中国ドラマ「月歌行」予告編公開中

幼い頃に夢の中で仙人に会った柳梢（リウ・シャオ）は、世に出て多くの大事を成し遂げるという運命を授けられる。10年後、並外れた霊力を秘めた娘に成長した彼女は、仙人との再会を夢見て屋敷を出る準備を始めるも、霊力を奪おうとする陸地の妖王の襲撃を受け命の危機に。するとそこに猟妖師の陸離（ルー・リー）が現れ、柳梢を魔の手から救い出す。どことなく夢で会った仙人と似た面影を持つ陸離に対し、親近感を覚える柳梢。そんな陸離には過去の記憶がなかった。

「月歌行」は中国ファンタジー時代劇ならではの魅力がてんこ盛り

幻想的なビジュアル＆悠久のラブストーリー

神仙、人間、妖怪たちが住む神秘的な世界が最新VFXで見事に実写化され、想像力豊かなストーリーがダイナミックに描き出される中国ファンタジー時代劇。きらびやかな衣装やアクセサリーを身に着けた神々しい美男美女たちが空を駆ける「月歌行」も、そのビジュアルの美しさ、ドラマティックなストーリーなどハマってしまうポイントが満載だ。1万年前の愛憎ロマンスが発端となって新たに展開していく悠久のラブストーリーには、期待以上の胸キュンとドキドキ、サプライズとハラハラが待ち受けている！

妖怪退治のバトル＆主人公たちの成長ストーリー

中国ファンタジー時代劇はヒーローアクションもののようなワクワク感もいっぱい。ヒロイン・柳梢はかつて仙界を守った曜霊上神の継承者としての霊力を秘めていて、そのせいで妖怪に狙われる。そんな彼女を守ってくれるのが妖怪を退治する猟妖師の青年・陸離。なぜか過去の記憶がない陸離は1万年前に曜霊上神によって封印された月光上神と関係があるようで……!? 猟妖師たちの戦いを描くバトルシーンは幻想的で迫力満点！ 猟妖師を目指すことになる柳梢が陸離とともに成長していくアツいドラマも見逃せない。

3つの世界で展開する3つの人生＆愛のステージ

起伏に富んでいて目が離せないストーリー展開も中国ファンタジー時代劇の魅力。「月歌行」も物語の舞台が人界から仙界、妖界へと移っていき、陸離と柳梢が月光上神をめぐって起こる数々の陰謀に立ち向かうことになり、どんどん続きのエピソードが観たくなる。さらに、陸離が仙界を率いる洛歌（ルオ・ゴー）というキャラに進化し、3つの人生ステージを経験することになるのも大きな見どころ。柳梢と陸離がそれぞれのステージで試練を乗り越えながら絆を深め、2人のロマンスが究極の愛へと発展する感動のドラマにトキメキが止まらない！

「月歌行」のここが新しい！

世界を救う力を秘めた主人公は女性

中国ファンタジー時代劇で世界を救う主人公として登場するのは男性が多いが、「月歌行」ではヒロイン・柳梢がその使命を担う。幼い頃に仙人と出会って不思議な体験をし、世に出て多くの大事を成し遂げると予言された柳梢。18歳になった日、それまで秘められていた力が覚醒し、彼女の冒険が始まる。

人界の人間視点から始まる物語

仙界に住む神仙の視点から物語が始まる中国ファンタジー時代劇が多い中、「月歌行」は人間が住む人界で、人間のヒロインの視点から物語がスタート。仙界は必ずしも清く正しい人物ばかりではなく、仙界から人界の管理を任されている武揚（ぶよう）侯府も権力を笠に着ている。そんな設定だからこそ物語は先の読めない展開に。

陰陽を逆転させた奥深い設定

「月歌行」の曜霊上神は太陽の神で柳梢は陽の霊力を持ち、月光上神は月の神で陸離は陰の霊力を持つ。これは女性を陰、男性を陽とする中国古来の陰陽説を逆転させた設定だ。互いの存在を必要とし、影響を与え合う陰陽の関係が主人公カップルの関係とリンクしていく点に注目だ。

名門の上海戯劇学院で演技を学び2014年に俳優デビューしたチャン・ビンビンは、この10年間、多くのドラマに出演してスターへの階段を上ってきた。2017年「永遠の桃花～三生三世～」で悪になりきれない不憫な妖怪のプリンス、「麗姫と始皇帝～月下の誓い～」で愛憎に溺れる始皇帝を演じて注目され、その後、2つの身分で活躍する正統派ヒーロー役を務めた「花不棄〈カフキ〉－運命の姫と仮面の王子－」（2019）、半妖のヒロインと恋に落ちる心優しい青年に扮した「半妖の司籐（スー・トン）姫 ～運命に導かれた愛～」（2021）、IQ200の頭脳で恋愛経験ゼロの植物学者を演じた「2人の恋の森 ～A Romance of the Little Forest～」（2022）といった主演作が大ヒット。幅広い役柄をこなし、悲壮な表情が美しいダークな役も、明るい笑顔がまぶしいキラキラした役も似合う彼が、本作では複数の役柄でその魅力を余すところなく披露しているので要チェック！

