふと「ワンダのあの場面って、ああいう意味だったのかな? それがあのシーンにつながっているのかな……」と考えることがあって。映画を観たあとにも、1つのシーンの意味を考えたりするじゃないですか。なので、考察が好きな人には本当にオススメです!
- PlayStation®4ソフト「ワンダと巨像」
2005年にPS2®のソフトウェアとして発表された、PlayStation®屈指の名作と語り継がれるアクションアドベンチャーゲーム。広大なオープンフィールドの美しい景観や、強大な巨像にしがみ付きよじ登るという斬新なゲーム性で話題を集め、現在も世界中で愛されている。2018年2月8日に新たな機能「フォトモード」などを搭載したPS4®フルリメイクが発売された。
- ストーリー
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「最後の一撃は、せつない。」
その世界では、望めば死者の魂を取り戻せると伝え聞く。
青年の名は、ワンダ。魂を失った少女を救うため、足を踏み入れることを固く禁じられた禁忌の地、果てが霞むほど広大な「古えの地」へと向かう。たどり着いた「古えの地」、祭壇に少女の亡骸をそっと横たえたワンダは、天からの不思議な声を耳にする。
その声は「この古えの祠に立ち並ぶ16体の偶像すべてを破壊することができれば、望みが叶うだろう」と告げる。ワンダは16体の偶像を破壊するために、対となる16体の巨像を探し、打ち倒すことを決意する。
天からの声の主は何者なのか。偶像とは、巨像とは何なのか。たとえその行いが、我が身に恐ろしい結末を招くものだとしても、ワンダは少女の魂を取り戻すため、広大な地を駆ける。たった1人、16体の巨大な敵に挑む。
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- 神田沙也加(カンダサヤカ)
- 1986年10月1日生まれ、東京都出身。2002年に歌手デビューを果たし、「レ・ミゼラブル」「キューティ・ブロンド」といった舞台作品を中心に女優としてのキャリアを積む。ディズニー映画「アナと雪の女王」ではアナの日本語吹替を担当し、第9回声優アワード主演女優賞を受賞。2018年は秋に映画「3D彼女 リアルガール」が公開されるほか、ミュージカル「1789 -バスティーユの恋人たち-」「マイ・フェア・レディ」の上演も控えている。