デジタル化が進んだ近未来を舞台とする本作では、主人公の石川朔也がAI技術であるヴァーチャル・フィギュア(VF)を利用して亡き母を仮想空間によみがえらせるさまが描かれる。朔也役で池松、母の親友・三好彩花役で三吉、朔也の幼なじみ・岸谷役で水上、AI技術者・野崎役で妻夫木が出演した。
映像には「AIの進化について」という問いに対して、それぞれがAIとの関わり方を述べる様子を収録。池松は「これからあと10年くらいが、人間とAIがどう共存していくかが決まる最後のターンになると思う。楽観視は絶対にできない」と警戒する。職業柄、AIを使う場面が多いという三吉は「ボジティブな使い方だけれど慣れてしまっている自分もいて、考えなければいけないなと思う」と述べた。
さらに「人の“本心”がどこまでわかるか?わかってもらいたいか?」というテーマに関して、妻夫木は「人間ってはっきりできないものがあるからいい。嘘発見器で『はい~、嘘ついた! あなた犯人です!』みたいなことやれるわけないじゃない?(笑) 言葉にならないことがあるから俺たちは芝居をするし、映画も作るんじゃないかな」と言及。池松が「俳優って絶対“本心”を言わないですよね(笑)。めちゃくちゃ嘘ついてますよね? 俺だけ?」と切り出し、三吉と水上が「めちゃくちゃ嘘ついてます!(笑)」と応じる一幕も映し出される。
映画「本心」スペシャル座談会映像
池松壮亮の映画作品
リンク
紅サーカス @circus_kurenai
全て推し。 https://t.co/FTgVol5Rr6