映画ナタリー Power Push - 「にがくてあまい」
草野翔吾×川口春奈×林遣都インタビュー
美味しい食と愛がいっぱい、さあ召し上がれ!
野菜が苦手な女と、女が苦手な男が共同生活!? Webマンガとして無料配信され、日本だけでなくアジア各国でも翻訳された人気ラブコメディ「にがくてあまい」の実写映画が現在公開中。容姿端麗なキャリアウーマンだが、実生活はだらしない独身女のヒロイン・江田マキを演じた川口春奈と、料理好きなベジタリアンでイケメンのゲイ・片山渚を演じた林遣都が、初共演にして息の合った演技を見せている。
映画ナタリーでは川口と林、そして本作で本格的な商業映画デビューを飾った監督の草野翔吾にインタビューを実施。それぞれが作品に懸けた思いや劇場公開された今だから話せる現場でのエピソード、互いの印象などを語ってもらった。
文・下森宏益(1P) 取材・文 / 望月ふみ(2~3P) 撮影 / 増永彩子
キャラクター紹介
- 左 / 江田マキ(川口春奈)
- 広告代理店に勤務する容姿端麗なキャリアウーマン。私生活はだらしがなく独身。偏食が激しく、特に野菜が大嫌い。偶然出会った片山渚に一目ぼれする。
- 右 / 片山渚(林遣都)
- 名門男子校に勤務するイケメンの美術教師。料理上手な菜食主義で女嫌いのゲイ。周囲にはゲイであることを隠している。ある悲しい過去を背負う。
「にがくてあまい」にたっぷり詰まった“食”と“愛”
食 / メシはオレが作る! アンタは残さず食べること!!
二日酔いのマキのために、渚が作った「冬野菜の雑穀スープ」、仕事に行き詰まったマキを元気付けた「ゴーヤの冷製茶碗蒸し」、渚特製弁当「高きびハンバーグ」など、本作には有機野菜を使ったさまざまな料理が登場。見た目はもちろん、台所から響く音、調理の手際、そして料理を食べて至福の笑顔を見せるマキからも、そのおいしさが伝わってくる。マキもハマった料理の数々。観たら絶対に食べたくなる、作りたくなる。お腹を空かせて劇場へ足を運ぼう。
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- キャラクター紹介
- 川口春奈×林遣都×草野翔吾インタビュー
「にがくてあまい」/ 2016年9月10日より全国にて公開中
容姿端麗で野菜嫌いのキャリアウーマン・江田マキは、ある晩、イケメンの男子校教師・片山渚と出会い、一方的に恋に落ちる。ところが渚はゲイのベジタリアンだった。マキは、ひょんなことから渚の家で同居生活をスタートさせるが、ことあるごとに2人は衝突し、まったくかみ合わない。だが、渚の作るこだわり野菜たっぷりの料理にマキの心と体は癒されていく。そして渚もまた、マキと触れ合う中で次第に心を開く。やがて2人は、これまで目を伏せてきた家族との問題や過去の悲しい出来事と向き合おうと動き出す。
スタッフ
- 監督:草野翔吾
- 脚本監修:上田誠(ヨーロッパ企画)
- 脚本: 大歳倫弘
- 原作:小林ユミヲ
- 主題歌:OKAMOTO'S「Burning Love」
キャスト
- 江田マキ:川口春奈
- 片山渚:林遣都
- 立花アラタ:淵上泰史
- 青井ミナミ:桜田ひより
- 馬場園あつし:真剣佑
- ヤッさん:SU
- 江田豊:中野英雄
- 江田操:石野真子
©2016映画「にがくてあまい」製作委員会