ありがとうが言い足りない!「ガッチャード」ファイナルにDAIGOやデイブレイクも集合

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「仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ」の千秋楽となる東京公演が10月20日に東京・昭和女子大学 人見記念講堂にて行われた。映画ナタリーでは最終公演となった17時の回の模様をレポートする。内容に触れているので、配信などで視聴予定の方はご注意を。

「仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ」千秋楽のエンディングより。左から藤林泰也、本島純政、DAIGO、松本麗世

「仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ」千秋楽のエンディングより。左から藤林泰也、本島純政、DAIGO、松本麗世

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本イベントは「仮面ライダーガッチャード」のスペシャルショーと、レギュラーキャストによるトークショーと音楽ライブで構成されるもの。4会場、14公演すべてにメインキャストである一ノ瀬宝太郎 / 仮面ライダーガッチャード役の本島純政、九堂りんね / 仮面ライダーマジェード役の松本麗世、黒鋼スパナ / 仮面ライダーヴァルバラド役の藤林泰也、銀杏蓮華役の安倍乙、鶴原錆丸役の富園力也、ミナト役の熊木陸斗、クロトー役の宮原華音、ラケシス役の坂巻有紗、枝見鏡花役の福田沙紀、加治木涼役の加部亜門と、主題歌を歌ったBACK-ONが参加した。

「仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ」千秋楽の様子

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「虹色の卒業旅行!」と題されたショーは、テレビシリーズを手がけた内田裕基が脚本を執筆。カグヤに招待された宝太郎たちが“卒業旅行”で訪れた旅先に、なぜかマルガムが現れることからストーリーが展開する。カグヤと音信不通になる中、マルガムと戦う宝太郎たちの前に姿を現したのは、復活したクロトーとラケシス。さらに錬金連合の幹部からグリオンの声がしたかと思うと彼は仮面ライダードレッドの究極形態であるドレッド終式へと変身し、宝太郎たちはピンチに陥ってしまう。この先は配信などで確かめよう。なおこのショーには仮面ライダーガッチャードの新たなフォーム・レジェンドライナーが登場。また公演ごとにセリフが異なるシーンがあることも今回のファイナルステージの見どころだ。

本島純政(左)からハンカチを受け取る松本麗世(中央)

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イベント第2部「ガッチャ!アフタースクールパーティ!!」は、Beverlyが挿入歌の「Rising Fighter」、BACK-ONとBeverlyが同じく挿入歌の「THE SKY'S THE LIMIT」を披露してスタート。トークパートでは主題歌の歌詞でもある「君と僕のケミストリー」をテーマに、キャスト同士の思い入れを語り合うことに。加部と本島、安倍と富園、安倍と富園、熊木と福田、宮原と坂巻という組み合わせで、お互いに気持ちを伝え合った。そして仮面ライダーに変身した本島、松本、藤林が話すパートでは、松本が話し始めた途端に涙ぐみ、本島がハンカチを渡す一幕も。涙を拭いて気を取り直した松本は「私が悩んでるときは、藤林さんが『うえーい』って笑わせてくれるし、本島さんは『ガッチャ! ガッチャ! ガッチャ!』って(笑)。2人ともすごく支えになりました」と改めて感謝。本島も「この3人じゃなかったら、このみんなじゃなかったら絶対に『ガッチャード』を作れなかったので、本当に本当にうれしく思います」と感慨深げだった。

ライブコーナーはキャスト10人によるユニット・ガッチャオールスターズの「CHEMY×STORY Gotcha Version」から始まり、熊木の「One Hint」、宮原と坂巻の「CRY SIS」、藤林と福田の「Blaze up」、本島の「Dream Hoper」、本島、松本、安倍、富園によるユニット・キッチンいちのせ連合の「ガッチャ!レッツゴー!」といったキャラクターソングが次々と披露される。さらに、これまでの公演ではBACK-ONの2人が披露してきたオープニング主題歌「CHEMY×STORY」を、この回のゲストであるFLOWのKOHSHIとKEIGOも加え、テレビシリーズ17話以降で使用された4人バージョンで歌唱。ライブパートを締めくくった。

