リメイクするなら、オリヴァーは高良健吾さん
──俳優として、演じてみたいと思うのはエリオとオリヴァーのどちらでしょうか。
エリオを演じたいですね。この作品を観ていたときに日本でリメイクしてくれないかなと思ったんです。普段そう感じることはあまりないのですが。いろんな表情を見せられるエリオは、役者だったら演じていて楽しいはずです。
──もし葉山さんにキャスティング権があったら、ほかのキャラクターは誰に演じてもらいたいですか?
オリヴァーは、いろいろな役者さんを考えたのですが高良健吾さんにお願いしたいです。高良さんの最近の作品を観ていると、余裕が滲み出ている感じがオリヴァーとリンクするんですよ。高良さん、やってくれないかな……。監督は瀬田なつきさんがいいです!
──企画を出しましょう(笑)。葉山さんは音楽が好きだと伺いましたが、劇中の音楽にはどんな印象を抱きました?
サウンドトラックを買いました! この作品は、音楽の付け方も本当にいいんですよね、映像美や俳優の力、音楽の絶妙さなどすべての奇跡が集まった映画だなと思います。エリオがピアノで弾いた曲や、ダンスシーンの曲もよかった。
──ありがとうございます。最後に、男性目線でこの作品のよさを感じた点があれば教えてください。
男性同士の恋愛が描かれているので、人によっては抵抗感を抱くこともあるかもしれないのですが、僕はすごく芸術的でキレイな作品だなと思いました。相手を人として好きという気持ちの延長線にある思いが丁寧に描かれているので、観たあとは友達を大切にしたくなる。構えずに観てもらいたい作品です。
- 「君の名前で僕を呼んで」
- 2018年9月14日(金)TSUTAYAにてレンタル開始
2018年9月21日(金)Blu-ray / DVD発売 - 発売・レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
セル販売元:ハピネット
- ストーリー
-
1983年夏の北イタリアで、17歳のエリオは父の助手としてアメリカから来た24歳の大学院生・オリヴァーと出会う。最初は彼の自信に満ちた態度に反発心を抱いていたエリオだったが、次第に惹かれていくように。しかし、夏の終わりとともに別れの時も近付いていく……。
- スタッフ / キャスト
-
監督:ルカ・グァダニーノ
脚色:ジェームズ・アイヴォリー
原作:アンドレ・アシマン「君の名前で僕を呼んで」(オークラ出版刊)
キャスト:
ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサール、エステル・ガレル、ヴィクトワール・デュボワほか日本語吹替:入野自由、津田健次郎、星野充昭、沢海陽子、下山田綾華、櫻庭有紗、伊沢磨紀
- 「君の名前で僕を呼んで」公式サイト
- 映画「君の名前で僕を呼んで」 (@cmbyn_movie_jp) | Twitter
- 映画「君の名前で僕を呼んで」 | Facebook
- 「君の名前で僕を呼んで」作品情報
関連特集
©Frenesy, La Cinefacture
- 葉山奨之(ハヤマショウノ)
- 1995年12月19日生まれ、大阪府出身。2011年にドラマ「鈴木先生」で俳優デビュー。2015年にNHK連続テレビ小説「まれ」に出演し、同年「夏ノ日、君ノ声」で映画初主演を務めた。そのほかの主な出演映画は「青空エール」「アズミ・ハルコは行方不明」「きょうのキラ君」「春夏秋冬物語」「恋は雨上がりのように」など。現在、出演ドラマ「透明なゆりかご」が放送中で、10月からはドラマ「忘却のサチコ」、12月には舞台「スカイライト」に出演。2019年2月22日には映画「ねことじいちゃん」が公開される。