映画ナタリーは、2018年3月で3周年! これまでに通算2万本以上のニュースを配信し、8400本を超える作品を紹介してきた。今回は読者への感謝を込めた特別企画として、開設当初から今日まで映画界、そして映画ナタリーの特集やニュースを盛り上げてくれた30人の監督・俳優にアンケートを実施。この3年間に観た映画のベスト3とあわせて、それぞれの3年を振り返ってもらった。
イラスト / 川原瑞丸
コメント寄稿者一覧
飯島寛騎 / 入江悠 / 大友啓史 / 小野塚勇人 / 神木隆之介 / 上白石萌音 / 小林勇貴 / 桜井日奈子 / 白石和彌 / 瀬田なつき / 高杉真宙 / 中川大志 / 西銘駿 / のん / 浜辺美波 / 樋口真嗣 / 福田雄一 / 古川雄輝 / 前野朋哉 / 松江哲明 / 松尾スズキ / 松田るか / 三木孝浩 / 水江未来 / 柳英里紗 / 山田裕貴 / 山戸結希 / 山本美月 / 吉沢亮 / 渡辺大知
※コメント掲載は50音順
※2015年1月~2018年3月の公開作をメインに、旧作・待機作も含めた“この3年間に観た映画”からベスト3を選出
入江悠
- 「立ち去った女」
- 「スリー・ビルボード」
- 「夜明け告げるルーのうた」
この3年間で感動した映画はたくさんありますが、選んだ作品は劇場で震えた感触を今でも鮮明に覚えている映画です。
私にとってのこの3年間は、迷いながらがむしゃらに映画を作りあっという間に飛び去った一瞬の夢のようでした。
映画ナタリー3周年おめでとうございます。これからも、記事を読んだ方がたくさん映画館に足を運びたくなるようなニュースや記事を配信していただけることを願っています。
- 入江悠(イリエユウ)
- 1979年11月25日、神奈川県生まれ。「SRサイタマノラッパー」シリーズ、「ジョーカー・ゲーム」「太陽」「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」、ドラマ「ふたがしら」シリーズなどを手がける。「ビジランテ」が全国で順次公開中。高杉真宙、加藤諒、渡辺大知をキャストに迎えた「ギャングース」が2018年秋公開。
大友啓史
- 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
- 「沈黙-サイレンス-」
- 「哭声/コクソン」
映画ナタリーさん3周年おめでとうございます。いつも色々な形で取り上げてくださり、ありがとうございます。感謝してます。
これからも益々映画ファンをワクワクさせるような記事をお願いします。
「るろうに剣心」三部作を撮り終えた後の「秘密 THE TOP SECRET」「ミュージアム」「3月のライオン」を手がけたこの3年間は、その後の作品創りにつながるような試行錯誤に、意識的に挑戦していたように思います。それは特殊造形であったり、今まで仕事したことのない俳優たちとの出会いであったり、人間ドラマへの自分なりの回帰であったり。これらの蓄積をベースに今年からまた、様々なことに挑戦しようかなと思っています。
- 大友啓史(オオトモケイシ)
- 1966年生まれ、岩手県盛岡市出身。2009年に「ハゲタカ」で映画監督デビューを果たす。2012年から2014年にかけて「るろうに剣心」3部作を監督。2016年に「秘密 THE TOP SECRET」「ミュージアム」を手がける。2017年には「3月のライオン」2部作が公開。2018年10月19日に最新作「億男」が封切られる。
小野塚勇人
- 1位「アベンジャーズ」
- 2位「ベイマックス」
- 3位「千と千尋の神隠し」
映画ナタリーさん3周年おめでとうございます!!
映画ナタリーさんには仮面ライダーからすごくお世話になっています。
またご一緒に出来るように頑張ります!
- 小野塚勇人(オノヅカハヤト)
- 1993年6月29日生まれ、千葉県出身。2012年より劇団EXILEメンバーとして活動。2018年には映画「恋のしずく」が公開予定。また4月12日から舞台「THE 面接」が三越劇場にて公演スタート。
神木隆之介
- 「マイ・インターン」
- 「ザ・マジックアワー」
- 「キツツキと雨」
映画ナタリー3周年おめでとうございます!
いつも本当にお世話になっています!
