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視聴者の方に「ほっこりした」と言っていただけました(宮世)

──後半では、お二人の出演作についても聞いていきたいと思います。藤原さんはドラマ「推しの王子様」、宮世さんはドラマ「ナイト・ドクター」にご出演中ですが、それぞれの見どころや役について教えてください。

藤原大祐

藤原 「推しの王子様」の主人公は比嘉愛未さん演じる女社長で、もともと乙女ゲームが大好きで会社を起こした人物です。彼女が大ヒットさせたゲームのキャラは、自分の好きなタイプそのままだったのですが、ある日そのキャラとまったく同じ顔の男性が現れます。渡邊圭祐さん演じるその男性は、キャラと違ってまったく何もできない。だから主人公がその男性を育て始めるという、育成ゲームの実写版のようなドラマです。ラブコメなので笑えるところもたくさんあります。僕が演じる藤井蓮は中華料理店でアルバイトしていて、みんなのところにいつもチャーハンを届けるキャラクターです(笑)。シンガーソングライターを目指して路上ライブをするシーンもありますが、基本は出前を運んできて、場を盛り上げる役どころですね。

──シリアスな展開のあとに藤原さんの登場シーンがあると、ほっとした気分になります。

藤原 そういう役割ではありますね。後半には会社の重い問題が描かれる部分もあるのですが、一瞬気持ちが切り替わって、明るくなるようなシーンを作れたらと思います。現場では僕が一番歳下なので、皆さんにかわいがってもらっています(笑)。圭祐さんはまず顔がかっこよくて、大人としての魅力があるんです。比嘉愛未さんはなんと言っても優しい! 主演で一番疲れているはずなのに、いつも笑顔で「あ、大祐くん!」って話しかけてくれるんです。お芝居をしていても優しさが伝わってきます。

宮世琉弥

宮世 僕が出演している「ナイト・ドクター」は、波瑠さん、田中圭さん、岸優太くん、北村匠海くん、岡崎紗絵さん演じる5人の医師を中心とした物語です。“ナイトドクター(夜間救急専門医)”という世間ではまだあまり知られていない役職にスポットを当てていて、医療従事者の方々の大変さをお伝えできるような作品だと思います。お医者さんが普段考えていること、お医者さんも完璧ではなく“人間”なんだということが描かれています。僕が演じる岡本勇馬は、岸くん扮する深澤新さんの妹・心美の彼氏という役どころです。作品全体としてシリアスな医療シーンが多いのですが、勇馬と心美のシーンについては、観てくださっている方々から「ほっこりした」と言っていただけました。実はそんな2人にも悩みがあるので、注目していただきたいです。

──心美役の原菜乃華さんや波瑠さん、岸さんとの共演シーンが多いのでしょうか?

宮世 はい。みんなで連絡も取っていて、すごく仲がいいです! 波瑠さんと一緒にゲームしていただいたり、岸くんは「コロナが落ち着いたらごはんに行こう」と言ってくれたり。本当に素敵な方々ですごくフレンドリーだし、岸くんは面白いです(笑)。役そのままという感じですね。

学園ものでライバル役を演じてみたい(藤原)

──お二人がまた共演するとしたら、どんな役柄を演じたいですか?

宮世 僕は映画「タロウのバカ」みたいな作品に一緒に出てみたいですね。青春を味わいながら、よくないことも経験して……。

藤原 いいね! そういうのをリアルに描く感じ。力の抜けたお芝居で、ありのままでぶつかり合ってみるのもいいな。

宮世 同い歳だからわかり合えることもあるだろうし、現場で思ったことを素直に言い合える仲なので、一緒なら絶対にいい作品が作れる気がします!

藤原 僕は逆に、定番シチュエーションでライバル役を演じてみたいです。例えば学園もので、1人は真面目な生徒で、もう1人はちょっと不良っぽい生徒。そんな2人が同じ女性をめぐって敵対したら面白いだろうなって。

──同世代だからこそ学園ものでの共演も現実味がありますね。共演作品に限らず、お互いの「こんな役を見てみたい!」という希望があれば教えてください。

宮世琉弥

宮世 大祐は……闇落ちした役を見てみたいです! 何かに失敗してどん底まで落ちた役で、アンダーグラウンドな感じで……。

藤原 やってみたい! 僕は、琉弥の正統派の恋愛ものが見てみたいですね。キラキラした青春映画の主演とか。

宮世 あまりそういう役の経験がないので、怖いな……!

