チャラン・ポ・ランタンは餃子のことで頭がいっぱいに
──チャラン・ポ・ランタンのお二人は映画をご覧になっていかがでしたか?
もも テンポがよくてポップでとにかく餃子が……。ものすごい好きな食べ物というわけではなかったのに、この映画に関わってから餃子のことで頭がいっぱいなんです。
小春 お腹が空く映画ってなかなかないよね。映画を観終わったら餃子を食べようという気持ちになる。
──宇都宮でお二人が餃子を食べまくっているMVがインパクトのある挿入歌「juu-juu」には、“ホールインワン狙いうち”など映画のキーワードも登場しますね。
小春 そう! 映画を観て最初にできたのは「juu-juu」というノリのいい曲で。すごいテンポのいい映画だし、そのスカッとした感じは挿入歌のほうに特に入っていると思う。
──とても楽しい曲ですよね。
小春 主人公が奮闘してたどり着いた場所を書いたのが、主題歌の「ページをめくって」。1つの映画に2曲書いたのは初めて。2曲頼まれたわけじゃないのに、2曲できちゃった!
足立・田村 初めて知りました!
足立 予告編の声を録るときに初めて聴いて、あまりにもぴったりだったので、そのときからフルで聴くのが楽しみでした。2曲とも全然タイプが違う曲ですよね。
もも この映画を観ると2つの気持ちになりますもんね。主人公の気持ちととにかく餃子だろうっていう気持ちと(笑)。
自分好みの餃子のタレを押し付けてくる恋人には注意!?
──皆さん、餃子はお好きだと思いますが、食べ方にこだわりはありますか?
足立 宇都宮の餃子は何も付けずに食べるのが一番おいしかったです。この映画を撮影し始めてから何も付けずに食べるようになりました。
田村 俺もダイレクトアタック派です。まずは何も付けずにというルーツもありますし、絶対そのまんま食べるのがうまいですよ。
足立 宇都宮だと最初はそのままで食べて、そのあとは酢胡椒で食べるって人が多いんですよ。
──シンプルに勝負できる味なんですね。ももさんと小春さんはどうでしょうか。
もも 私はもともと調味料を使わないで食べるんですよ。でも、(宇都宮)みんみんの下からすくって混ぜるラー油がすごいおいしくて。
足立 みんみんのラー油は沈殿してる部分がおいしいですよね!
小春 私は辛いのがすごく好きだから、ラー油を付けて食べる。というか、関係ない話していい!?
──はい。
小春 ことごとくうまくいかなかった今までの恋人たちに共通してるのが、餃子を食べるときに「こうやって食べるのがベストだ」って自分好みのタレを押し付けてくるところ! 私の皿にも相手と同じ配分のタレができてる。そういうことするやつは束縛が激しいから気を付けたほうがいいよと言いたい。調味料を入れる小皿は自分の世界じゃない?
一同 (笑)
もも 急に! 誰に向けてのアドバイスなの(笑)。でも、餃子はそれぞれ好きな食べ方で食べられるのがいいよね。
──ももさんと小春さんは、お二人で餃子を作ったことがありますか?
小春 小さい頃作ったねえ。あなたが具を入れすぎて皮から漏れまくってたよ。
もも 欲張りなんでね。それこそ、この映画を家族で観てそのあと家で餃子を作って食べるのもいいですね。
恋をしたい人にもオススメの餃子熱が高まる映画
──最後にこの映画をどんな人に観てほしいでしょうか。
足立 老若男女に観てほしいですが、餃子が好きな人に観ていただけるとより餃子好きになっていただけるかなと思います。恋をしたい人にもオススメです。
田村 誰が観ても楽しいし、がんばろうと思える映画なので何かに悩んでる人にぜひ観てほしいと思います。
もも すでに何回かライブで演奏してるんですが、ファンは曲を聴いて映画への期待が膨らんでワクワク、ムズムズしてると思う。私もとにかく餃子のことで頭がいっぱいで、こないだも1人黙々と餃子を作ったんです。
小春 ファンが餃子でだいぶ仕上げてきてるんだよね。ライブのあとに餃子を食べながらライブの感想を語ったりして。この映画が始まったらみんなの餃子熱がすごいことになるんじゃないかな。
- 「キスできる餃子」
- 2018年6月15日(金)より栃木県で一部劇場を除き先行公開
6月22日(金)全国公開
- ストーリー
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夫の浮気が原因で離婚し、シングルマザーになった藤田陽子。追い込まれた陽子は、宇都宮で餃子屋「ふじた」を営む実家に帰郷するが、父の体調不良により、店は廃業していた。陽子は父に認めてもらい、「ふじた」を再建するため、餃子作りに奮闘する。そんな中、新聞配達に来た青年に一目惚れするが、彼には何やら秘密があるようで……。
- スタッフ / キャスト
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- 監督・脚本:秦建日子
- 主題歌:チャラン・ポ・ランタン「ページをめくって」
- 出演:足立梨花、田村侑久(BOYS AND MEN)、佐野ひなこ、中島広稀、古川凛、大石吾朗、佐藤美希、勇翔(BOYS AND MEN)、浅野和之、麻生祐未ほか
©2018「キスできる餃子」製作委員会
- 足立梨花(アダチリカ)
- 1992年10月16日生まれ、長崎県出身。2007年、第32回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリを獲得。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017ではニューウェーブアワードの女優賞を受賞し、同年には「傷だらけの悪魔」「アヤメくんののんびり肉食日誌」と2本の主演映画が公開された。2018年は平昌オリンピックNHK放送サポーターとしても活躍。ゴールデンタイムの連続ドラマ初主演作「噂の女」がBSジャパンで放送中。
- 田村侑久(タムラユキヒサ)
- 1990年10月17日生まれ、愛知県出身。名古屋を拠点に活動する10人組エンタテインメントグループ、BOYS AND MENの一員として活動している。愛称は“タムタム”、メンバーカラーは青。「サムライ・ロック」「復讐したい」「BOYS AND MEN~One For All, All For One~」といったボイメンの主演作や「白鳥麗子でございます!THE MOVIE」などで映画にも出演している。2019年1月14日には、名古屋ドームでのBOYS AND MEN単独ライブが開催される。
- チャラン・ポ・ランタン
- 1993年4月9日生まれのもも(唄)と1988年11月21日生まれの小春(アコーディオン)による姉妹ユニット。2009年に結成され、2010年8月に「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン」名義でアルバム「ただ、それだけ。」をリリースする。2014年7月にシングル「忘れかけてた物語」でメジャーデビューを果たしたあとも精力的にリリースやライブを重ね、国内外で活躍。2017年11月には3rdアルバム「ミラージュ・コラージュ」をリリースした。現在、「キスできる餃子」の主題歌「ページをめくって」、挿入曲「juu-juu」が配信中。7月29日まで、全国ホールツアー2018「唄とアコーディオンの姉妹劇場~ページをめくって~」が開催される。
2018年6月19日更新