そろそろ真剣に「サメ映画とは何か」を考える時が来たのかも知れません
1975年製作のスティーヴン・スピルバーグ監督作「ジョーズ」をはじめ、殺戮マシンと化したサメが人間を襲う「ディープ・ブルー」、竜巻に巻き込まれたサメが空から降ってくる「シャークネード」など、これまでに多様なサメ映画が製作されてきた。2018年のジェイソン・ステイサム主演作「MEG ザ・モンスター」が、全世界で5億3000万ドル超の大ヒットを飛ばしたことは記憶に新しい。2021年8月4日、サメ映画専門のバイヤー兼翻訳家・サメ映画ルーキー氏のツイートが話題を呼んだ。サメが出ないサメ映画「No Shark(原題)」に言及したツイートの中には、「そろそろ真剣に『サメ映画とは何か』を考える時が来たのかも知れません」という一文が。そこで映画ナタリーでは、サメ映画ルーキー氏と“サメンテーター”である中野ダンキチ氏の対談を企画。サメ映画とはなんなのか、たっぷり語り合ってもらった。