映画ナタリー Power Push - 「天の茶助」
SABU×弾丸ジャッキー・オラキオ インタビュー 運命を切り拓いた一歩
今野さんには勝ってるんじゃない?(SABU)
──それでは最後に、お2人に質問です。「天の茶助」がソフト化するにあたり、何度も繰り返し観てほしいイチ押しの場面を教えてください。
SABU 松山くん演じる茶助が警察署の階段を降りるところですね。大野いとちゃん演じるユリが頭をよぎる短いフラッシュに、ユリを狙うオラキオさんがバンっと出てくるんです。あのシーン、カッコよかったですよ。
オラキオ ほんとですか!! ありがとうございます!
SABU ……というのは置いといて。
オラキオ いやいや、全然置いとくようなテンションじゃなかったですよね!?
SABU 茶助とユリの出会いのシーンで、2人がぶつかるまでの流れは大好きですね。あとは沖縄の伝統的な舞いとか、祭りの雰囲気もよかったです。なんせ盛りだくさんなので。オラキオさん何かありますか?
オラキオ 僕は茶助の頭がパンチパーマになってるシーンが好きですね。そっからパンクバンドやったり、暴走族になったりするのも含めて楽しいので、繰り返し観たい。
──“白塗り”2人組にも要注目ですね。
SABU (パッケージを見ながら)今野さんには勝ってるんじゃない? 位置的に。
オラキオ どういうことですか?
SABU だってほら、皆さんDVDこうやって持つでしょう。
オラキオ あかん! 今野さん、完全に親指置く位置や(笑)。
SABU あ、でもオラキオさん右上か。「おすすめ!」みたいなシール貼られるところだ。(玉城ティナを指して)ここには絶対貼らないもん。
オラキオ レンタル店のマークとかね。「ここはシール貼るからオラキオで、ここは指で隠れるから今野で」ってことですか。なるほど。じゃあぜひとも、購入してパッケージの隅々まで見ていただきたいです。買わないと全部見れませんから!
- Blu-ray / DVD「天の茶助」2016年1月8日発売 / バンダイビジュアル
- Blu-ray Disc / 5400円 / BCXJ-1099
- DVD / 4104円 / BCBJ-4750
音声特典
コメンタリー:SABU×オラキオ×市山尚三(プロデューサー)
映像特典
メイキング The making of Chasuke's Journey / イベントダイジェスト映像集(初日舞台挨拶ほか) / 予告篇
あらすじ
天界──。そこでは脚本家たちが忙しく筆を動かし、地上で暮らす人間たちの“人生のシナリオ”をしたためていた。茶番頭として働く茶助は、ある日“斬新なアイデア”を求められ、いいかげんな助言をしてしまう。しかしそれがきっかけで、思いを寄せる女性・ユリのシナリオが書き換えられることに。交通事故死する運命となったユリを救うため、茶助は彼女が住む沖縄に降り立つ。邪魔すべく刺客を送り込む脚本家たちや、シナリオに翻弄される人間たちとの攻防の中、茶助はユリの運命を変えることができるのか。
スタッフ / キャスト
原作・脚本・監督:SABU
主題歌:Ms.OOJA「翼」
出演:松山ケンイチ、大野いと、大杉漣、伊勢谷友介、玉城ティナ、オラキオ(弾丸ジャッキー)、今野浩喜、寺島進ほか
SABU(サブ)
1964年11月18日生まれ、和歌山県出身。ミュージシャンを目指して上京後、俳優の道へ進む。1986年の森田芳光監督作「そろばんずく」で映画初出演。役者としての経験を積む一方、1996年に「弾丸ランナー」で監督デビューを飾る。以降「ポストマン・ブルース」「アンラッキー・モンキー」などを手がけ、「MONDAY」で第50回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞に輝いた。そのほか監督作に「幸福の鐘」「疾走」「蟹工船」「うさぎドロップ」など。2016年世界公開予定のマーティン・スコセッシ監督作「Silence(原題)」に出演している。
弾丸ジャッキー(ダンガンジャッキー)
オラキオ
1977年9月5日生まれ、佐賀県出身。学生時代は体操部に所属し、インターハイの九州地区予選優勝経験を持つ。元自衛隊の相方・テキサスと組み、2003年より現在のコンビ名で活動開始。運動神経を生かしたネタを取り入れ、“肉体派芸人”として「とんねるずのみなさんのおかげでした」「あらびき団」「爆笑レッドカーペット」など多くのバラエティ番組で活躍する。蛭子能収がMCを務めるWeb番組「シロウト女子のえびす裁判」にナレーターと“番組AD”役で出演中。11月より、子供を対象にした「オラキオ体操教室」を開催している。