デジナタ連載 「THE LIMIT」岩崎う大インタビュー|テレビ1台なのに「映画館みたい」、4K有機ELビエラでカオス極まる20分間を目撃せよ

Huluオリジナル「THE LIMIT」が独占配信中。本作は、タクシーの車内やユニットバスなど限定された空間や状況を舞台に、「半径3mの人間ドラマ」を描いていくオムニバスドラマだ。リミット空間に追い込まれたときに現れる人間の本性とは──。ぜひ配信で確認してみよう。

映画ナタリーでは「Panasonic presents デジナタ」連載の1つとして、第3話「ユニットバスの2人」、第5話「切れない電話」の脚本を担当し、第3話のキャストも務めた岩崎う大(かもめんたる)にインタビューを実施。パナソニックテレビの最新機種「4K有機ELビエラ」で両作を鑑賞してもらい、自身の脚本回の出来栄えと、目が離せなくなる物語の着想を聞いた。

取材・文 / 佐藤希 撮影 / 清水純一

Panasonic「4K有機ELビエラ」

Panasonic「4K有機ELビエラ HZ2000」

4K有機ELビエラに採用される有機ELパネルは、プラズマテレビと同じく「自発光方式」。1画素単位で輝度を制御し、映像本来の「黒」を再現。これにより実現した液晶パネルを大きく上回るコントラスト表現によって、まるで目の前に広がる光景のように映像を楽しむことができるように。最新の4K有機ELビエラは、プラズマテレビで培った自発光のパネル制御技術を応用した有機ELビエラ独自のパネル制御技術「Dot Contrastパネルコントローラー」の採用により、4K映像を最大限に楽しむことができる。また、テレビ上部に上向きに搭載された「イネーブルド スピーカー」が天井から音が降りそそぐ立体音響を実現し、映画館のような臨場感ある音を再現。

※取材時に使用したテレビはHZ2000シリーズ(生産終了品)です。

趣のあるクリアさ

──ご自宅ではどんなテレビをお使いなんでしょうか?

実は最近買ったんですよ。テレビを買うこと自体がすごく久しぶりですし、家電にも疎いのでそんなにわかってないんですけれども。ある一定のサイズを超えると一気に値段が高くなるラインってありますよね。一応4K対応ではありますけど、そのラインを越えないように選びました。

──なるほど。ちなみに、番組を観る以外にも映画鑑賞やゲーム、最近は配信サービスをテレビで利用する方も多いですが、普段どのようにテレビを使用されていますか?

僕は映画を観ることが多いですね。映画は本当にいい息抜きというか、脳と心のマッサージになると思います。疲れているんだけど「寝る前に何か少し観たい」というときに。観たい映画を配信サービスで検索して、それが無料だったとき本当にうれしいんですよ。

岩崎う大

──すごくよくわかります(笑)。ちなみに、今回使用している「4K有機ELビエラ」はたくさんの配信サービスに対応しているんですよ。こちらがアプリ選択画面です。

わ、すごい。たくさんアプリがあるんですね。ラジオまで聴ける(※1)……すごいなあ……。

※機種により機能は異なります

──スマートフォンでも映像配信サービスは利用できますが、テレビで観ることのほうが多いですか?

テレビですね。映画だとスマホの小さい画面ではなんだかもったいなくて観られないです。

──確かに映画の迫力を体感するにはテレビのほうがいいかもしれませんね。では早速この「4K有機ELビエラ」で4K映像をご覧いただいて、高画質映像を体感していただこうと思います。

岩崎う大

うわー、すごくきれいですね……。(雨のシーンで)雨粒とかサッシの質感がすごくリアルです。

──今回使用しているテレビの大きな特長なんですが、高精細な4K有機ELパネルが搭載されているんです。有機ELパネルテレビは1つひとつの画素が光る自発光方式なので、広色域、高コントラストな映像を表現でき、鮮やかで繊細な色表現を堪能していただけます。

「天空の城ラピュタ」のようなアニメも観てみたいですが、実写の映画もどうなるか試したいです。趣のあるクリアさというか、いろんな映像を観てみたくなるテレビですね。

──ちなみに音にもぜひ注目していただければと思います。映画館でも採用されている音響技術Dolby Atmos®に対応しているので、迫力の音響を楽しめるんですよ。

なんだか、奥行きがあるように感じます。確かに迫力がありますね。

──テレビの前側に加えて上部に上向きのスピーカーが設置されているので、天井や壁にもスピーカーが付いている映画館のように、音が上から降ってくるような体験もできます。

なるほどー、本当に映画館みたいです。子供の頃、うちの親父がスピーカーをリビングに置いて、テレビで「ロボコップ」を映して「映画館みたいだ……!」って言ったことがあったんですよ。それを思い出して、家のテレビにスピーカーをつないでみようかなと思ったこともあるんですけど、僕あまりそういうのに詳しくないので……。テレビ1台でこういう体験ができるなら多少値が張ったとしてもいいですよね。

きれいな黒だなあ

──それでは「THE LIMIT」から脚本をご担当された第3話、第5話をご覧いただこうと思います。

「ユニットバスの2人」あらすじ

Huluオリジナル「THE LIMIT」より「ユニットバスの2人」。

テレビで人気の芸人・マジカル島田(細田善彦)は、女優の妻がいるにもかかわらず、ある夜若い女性のアパートにいた。事を終えた島田は、ユニットバスで身を潜めていた泥棒の桑元(岩崎う大)に遭遇し、運悪く人気芸人であることがバレてしまう。女性の家にいることが発覚することを恐れて通報できない島田の弱みに付け込み、「のどが渇いた」「ネタを見せろ」「金をよこせ」と桑元の要求は徐々にエスカレート。しまいには島田に妬み混じりの説教をし始める。

実は昨日、映像素材をスマホで観たんですよ。おー、やっぱり全然ちがう。とても鮮やかできれいですね。

──う大さんは第3話にキャストとしてもご参加されています。あ、ちょうど登場シーンですね。

スマホで観たら僕が本当にちっちゃかったんですよ……。

Huluオリジナル「THE LIMIT」を観賞する岩崎う大。

──(笑)。今回の「4K有機ELビエラ」ですが、光をより美しく再現できるのも特長の1つなんです。有機ELなら黒をリアルに再現できるので暗い部分も真っ黒に潰れずに、暗闇の中にあるものまで見えますし、明るい場面では、まぶしく輝く光の中までも繊細に映し出してくれるんです。第3話は深夜の室内、第5話は昼間の喫茶店が舞台なので比較してご覧いただくのにぴったりだと思いました。

なるほど、見比べてみたいですね。

──ではお次に第5話をご覧いただきましょう。

「切れない電話」あらすじ

Huluオリジナル「THE LIMIT」より「切れない電話」。

大橋洋介(泉澤祐希)は、4つ歳下の綾子と2週間前に付き合い始めたばかり。喫茶店で楽しくデートをしていると、携帯電話に知らない女性から着信が。浮気を疑われ、綾子に振られてしまった洋介に、女性は自分が自殺志願者であること、適当な番号に電話をかけ、相手が出たら自殺を考え直すことにしていたと告げる。そして女性は自分の命を人質に取り、喫茶店のマスター(岩松了)も巻き込みながら、洋介に理不尽で過激な指令を次々と繰り出していく。

このシーンにまさにぴったりですね。スマホの黒い画面に泉澤くんの顔が映るから。きれいな黒だなあ。第3話でも夜の室内の質感がすごくきれいでした。