映画ナタリー Power Push - 「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」
エグゼイドチームに比べて、「この程度か」と思われるのは嫌
──この「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」が皆さんにとって初めての映画ですが、撮影で苦労した部分はありますか?
山崎 この映画を撮ったのは、本編の2話を撮っている頃だったんです。映画のほうではすでに仲間との絆が生まれているナーガ・レイを演じないといけなくて、すっごく難しかったですね。ナーガはもともと感情をうまく表せないキャラクターなんですけど、それがいったいどれだけ表現できるようになってるのかを想像しながら演じました。なおかつ同時に本編も撮ってるから、数時間後にはまた元のナーガに戻らないといけないし。
岸 僕が演じるスティンガーは、本編でみんなと仲間になる前に、映画で一緒に変身したんですよ。だからそこは大輝のように「どういう表情をしようかな?」って考えましたね。ここでラッキーとすごく打ち解けているのも違うだろうなって思ったし、自分なりに微妙な距離感を保とうという意識はありました。
──映画ではエグゼイドチームとも共演されましたね。
榊原 僕と桜子ちゃん以外は、共演シーンがありましたね。
岸 大輝が一番多かったよね?
山崎 そうですね。僕がナーガを演じるのに苦労している状況でエグゼイドチームの方たちとお芝居させてもらえたのは、すごく刺激になりました。だからと言って、彼らに比べて「この程度しかできないのか」と思われるのは嫌だった。同じ土俵に立たせてもらえるんだったら、同じ、いやそれを超えるようなものをお客様に提供しようと思って、そのときにできる限りのことをやりました。
──自分たちとの空気の違いは感じました?
岐洲 戦隊に比べて、ライダーは大人な空気があるなと思いました。屋上でラッキーと(宝生)永夢くんが握手するシーンがあるんですけど、撮影のとき(金田治)監督に「お前、レッドか! すげえ戦隊っぽいな!」って言われて。僕、すごく“ザ・レッド”っていう感じだったらしいんです。そこで「もうちょっとナチュラルにして」って指示があって、「なるほど、仮面ライダーのほうが世界観が大人ってことなのかな」と理解しました。
岸 僕はエグゼイドチームと1シーン共演させていただいたんですが、放送開始から半年以上経っているので、みんな自然体で、仲がいいんだなって感じましたね。
──ずばり、この映画の見どころはどこでしょうか?
岸 スーパー戦隊や仮面ライダーが100人以上登場するっていう部分に、夢やロマンを感じるよね。
山崎 うん。そこで今年から新しく加わったキュウレンジャーが、エグゼイドのメンバーと一緒に変身するなんて、まさに夢の共演ですよね。一緒に変身するシーンはこの映画でしか観られないと思うので、注目していただきたいです。
榊原 100人の中で自分はどれが好きか?って目線で楽しんでほしいよね。100分の1なのか、1以上なのかはわからないですけど、自分はこのキャラが好きだったっていう人がいるはずなので。
大久保 たくさんのヒーローがチームを組むので、それぞれが絡むところも楽しめると思う!
ここにいるみんなが、1年後にどれだけ伸びているか
──最後にお一人ずつ、1年間の目標や、ファンへのメッセージをお願いします。
岐洲 僕は今の生活を、すべてと言っていいほどラッキーに捧げています。そんなラッキーのいつでも全力で元気な部分と、ほんの少しの賢い部分を観ていただけたらなと思います。
岸 スティンガーはこれからストーリーテラーになっていくと思うので、そこを意識して観ていただけたらうれしいです。
山崎 この映画でナーガはエグゼイドチームと出会っていますが、彼は初めて出会った人たちとどういうコミュニケーションを取るのか?という部分や、ナーガ自身の成長を楽しみにしていただけたらと思います。
大久保 「キュウレンジャー」は毎週日曜7時30分から放送なので、観てくれる方に日曜の朝から元気になってもらえるような作品を作っていきたいです!
榊原 僕自身、ここにいるみんなが1年後にどれだけ伸びているかっていうことを楽しみにしています。ファンの方にもそれを見守っていただけるとうれしいです。
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「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」2017年3月25日(土)全国公開
ストーリー
突如、超巨大浮遊要塞が地球に飛来。その総攻撃により、世界の大都市が壊滅状態に陥ってしまう。仮面ライダーエグゼイド / 宝生永夢たち、そしてシシレッド / ラッキーら宇宙戦隊キュウレンジャーが迎え撃つも、謎の敵を前にまったく歯が立たない。そこに現れたのは、消滅したはずの仮面ライダーレーザー / 九条貴利矢。さらに歴代の仮面ライダー、スーパー戦隊たちが次々と姿を現す。そこで、敵を倒すカギは「ヒーローたちが新たな力を手にすること」だとわかり……。
スタッフ / キャスト
原作:石ノ森章太郎、八手三郎
脚本:米村正二
監督:金田治
主題歌:MONKEY MAJIK「ray of light」
出演者:飯島寛騎、瀬戸利樹、松本享恭、松田るか、小野塚勇人、甲斐翔真、岩永徹也(声)、岐洲匠、岸洋佑、山崎大輝、大久保桜子、榊原徹士、立石晴香、丸山敦史、小田井涼平、松本寛也、松本岳、大西利空、博多華丸、ダイアモンド☆ユカイほか
©2017「超スーパーヒーロー大戦」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 AG・東映
仮面ライダーエグゼイドも登場!
オリジナルドラマ「仮面戦隊ゴライダー」
auビデオパスにて3月25日(土)より配信!
初回登録30日間無料で映画・ドラマ・アニメも見放題。
「仮面ライダーエグゼイド」最新話の見逃し配信も。
岐洲匠(キズタクミ)
1997年4月13日生まれ、愛知県出身。第27回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で明色美顔ボーイ賞を受賞した。「宇宙戦隊キュウレンジャー」のラッキー / シシレッド役で、ドラマ初出演にして初主演を果たした。
岸洋佑(キシヨウスケ)
1993年、7月2日生まれ、神奈川県出身。2009年に日本テレビ系列「歌スタ!!」のオーディションを受け、最終審査で番組に出演する。以降、シンガーソングライター、そして俳優として活動中。
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山崎大輝(ヤマザキタイキ)
1995年10月3日生まれ、静岡県出身。第23回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞。2012年にミュージカル「忍たま乱太郎」第3弾にて久々知兵助役を務める。2017年には「宇宙戦隊キュウレンジャー」のメインキャストを務めつつ、「2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ TRI! SCHOOL REVOLUTION! Ver.BLACK」にも参加した。
大久保桜子(オオクボサクラコ)
1998年7月20日生まれ、千葉県出身。「宇宙戦隊キュウレンジャー」でドラマ初出演を果たした。同作メインキャストの中で最年少。ヒューマンタイプで唯一の女性キャラ・ハミィ / カメレオングリーン役を務めている。
榊原徹士(サカキバラテツジ)
1989年12月6日生まれ、愛知県出身。男子大学生5人組のアイドルユニット・新選組リアンの元メンバー。2010年のドラマ「新撰組 PEACE MAKER」で俳優としてデビューした。出演映画に「オー!ファーザー」などがある。
2017年3月31日更新