佐藤健×神木隆之介インタビュー

──今日は全部で3つの会社を回られたということですが、いかがでした？

神木　緊張しました！ 違う職業の方のオフィスにお邪魔するっていうことがまずないので、本当に……「お邪魔します！」っていう感じで。

佐藤　けど、いつも僕たちの記事を書いて下さる方々と実際にお会いできたことがうれしかったですね。

──ナタリーの編集部はいかがでした？

佐藤　すごくオシャレでした、絵とかも飾ってあって。マンガもすごくたくさん、きれいに並べてありましたし。

神木　うん、あれはすごいなあとも思いましたし、僕がここに勤めたらずーっと読んでるんだろうなって（笑）。

佐藤　仕事せずに？

神木　うん（笑）。こうやって、チラって！

──今日1日で、何か驚いたこととかってあります？

神木　編集部によって、働いてる方々の雰囲気ですとか、デスクの感じとかが違うっていうことに驚きました。それぞれ会社の色が出るんだなって。

佐藤　けど、総じてどこもきれいでびっくりしましたね。

──……実は、掃除したんですよ（笑）。

佐藤　そうなんですね（笑）。でもジャンプ編集部とか（所属事務所の）アミューズのほうが、ものが多くて雑多な感じですね。

神木　たしかに、アミューズもそうだね（笑）。

──ジャンプ編集部も撮影やキャンペーンで行かれたんですよね。そのときは驚きなどはありました？

佐藤　物量がとにかくすごかったですね。デスクの上が見えないですから。

神木　うんうん。物がすごい積み重なってたり、ダンボールがいっぱいあったり。でも、その中にマンガの原稿が入ってるんだなと思うと、本当に“聖地”だなと思いますね（笑）。

──今日は“努力の日”ということで、これまでにお2人がしてきた努力の話などお聞かせいただけたらと思うのですが。

佐藤　まあ……映画を作る過程が一番、努力といえば努力ですかね。大変な作業ですし、肉体労働でもあるので、やっぱり努力といえると思います。

──「バクマン。」でもそうですかね？

佐藤　どの作品でもそうなんですけど、今回の映画は特にテーマが“友情・努力・勝利”だったので、スタッフ・キャストっていう仲間と努力してものを作るという意味で言うと、そういう現場でしたね。“友情イベント”もやって、今日は“努力の日”で、……勝利はまだわからないんですけどね。

──神木さんはいかがですか？

神木　僕は、努力と言って思い浮かんだのが……高校の頃、すごくモテる努力をしてました（笑）。

──え！

神木　ふふふ。体育祭の徒競走とか、絶対に勝とうと思って、前日は公園で重りを持って走ってました（笑）。

──それは勝利につながりました？

神木　勝ちました、勝ちました！ 映画の現場でも、もちろん“努力”してるんですけど、健くんが今言ってくれたので。日常で努力って言ったら、モテる努力してたなあって思って（笑）。