なんと、出演回数(※)が上位という……本当に感謝の気持ちしかありません。
毎回、楽しく取材を受けさせて頂いています。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
※編集部注:映画ナタリーの特集に5回登場
- 神木隆之介(カミキリュウノスケ)
- 1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。代表作は「桐島、部活やめるってよ」「君の名は。」「3月のライオン」など。主演ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」の放送開始を2018年4月21日に控えるほか、2019年1月スタートのNHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」にも出演する。
上白石萌音
- 「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」
- 「グレイテスト・ショーマン」
- 「はじまりのうた」
とても迷いましたが、結果的に、どの映画もサントラを繰り返し聴いているものになりました。映画の音楽にはとても惹かれます。そしてこの3本は日常を大切に生きようと思わせてくれる映画でもあると思います。何度も観たい作品です。
映画ナタリー様、3周年おめでとうございます! 演者としても、いち映画好きとしても、大変お世話になっています。これからも、沢山の記事が映画と出会うきっかけになると思います。私自身もそのきっかけの1つになれるよう、精進します!
- 上白石萌音(カミシライシモネ)
- 1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。「舞妓はレディ」で映画初主演。「君の名は。」などで声優としても活躍し、2016年には歌手デビューを果たした。現在公開中の「ちはやふる -結び-」に出演、さらに6月8日には「羊と鋼の森」が公開される。4月からは竹生企画 第3弾「火星の二人」に出演する。
小林勇貴
- 「孤狼の血」
- 「霊的ボリシェヴィキ」
- 「ヘルドライバー」
映画ナタリーさん3周年おめでとうございます! いつも見出しがナタリーさんだけイカレてるので最高です! 歪んだまま突っ走って欲しいです! 俺も頑張ります!
ベスト3の映画は「この監督でなければいけなかった!」という共通項があります。「孤狼の血」は冒頭から盛り上がりすぎてて、「さすがにここがピークでしょ」というところから、またさらに一段も二段もテンションが上がって、最後は「狂い咲きサンダーロード」のような爽快感があります。「霊的ボリシェヴィキ」は観てる人たち全員が、かつて自分に起きたことを強制的に思い出してしまうため、それぞれ見たものが全く違うという現象が起きる凄まじい映画です。「ヘルドライバー」は仕掛けなどの物量、驚異のカット数です。聞くと、凄まじい量のシーンがたった一日で撮影されてます。ここまで現場を回せる監督としての技量をつけていきたいです。でも俺、絵コンテ描けねぇ~描いても見ねぇ~。がんばります!
- 小林勇貴(コバヤシユウキ)
- 1990年9月30日生まれ、静岡県出身。働きながら自主映画を制作し「Super Tandem」でPFFアワード2014入選。「孤高の遠吠」でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016オフシアター・コンペティション部門のグランプリを獲得する。2017年11月、間宮祥太朗を主演に迎えた「全員死刑」で商業映画デビュー。12月に「へドローバ」を発表した。
桜井日奈子
- 「百円の恋」
- 「8年越しの花嫁 奇跡の実話」
- 「グレイテスト・ショーマン」
「百円の恋」:尊敬する安藤サクラさん主演の作品。ニートからボクサーになるまでを秀逸に演じられてて、体型、目つきが最初と最後で全く違っていました。ストイックに役に向き合っていらっしゃる姿に感銘を受けた作品です。
「8年越しの花嫁 奇跡の実話」:私の地元、岡山で撮影されている作品なので、学校の通学路、よくいったスーパーなど慣れ親しんだ場所が映るたびにニヤニヤしてました。
「グレイテスト・ショーマン」:最初から最後までずーっとワクワクしながら観ました。ヒュー・ジャックマンさんの歌、ダンスに魅了されて、そして作品全体からパワーがすごく伝わってくる作品でした。
映画ナタリーさん、3周年おめでとうございます! 私も芸能活動を始めて約3年になります。
同期ですね笑。
映画「ママレード・ボーイ」の取材にもいらしていただいて感激しました!
これからもたくさんお世話になれるように、私も一緒にがんばりたいです。
- 桜井日奈子(サクライヒナコ)
- 1997年4月2日生まれ、岡山県出身。2014年に開催された「おかやま美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリを獲得。2016年に舞台「それいゆ」で女優デビューを飾る。2017年、「ラストコップ THE MOVIE」で映画初出演。2018年には、主演映画「ママレード・ボーイ」、ヒロイン役を務める「ういらぶ。」の公開を予定している。
白石和彌
- 「ナイトクローラー」
- 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
- 「LOGAN/ローガン」
この3年、映画ナタリーさんには本当にお世話になりました。自分自身の作品では勿論ですが、いろんな作品の気になる情報の見出しに釣られて何度も目にしました。3周年おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。
映画は、単純に楽しんだ洋画を選びました。特に「LOGAN/ローガン」。ウルヴァリンシリーズを見続けて良かったと、ずっと涙流しながら見てました。
- 白石和彌(シライシカズヤ)
- 1974年12月17日生まれ、北海道出身。若松孝二に師事し、2010年に「ロストパラダイス・イン・トーキョー」で長編監督デビュー。「凶悪」「サニー/32」「牝猫たち」など手がける。2017年に「彼女がその名を知らない鳥たち」でブルーリボン賞監督賞を受賞。最新作「孤狼の血」が2018年5月12日に封切られる。
瀬田なつき
- 「希望のかなた」
- 「牯嶺街少年殺人事件」※4Kレストア・デジタルリマスター版
- 「ブリッジ・オブ・スパイ」
映画ナタリー3周年おめでとうございます。お世話になりました。
今後も、楽しませてください!
