エイドリアン・ブロディが建築家役、ヴェネツィアで銀獅子賞「ブルータリスト」2月公開

第81回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で銀獅子賞（最優秀監督賞）を受賞した「The Brutalist」が、「ブルータリスト」の邦題で2025年2月21日に公開されるとわかった。

本作は第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人の建築家であるラースロー・トートの30年にわたる半生を描く物語。妻のエルジェーベト、姪のジョーフィアと強制的に引き離されてしまったラースローは、移住したペンシルベニアで実業家ハリソンと出会う。彼から家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築を依頼されたラースロー。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかるのだった。

ラースローを「戦場のピアニスト」で第74回アカデミー賞主演男優賞を獲得したエイドリアン・ブロディが演じ、エルジェーベトに「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズ、ハリソンに「メメント」のガイ・ピアースが扮する。ジョー・アルウィン、ラフィー・キャシディらもキャストに名を連ねた。監督を務めるのは「シークレット・オブ・モンスター」のブラディ・コーベット。YouTubeでは特報が公開中だ。

「ブルータリスト」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。配給はパルコが担当する。

映画「ブルータリスト」特報