鳥のような、空飛ぶブランコのような(ヒャダイン)
──本日は東京ディズニーシーの新しいアトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」を体験していただきました。お二人は「ソアリン」と聞いて、どんな意味かわかりましたか?
ヒャダイン いえ、わからなかったです。「ソアリン♪」みたいな感じで、ちっこいキャラクターか何かかと。
千葉雄大 かわいい響きだよね。
──「ソアリン」とは、英語の「Soaring」なんです。“Soar”は“空高く舞い上がる”という意味があります。
ヒャダイン (発音よく)Soaring! なるほど、英語なんですね!
千葉 全然わからなかった。(発音よく)Soaring!
──乗り終わったあとに「イメージと全然違った」と驚かれていましたが、どのように違いましたか?
千葉 もっと、のんびりゆったり観るタイプのアトラクションだと思っていたんです。だけど思った以上に“アドベンチャー”だったというか。冒頭からああいう展開になるとは……びっくりでした。
ヒャダイン スケールがヤバかったね。こんなに!?っていうデカさでいろいろな景色を見ることができて。イメージの150億倍よかった!
千葉 足がぶらぶらしているから浮遊感もあったよね。目で見るだけじゃなくて、香りや風も感じたし、五感で楽しめる。味はしないけど。
ヒャダイン いや、もはやあったよ。味もしたよ!
千葉 味はありません(笑)。
──ほかには、どんな感想を持たれましたか?
ヒャダイン 鳥になったような気持ちになったし、空飛ぶブランコみたいでもありました。あとやっぱり世界各地を巡っていくのが楽しくて。寒いところから暖かいところまで、いろいろな土地が出てくるからわくわくしました。もう世界旅行は行かなくていいじゃん!って思っちゃったもん。……言いすぎですか、僕?
千葉 (笑)。でもさ、いつか実際にその場所へ行って、これ「ソアリン」で見たやつだ!ってなるのもいいよね。逆に、行ったことのある土地が「ソアリン」に出てくるのもうれしかった。ちょうど去年エジプトに行ったので、お!ってなりました。ピラミッドの間からグーンと頂上まで飛ぶ映像が、ものすごい迫力で。
ヒャダイン あの角度や高さは「ソアリン」でしか見られないからね。あとは匂い! 僕は去年アフリカに行ったんだけど、「ソアリン」で草の匂いがしたとたん一気にアフリカにいる気分になってうれしくなっちゃった。ちゃんと草と土の匂いだったから。
いつか前山田家と千葉家で「ソアリン」に(千葉)
──楽しんでいただけたようでよかったです。
ヒャダイン ウェイティングエリアも本当に博物館にいるみたいで面白かったです。1つひとつの展示物が丁寧に作られていて、空を飛ぼうとした先人たちの思いが感じられて。空への憧れを再燃させてくれるというか。僕も小さい頃、空を飛びたいと思っていたんですよ。
──小さい頃のヒャダインさんは、どのようにして空を飛ぼうと試みたんですか?
ヒャダイン (手をパタパタさせながら)まあ、手は振りますよね。やりましたよ。
千葉 かわいい(笑)。
ヒャダイン ブランコからジャンプして、羽みたいに手を動かすっていう。ただ、ブランコからうまく降りられないんですよ。運動神経の問題で。これは無理だなと。でも昔から人類は「空を飛びたい」という情熱を持っていて、そこから飛行機とかが生まれたわけで。そういう情熱をカメリアから感じました。彼女の夢が、イマジネーションの力で時空を超えて叶ったわけでしょ? そして我々も一緒にその夢を見せてもらったという。
千葉 小さい頃の夢が叶ったみたいだね。
ヒャダイン 本当に、夢が叶ったみたい。ありがとうカメリア!
──どなたか身近な人で「ソアリン」をお薦めしてあげたい人はいますか?
千葉 ドリームフライヤーは横並びで10人ぐらい座れるから、家族を連れて遊びに来たいです。
ヒャダイン 仙台から? じゃあ俺も関西から家族連れて来るわ。横並びで乗れると一体感があるよね。
千葉 じゃあ、いつか前山田(ヒャダインの本名)家と千葉家で「ソアリン」に乗ろうか。
千葉さんは情熱的な人間(ヒャダイン)
──ちなみにお二人は、一緒に東京ディズニーリゾートへ遊びに来たことはあるんですか?
ヒャダイン 2年ぐらい前に東京ディズニーシーに来たよね? お酒が飲めるっていう理由で。アトラクションには乗らず、チュロスを買ったりしてずっとぶらついて。そういう楽しみ方でした。
千葉 ただ歩くだけでも街並みがきれいだもんね。
ヒャダイン 夜もきれいだったよね。幻想的にもほどがあるぜってくらいきれいだったじゃん? 俺は夜の東京ディズニーシー好きだなあ。
──千葉さん、先ほどから反応が薄いですが……当時の記憶はありますか?
ヒャダイン ですよね? 忙しすぎて記憶がないのかな?
千葉 (わざとらしく考え込んで)あまり記憶にないですね。あ、でもほかの人と行ったのは覚えてるんですけど。
ヒャダイン 覚えてもらってる人、いいなー!
──また今度ゆっくり遊びに来れるといいですね(笑)。カメリアが空を飛ぶことに情熱を燃やしていたように、今お二人が情熱を持って取り組んでいることはありますか?
千葉 情熱か……なんだろう……。情熱……。
ヒャダイン 陰モードに入ってきましたね(笑)。俺は最近料理に情熱を燃やしてますよ。ナーベーラーっていう沖縄のヘチマを使った味噌煮込みとか、おいしくできました。あと夏になるのでドライトマトを作ろうかなと。
千葉 素晴らしいね。僕はなんだろうなあ……。
ヒャダイン でも千葉さんは情熱的な人間ですよね。仕事に関して、ものすごくストイックで情熱的。それを自分から言うのが嫌なだけで。
千葉 うーん。こだわると突き詰めるところはあるかもしれない。だから家の模様替えにも相当こだわりました。温かみのある感じの部屋だったんですけど、コンクリート素材を取り入れて大人っぽくしたり、絵を飾ったり。なので模様替えが最近の情熱を持ってやったことです。
──ありがとうございます。それでは最後に、改めて「ソアリン」の魅力を読者にお伝えください。
千葉 めくるめく景色を空の上から見て回れるのが一番のポイントです。1人でももちろん楽しめるけど、隣の席との距離がけっこう近いから、誰かと一緒だと乗っている間も世界観を共有できます。そういうところもいいなと思いました。
ヒャダイン 今はインターネットやテレビで世界中のことを知れるし、わかったような気になっていたけど、本当は全然わかってなかったんだなと「ソアリン」に乗って感じました。風や匂いの効果によって、“感じる”って重要なことだと改めて思ったし、価値観が変わった気がします。百聞は一見に如かずなので、ぜひ体験してみてください!
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