動画配信サイトなど、映画の形も、ここ3年で変わった気もしますが、映画館の暗闇で見てよかったなぁと思った3本です(見逃してばかりですが)。
並べると、他者とどう向かい合うか、そんなことを考え、勇気をもらった映画でもあります。映画館を出た後、今までと風景が変わって見えました。
そんな作品を、自分も作っていきたいです。
- 瀬田なつき(セタナツキ)
- 1979年生まれ、大阪府出身。2011年、自身初のメジャー映画長編作品「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」を手がけ、同作は世界各国の映画祭で上映された。2017年には、橋本愛、永野芽郁、染谷将太が共演した「PARKS パークス」を監督。2018年4月からオンエアされるテレビドラマ「声ガール!」の演出を務めている。
高杉真宙
- 「シング・ストリート 未来へのうた」
- 「ヒメアノ~ル」
- 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
映画ナタリーさん、3周年おめでとうございます。
自分にとってこの3年間は、今後の人生を決めていく中で重要な3年間だったんじゃないかなと思います。
目標に向かってがむしゃらに演技をしてたくさんの方に出会ってお話しして、経験を積むことができました。
中でも今まではあまり多くさせて頂く機会のなかった映画でお芝居をすることが多くなり、賞まで頂けたのは本当に恵まれているな、と思いましたし、映画を多くやらせて頂くことによってこうやって映画ナタリーさんのコメントを書かせて頂くことが出来ているんだなと思います。
今後もいろいろな作品に関わり出会って、輪を広げていけたらと思います。これからもよろしくお願い致します。
- 高杉真宙(タカスギマヒロ)
- 1996年7月4日生まれ、福岡県出身。2012年公開の「カルテット!」で映画初主演を飾る。その後「ぼんとリンちゃん」「想影」「逆光の頃」で主演を務め、「散歩する侵略者」「プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~」などに出演。2018年は「世界でいちばん長い写真」「虹色デイズ」「ギャングース」の公開を控えている。
中川大志
- 1位「湯を沸かすほどの熱い愛」
- 2位「グレイテスト・ショーマン」
- 3位「ダンケルク」
「湯を沸かすほどの熱い愛」:僕の大好きな役者さんが沢山出ていて、繊細で、熱い芝居に引き込まれました。家族の繋がりに涙しました。
「グレイテスト・ショーマン」:ありのままで自分らしく輝こうとする登場人物達の力強さ、素晴らしい音楽、こんなにも笑顔で泣いた映画は初めてでした。
「ダンケルク」:観ていて、息が苦しくなったり、声を出してしまったり、気づけば息を止めていたり、完全にスクリーンの向こう側に入り込んでいました。
映画ナタリー様、3周年おめでとうございます。役者の仕事を始めてから数年、テレビドラマの現場が多かった自分は、映画の世界にずっと憧れていました。
そんな僕が、映画に出させて頂くようになったのが3年ほど前でした。
大好きな映画の世界の中で、これからも色々な人間として生きていきたいです。
映画ナタリー様の益々のご発展をお祈り申し上げます。
- 中川大志(ナカガワタイシ)
- 1998年6月14日生まれ、東京都出身。ドラマ「家政婦のミタ」で注目を集め、映画「きょうのキラ君」「ReLIFE リライフ」などで主演を務めた。現在「坂道のアポロン」が全国公開中。TBS系で4月放送開始のドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」に出演するほか、7月6日には主演作「虹色デイズ」が封切られる。
飯島寛騎
今回は自身がいいなと思ったここ最近の映画を紹介したいなと思います。3位は「チアダン」! たまたまその公開日に携帯電話を替えにいってそのショップのテレビでやってる特集を見て青春実話ストーリーかと思い映画館に足を運びました。天海祐希さんの熱血ぶりがたまらなかったです。
2位は「羊の木」! これは最近見に行ったのですが人間って色々な人がいるんだなと考えさせられました。結構重い話でしたが見ながら推理していくのも楽しい作品でした。
そして第1位は「ミュージアム」。これは原作を途中まで見ていてグロテスクな面も多少あり衝撃を受けていましたが、実写ではその面がかなり素晴らしい表情、心情でゾワっとも、ブルっともしました。自分自身にとっても凄くいい刺激のある作品でした!
と言った感じでここ最近で見た映画の僕のオススメでした!