朝ドラ「ばけばけ」高石あかりと夫婦役のトミー・バストウ「大きなチャレンジ!」

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2025年度後期の連続テレビ小説「ばけばけ」。その出演者発表会見が本日11月27日に大阪・NHK大阪放送局で行われ、キャストの高石あかりトミー・バストウ、制作統括の橋爪國臣、チーフ演出の村橋直樹が出席した。

「ばけばけ」で夫婦役を演じる高石あかり(右)とトミー・バストウ(左)

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「ばけばけ」で夫婦役を演じる高石あかり(右)とトミー・バストウ(左)

「ばけばけ」で夫婦役を演じる高石あかり(右)とトミー・バストウ(左)[拡大]

「ばけばけ」は、没落士族の娘である小泉セツをモデルにした物語。島根県で生まれ育った主人公・松野トキが、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、怪しい話好きという共通点から次第に心を通わせる様子が描かれる。高石がトキ、バストウがトキの夫で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がモデルのヘブン役に起用された。

高石は「じわじわ実感が湧いていますが、どこかまだ自分事じゃない気もしています」とヒロインに選ばれた心境を改めて伝える。朝ドラヒロインを目指したのは、小学生の頃に先生からもらった「あなたがヒロインになっているところが見たい」との言葉がきっかけ。彼女は「先生のおかげで大きな夢ができて、今ここに立てています」「先生に報告したら『生きている意味が1つ見つかりました』と言ってくださった。大好きな先生の一部になれていることがとてもうれしいです」としみじみと話した。

「ばけばけ」で夫婦役を演じる高石あかり(右)とトミー・バストウ(左)

「ばけばけ」で夫婦役を演じる高石あかり(右)とトミー・バストウ(左)[拡大]

ドラマ「SHOGUN 将軍」のマルティン・アルヴィト司祭役で知られるバストウは、候補者1767人の中からオーディションを勝ち抜いてヘブン役を射止めた。彼は「モデルになったハーンさんを調べていくうちに、これは大きなチャレンジだと感じました」と演じるにあたっての思いを振り返り、「彼と私は似ているところも、全然違うところもある。私の経験を使いながら、ハーンさんのエッセンスを嘘偽りなく伝えていきたい」と続ける。似ている要素を聞かれると「日本が大好きで冒険も好き! 繊細なところもあります」とにこやかに答えた。

バストウは10月から日本に滞在し、日本語の勉強中。これまでも10年ほど学んでおり日本語は堪能であるが、日常生活で話すチャンスがなかなかないため、製作陣に「現場での会話は、基本的には日本語を使いたい」と頼んでいるそう。日本で楽しみにしていることを聞かれたバストウは「朝ドラのスケジュールはすごく大変だと聞きました」と笑いつつも、「日本の文化をもっと深く知りたい。おいしいごはんも楽しみたいです」と目を輝かせ、「何よりもラーメンが大好き」だと明かした。

最後にバストウは「精一杯がんばります!」と挨拶する。高石は「この物語のモデルになった2人の空気感が私は大好きなんです。それは2人だけの愛があるからだと思っています。視聴者の皆さんにしっかりとお届けできるよう、トミーさんとコミュニケーションをたくさん取って、楽しい撮影期間になればいいなと思っています」とバストウとの共演に期待した。

連続テレビ小説「ばけばけ」は2025年春にクランクイン予定。同年秋から放送される。

※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記

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(写真提供:NHK)

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