今回のレシピのポイントとなるナッツ。カレーに加えることで、食感のアクセントになります！

さまざまな食感が楽しめるように、玉ねぎは切り方を変えます。1つは大きめのザク切り、もう1つは粗めのみじん切りにしましょう。セロリは苦手な方もいると思いますが、僕は好き。煮ると食感が柔らかくなってしまう玉ねぎに対して、セロリはほどよくシャキシャキ感が残るのが、またいいんですよね。それから、ニンニク好きの僕としては、3片くらい入れたいところですが……今回は控えておきます（笑）。

火の通りにくい大きい具材から加熱していきます。じゃがいもは下ゆでしているので、遅めに投入しましょう。

鶏肉は大好きなので、多めに入れます。一口大に切る際、大きすぎる皮は取ってしまいましょう。

炭酸水を使うと野菜がやわらかくなるそうです。カレーはとろとろ派かスープ派に分かれると思いますが、僕はとろとろ派。なので最初はスープ少なめに注ぎ、とろみを調整しながら少しずつ足していきます。この日はブイヨン2個を炭酸水500mlに溶かしました。

スパイスはすべて自前です。スーパーに行くと、どうしてもスパイスのコーナーを見てしまいますね（笑）。コリアンダーは香り付けに必須のスパイス。ターメリックは色味、クミンは風味、チリパウダーは辛味を与えてくれます。この4つはカレーの基本的なスパイスです。

このあたりでカレーらしい香りになってきましたね。スパイスは香りが飛びやすいので、何回かに分けて追加していきます。今回は玉ねぎが多く、その分甘みも出ていると思います。甘みを加えるスパイスのシナモンとパプリカは少なめに入れましょう。ナツメグとカルダモンは、エキゾチックで鋭い香りを付けてくれるスパイス。ガラムマサラはコリアンダーやクミンなどがすでに混ざっていて、信頼できる香辛料です！

煮込むことによって香りが飛んでしまったので、今回はガラムマサラ（小さじ1）、チリパウダー（小さじ1）、パプリカ（小さじ1）、ナツメグ（小さじ1/2）、塩（少量）を追加しました。

できました！ 名付けて「プレッシャーアクセントカレー」です。なぜかと言いますと……今回カメラの後ろに何人もの方（スタッフ）がいらっしゃって、かなりプレッシャーと愛情を感じつつ作ったので（笑）。「アクセント」の部分がメインでして、ナッツやセロリといった普段は入れないような食材を加えてみました。肝心の出来は……ナッツの食感がかなりしっかりしていて、野菜がとろけて優しい味になりました。スパイスも様子を見つつ調整したので、最近作った中では一番いい出来になったと思います。セロリもいい感じです、おいしいです！

僕はけっこう汚れを気にしちゃうタイプなんですが、防水機能が付いていて洗えるのはいいですね。大丈夫なの？と思いながら普通に洗ってしまいましたけど、ツルツルピカピカになりました。これで料理中もガツガツ使えちゃいますね。