藤原 そんな中でがんばってるところが見てみたい(笑)。

刺激を受けて、僕もがんばろうと思える存在(宮世)

──最後に、お互いの尊敬する部分について語っていただければと思うのですが……。

宮世 大祐は、僕や大兼とはまた違った輝きを放っていると思います。ピアノも弾けるし、趣味で作曲しているし、英語もしゃべれるし、本当に多彩。周りの同世代にそういうことができる人は少ないし、大祐に刺激を受けて、僕も僕なりにがんばっていこうと思わせてくれる存在です。

藤原 琉弥は、仕事とオフの切り替えがきちんとしていてすごいなと思います。僕はあまり境目がなくそのまま入ってしまうタイプなので、琉弥のそういうところを尊敬しています。

宮世 確かにわりとスイッチを切り替えるタイプかも。

藤原 「恋する母たち」の現場でも、琉弥は普段とちょっと違ったんですよ(笑)。僕や大兼が、いつもの友達の感覚で話しているときも、琉弥は集中して目を閉じて音楽聴いてて……。

宮世 いや、これ違うんです、聞いてください!(笑) 朝早い撮影が続いている時期だったから、移動中のロケバスでワイヤレスイヤホンをして寝てたんですよ。そしたら2人が、僕のスマホを取って、音量を大にして起こしてきたんですよ!! それで「うわっ!」となっちゃって。

藤原 普通に怒られました(笑)。

宮世 全然怒ってはなかったよ? まったく何やってんだ、と思った(笑)。

藤原 僕たちがかまちょなだけなんです。だいたいロケバスでは琉弥が1人で休もうとするから、僕と大兼が「寂しいね」と言いながらちょっかいを出してました。

宮世 それくらい仲良くなったってことだし、本当に楽しかったよね。僕は集中しないとだらけちゃうので、キャパが狭いんですよ。逆を言えば、2人は素の自分のまましっかり仕事できるのがすごい。

藤原 褒められると恥ずかしいよ(笑)。

宮世 僕、こうやって熱く語るの好きなんですよ。磯村勇斗さんとサウナに行ったときも、お互いを褒め合って、熱く語ったりして……そのままサウナに入っていた知らないおじさんとも世間話して盛り上がったり(笑)。とりあえず、これで僕らの仲の良さは伝わったと思うので!

藤原 そうだね!

左から藤原大祐、宮世琉弥。
藤原大祐(フジワラタイユ)
2003年10月5日生まれ、東京都出身。2020年に「中3、冬、逃亡中。」でドラマデビュー。同年にドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」「恋する母たち」に参加した。現在フジテレビ系のドラマ「推しの王子様」にレギュラー出演している。2021年内に、出演映画「愛のまなざしを」が公開される予定。

ヘアメイク / 脇坂美穂 スタイリング / 山本隆司(style³)

宮世琉弥(ミヤセリュウビ)
2004年1月22日生まれ、宮城県出身。2019年にドラマ「パーフェクトワールド」で俳優デビュー。出演作に、映画「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」、ドラマ「恋する母たち」「青のSP(スクールポリス)─学校内警察・嶋田隆平─」「珈琲いかがでしょう」などがある。2021年には初のスタイルブック「RB17 りゅうびセブンティーン」が発売され、2度の重版中。同年「めざましテレビ」のマンスリーエンタメプレゼンターに史上最年少で抜擢され、現在はフジテレビ系のドラマ「ナイト・ドクター」に出演中。

ヘアメイク / 礒野亜加梨 スタイリング / 徳永貴士 衣装協力 / イロコイ(イロコイ ヘッドショップ 03-3791-5033)、スティア(スティア stir.contact@gmail.com)