ミニョンの表情としぐさがとても愛らしい（キム・ジウン）

──物語が進むにつれて、悲しい感情を表現することが増えたと思いますが、撮影のときはどんな心境でしたか？

ユン・ソビン　なるべく自分の気持ちに正直に演じようということを心掛けていて、そのおかげでうまく表現できたと思います。観てくださる方もそんなところを評価してくれたんじゃないかな。

キム・ジウン　最後のシーンで役に入り込むために、すごく努力をしました。ソビンさんの目をじっと見つめて感情を込めました。

「君の唇を噛みたい」

──お互いのシーンを見て、ここがよかったと思う点はありますか。

ユン・ソビン　指輪にまつわるシーンですね。感情をすごく上手に表現していて、見ていてとても心を揺さぶられました。

キム・ジウン　僕は、ジュノがミニョンのほっぺを両手で触るシーン。そのときのミニョンの表情としぐさが、とても愛らしかったです。

──撮影中にNGが出たり、ハプニングなどはありましたか？

キム・ジウン　僕は感情をうまく表現できなくて、けっこうNGを出してしまいました。監督がその都度いろいろとディレクションや指導をしてくれました。当時は、自分がNGを出してしまったことが恥ずかしかったのですが、今思えばすごくいい経験。勉強になったと思います。

ユン・ソビン　ミニョン、ジュノ、ジュノを長年愛してきたヴァンパイアのヘスが一緒にいるシーンでは、なぜか笑いが止まらなくなり、何度もNGを出してしまいました！ 今思い返しても、なぜ、あのときあんなに笑ってしまったのか、わからないんですよね（笑）。

ドラマを愛してくれる方たちに直接会ってみたい（ユン・ソビン）

──撮影はタイトだったとのことですが、そんな中でも一緒にどこかに行ったなど、楽しい思い出とかはありますか？

キム・ジウン　本当にタイトなスケジュールだったので、撮影中に一緒にどこかに行くのは難しかったんですよね。

ユン・ソビン　だから、楽しむ余裕はなかったんですけど、セリフ合わせをしながら時間を過ごしたのはいい思い出です。それとチキンを頼んで一緒に食べたりしましたね。

ユン・ソビン

──この作品を通じて、お二人はどのような関係になりましたか？

ユン・ソビン　撮影で仲良くなれたので、その後も2人で面白いことを発信したくて、コンテンツ作りをしようと話しています。まあそれは言い訳なんですけど（笑）。一緒に遊んだりもしています。

キム・ジウン　そうなんですよ。ソビンさんと一緒にYouTubeなどを通じて、ファンの皆さんに僕たちの違った面も見てもらえたらと考えているんです。でも、さっきソビンさんが言っていたように、それを口実に2人で会って楽しんでるというのが正直なところです（笑）。

──作品を通じて本当に仲良くなられたんですね。もし次に2人で共演できるとしたら、どんな役を演じてみたいですか？

ユン・ソビン　僕は「アリー/ スター誕生」が好きで、あの映画みたいな音楽を絡めた作品を一緒にできればと思います。

キム・ジウン　僕も音楽が大好き。音楽を通じて内容にぐっと入り込めるような作品に2人で出られたら面白いなって思います。

──一緒にお仕事をしてみて、お互いに新たに見えた一面はありましたか。

ユン・ソビン　最初にジウンさんを見たときは、かっこよくてクールで近寄りがたい感じすらしたんです、でも仲良くなってみたらユーモラスで、親しみやすい面もありました。それとは逆に、仕事をするときにはすごく真面目な部分もあってギャップに驚きました。

キム・ジウン　最初に会ったときは純粋でかわいらしい印象だったんですけど、親しくなってくると、本当に大人で、自分よりも深い考えを持っているなと思えます。自分にとって学ぶべきところがたくさんあると発見できました。

「君の唇を噛みたい」

──では最後に、この作品を観ているファンの方にメッセージをお願いします。

ユン・ソビン　本当に一生懸命、心を込めて作った作品なので、きっとたくさんの方に愛してもらえるだろうとは思っていました。でも、こうやって海外の方にも愛してもらえてすごくうれしいので、また違う形で皆さんに恩返しができる機会が作れたらなと思っています。

キム・ジウン　日本でもこうやって自分たちの作品が観てもらえることに感謝しています。

ユン・ソビン　日本に行けるときが来たら、自分たちのドラマを愛してくれる方たちに、直接会ってみたいですね。

キム・ジウン　僕もぜひ日本でファンの方に会ったり、楽しい場所に行ったり、おいしいものを食べたり、いろんな経験がしてみたいです！

左からユン・ソビン、キム・ジウン。