せいや(霜降り明星)インタビュー
誰もが主人公になりうる
──「ハリー・ポッター」シリーズの中で特に思い入れのある作品はどれでしょう。
全作に思い入れがあるんですけど、やっぱり「ハリー・ポッターと賢者の石」は魔法ワールドの始まりですから、ファンタジーに振っていてすごくワクワクしますよね! 小説も読んだんですけど、映画であそこまで再現できんねやっていうドキドキがありました。「賢者の石」は戦いっていう戦いはそんなになくて、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」くらいからダークな雰囲気になっていくんですよ。
──せいやさんが思う「ハリー・ポッター」シリーズの魅力は?
誰もが主人公になりうるところ。ハリーはもちろん、ロンもずっといいんですよね。例えばクィディッチでバンバン活躍したり、小さい頃のロンに比べたらすごい成長ですよ。あと「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」でヴォルデモートの分霊箱を壊す方法を思い付いたり、ハーマイオニーも感心してましたから。あとネビルがすごくいい働きをするじゃないですか! 真のグリフィンドール生ですよ。「賢者の石」で「ネビル・ロングボトムに10点」っていう最高のシーンがあって、のちのストーリーにつながってくるんです。「ハリー・ポッター」シリーズはネビルの物語でもあるんですよね。
ホグワーツを隈なく探索できるとかおもろすぎますよね!
──「ホグワーツ・レガシー」への期待値も高まっているのではないでしょうか(※取材は「ホグワーツ・レガシー」発売前に実施)。
めっちゃ楽しみですね。待ってました!って感じです。ホグワーツはどれくらい再現されてるんだろう。ホグワーツの「この部屋あるんか」「この部屋ないんか」「校長室入れるの?」とか気になってます(笑)。ホグワーツを隈なく探索できるとかおもろすぎますよね! 図書室や禁じられた森もあるらしくて、クィディッチもできるんかな? 映画よりも前の時代なので、そこの違いも楽しみです!
──魔法を駆使したバトルシーンも新鮮味がありますよね。
緊張感ありそうなデスイーターとのつば迫り合いとか、魔法での戦いはめちゃくちゃ楽しみですね。「エクスペリアームス」の呪文で闇の魔法使いの杖を奪ったり、どれだけ呪文を使えるのか楽しみです。
リコーダーの中に入れるあの棒が一番杖っぽい
──日本版CM「あの頃の僕たちへ篇」では、子供たちが“ハリポタごっこ”をして遊んでいました。せいやさんも遊んでいましたか?
やりましたよ、ド世代ですから。「賢者の石」の映画が2001年やから、僕が9歳のときかな。もう日本中を席巻していたじゃないですか。みんな鉛筆とか箒とかいろんなん使うんですけど、一番ベストなやつ僕わかってて……リコーダーを掃除するときの棒! あれが一番ハリポタごっこに向いていますね。
──ガーゼとかを先端に付けて掃除するやつですよね(笑)。
そうそう、茶色いやつ! あれが一番杖っぽいんですよ(笑)。公園で拾った木の棒とかありますけど、リコーダーの中に入れるあの棒が一番杖っぽい。ずっとそれで遊んでました。
──実際に使ってみたい魔法はありますか?
なんやろな、いっぱいありますけど……忘却呪文の「オブリビエイト」は便利だと思いますね。人に使うんはもうヤバすぎるんで、自分に使うかな。ほんまにどうしようもないくらいスベったときに、自分でその記憶を忘れさせたいなって。ウケた記憶だけ残して。たぶん反省せんようになるから、どんどん仕事減ると思うんですけど(笑)。スベってもイジられてウケるみたいなことはいいんです。でも、なんともならないのが年に1回くらいあって、千切れるみたいな。
──千切れる?(笑)
はい(笑)。引き裂かれるみたいな。スベるでもないんですよ!
──最後に、ゲームを楽しみにされている人たちへメッセージをお願いします。
一緒に楽しみましょう!! 今年はもう暇にならんで済むわ!ってくらい「ハリー・ポッター」の1年になりそうですね。
プロフィール
せいや(霜降り明星)
1992年9月13日生まれ、大阪府出身。学生時代からアマチュア芸人として活動し、面識があった粗品と2013年1月に「霜降り明星」としてコンビを結成。2014年に「THE MANZAI 2014」の認定漫才師50組に選ばれる。2017年には「第38回ABCお笑いグランプリ」、2018年には「第7回ytv漫才新人賞決定戦」と「M-1グランプリ2018」で優勝した。
霜降り明星 せいや (@simofuriseiyam) | Twitter