ホット、クール、ダーク、あなたはどのチャン・ビンビンが好き？

妖怪退治で活躍する人間の陸離はホット

妖怪退治をする猟妖師の青年。口が悪くてお調子者に見えるが心は温かく、妖怪に追われる柳梢をいつでも守ってくれる。一方で、ある目的のために柳梢に近づいてきた彼は過去の記憶がなく、その正体は曰く付き。本当は霊力が強いのに武揚侯府ではそれを隠していたり、女心がわからないくせにその場をロマンチックに演出するのは得意だったりするのが心憎い。また、そんな陸離をチャン・ビンビンが軽妙かつユーモラスに演じているのが痛快。彼のいたずらっぽい笑顔にクスッとしたりドキッとしたりしてしまう。

仙界を守る使命を負った上仙の洛歌はクール

仙人の中でも一段位の高い上仙になるため1000年も修行し、自分を律してきた高潔な仙人。冷静沈着で誇り高く、上仙になった今、仙界を守り抜く重責を負う。そんなストイックな彼にとって男女の情愛は未知のもの。そのため柳梢が彼を“陸離”として見て愛情を示してくることに恐れや戸惑いを感じていく。これを演じるチャン・ビンビンの細やかな演技はさすが。複雑な感情に心を揺さぶられながら少しずつ柳梢に歩み寄っていく洛歌の変化を、ありありと表現していてときめかずにはいられない。

闇落ちして封印された月光上神はダーク

1万年前、邪気に侵された結果、曜霊上神によって四季碑に封印された神。もともとは立派な神だった月光上神が邪気に侵された理由はなんなのか？ 曜霊上神との関係は？ そんな謎に包まれたダークな存在である月光上神もチャン・ビンビンは見事に体現。邪悪さが増してくるとセクシーさもマシマシになる彼の変わり身にドキドキ。特に洛歌と月光上神の演じ分けが鍵となるクライマックスは、役者としても最大の見せ場。これを鮮やかに演じてのける彼に目も心も奪われてしまう。

人界で愛を育むカップル 柳梢＆陸離

柳梢は陸離と一緒に武揚侯府の新弟子になり心を近づけていくが、2人の霊力は反発し合い一緒にいるのは危険。しかも、柳梢を利用してある秘密の任務をやり遂げなければならない陸離は師匠から柳梢を愛することを禁じられ、愛すれば地獄の痛みを味わう呪いをかけられてしまう。それでも愛することをやめず柳梢を守り抜いた陸離は悲しい運命をたどり、彼を忘れられない柳梢は仙界で陸離とそっくりな洛歌と出会って葛藤することに。観ているこちらも感情がジェットコースターのようになる波乱万丈のロマンスから目が離せない。

妖界に君臨する兄弟 訶那（ホーナー）＆阿浮（アーフー）

白い衣装の清廉な貴公子・訶那と、黒い衣装のワルな将軍・阿浮は兄弟でも対照的なキャラ。訶那は三界の平和を保つために心を砕いているが、阿浮は復讐心にとらわれている。というのも、阿浮は敬愛する兄の訶那がかつての勇ましさを失ったこと、彼ら寄水族が虐げられていることを仙界のせいだと恨んでいるからだ。そのせいで何度も危ない橋を渡る阿浮を諌める訶那だが、兄のため、寄水族のために行動していると信じる阿浮は聞く耳を持たない。そんなふうに互いを大切に思いながらもすれ違う兄弟の関係にやきもきしてしまう。

仙界で支え合う兄妹 洛歌（ルオ・ゴー）＆洛寧（ルオ・ニン）

洛歌がかわいがっているのが無邪気な妹の洛寧。普段はクールで人を寄せ付けない洛歌にベタベタ甘えられるのは仙界でも洛寧だけ。洛歌は洛寧に外出を禁じたり、写経を命じたりして厳しく指導しているが、実はこれは沢水仙人の継承者である妹を危険から守るためだ。それを知らない洛寧だが、洛歌の優しさは十分に理解していて、彼のメンツをつぶさずにおとなしく従うふりをしつつ、時にはこっそり遊びに出かけたりすることも。そんな仲の良い兄妹のやり取りには思わずほっこりしてしまうはず。

仙界と妖界の禁断カップル 阿浮（アーフー）＆洛寧（ルオ・ニン）

好奇心旺盛な洛寧は仙界でとらわれの身となった阿浮に興味津々。そんな彼女を自分の計略に利用しようと考えた阿浮だったが、彼女にどんどん惹かれていくことに。一方、洛寧も悪人に見えて真心がある阿浮の理解者となり、彼が道を踏み外していくのを止めて、支えようとする。最初はほほえましい胸キュンシーンでいっぱいだった2人のロマンスが、ストーリーが進むにつれてどんどん切なくなっていくのに涙。彼らの恋が1万年前のもう1つのカップル、沢水仙人と妖王の伝説の真相を解き明かしていくことになるのも見逃せない。