DAIGO

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退場するDAIGO(左から3人目)

退場するDAIGO(左から3人目)[拡大]

続いてMCが「この最後の瞬間に、とある方が駆け付けてくださいました」と告げると、「最高のフィナーレだな。さすが俺」と言いながらサプライズで登場したのは、映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」で未来の宝太郎を演じたDAIGO。「加治木くん(加部)がね、『DAIGOさん、観に来てください』と誘ってくるんですよ。俺、どうすればいいのかなと思って(笑)」と裏話を披露すると、加部も「昨日連絡したとき言ってくださいよ」と驚きながらツッコむ。さらにDAIGOは「わかりやすく言うと、K・G・S……『仮面ライダーガッチャード』、最高うぃっしゅ!」とDAI語でメッセージを贈った。

サプライズゲストの一斉登場に喜ぶキャストたち

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左から本島純政、永徳

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MCから「サプライズはこれだけではございません。この方々もお越しくださいました」と呼び込まれたのは、仮面ライダーガッチャード役の永徳、仮面ライダーマジェード役の下園愛弓、仮面ライダーヴァルバラド役の中田裕士、仮面ライダードレッドおよび仮面ライダーレジェンド役の縄田雄哉、仮面ライダーガッチャードデイブレイク役の浅井宏輔というスーツアクター陣、監督の田崎竜太山口恭平渡辺勝也柴崎貴行坂本浩一、アクション監督の福沢博文、音楽プロデューサー・飯田真由、プロデューサー・湊陽祐。一緒に番組を作り上げてきたメンバーに花束を渡されたキャスト陣は驚きながら、それぞれハグを交わし、観客も大きな拍手で迎えた。ゲストたちがステージから去ろうとすると、本島は「DAIGOさん、帰っちゃうんですか?」と引き止めるが、DAIGOは「宝太郎、俺もいなくなるから。お前たちはお前たちの未来を生きてくれ!」と映画のセリフで返答。本島が「かっこいいー!」と感動している中、DAIGOたちはステージをあとにした。

エンディングではBeverly、FLOWのKOHSHIとKEIGO、BACK-ONのKENJI03とTEEDAに続いて、キャストがあいさつ。「いやー、仕事以外で久しぶりに泣きましたねー」と切り出した加部は「僕ら、ヒーローやってたじゃない? 俺は一般人だけどさ。でもこうやって来てくださって、皆さんが僕らにとってのヒーローです。本当にみんな大好きです、ありがとう!」と観客に感謝を伝えた。福田は涙声で「本当はすごく泣き虫なんですけど、(スパナの)師匠として泣かないようにしっかりとみんなを、そしてスパナを引っ張っていけたらなという気持ちでずっといて。頼りになる師匠でいられるのかなっていうのが悩んでたところではあったんですけど、皆さんに成長させていただきました」と振り返った。

坂巻は「私たちは成長して大人になっていくけど歌も作品は歳を取らないから、いつまでたっても愛する作品ということに変わりはないと思う。1年間ありがとうございました。みんな、大好きだよ!」と笑顔を見せる。続く宮原は「このクロトーという役を最後まで愛してもらいたいなと思ったし、皆さんがクロトーの最期を見て『クロトー、幸せになってほしい』って(SNSで)たくさん書いてくださってたんですけど……クロトーは幸せです! 本当にありがとうございました!」と叫んだ。

「この作品に関わる前は、なんか年々、自分の生き方に、これでいいのかなって自信がなくなっている気がしたんですけど」という吐露からコメントを始めたのは熊木。そして「勇気を宝太郎から、ミナトからもらえて、この1年間で成長させてもらいました。僕も死ぬまでガッチャードをたくさん観ると思います。この作品に出会えて、この人たちに出会えて、スタッフさんに出会えて、本当に幸せでした」と涙で声を詰まらせながらコメントした。富園は「このメンバーで『ガッチャード』を作れたことは幸せでした。ツアーもみんなで回れていい思い出だったし、つらいとき苦しいときも一緒で、青春を送れました。1回、蓮華にもみんなにも(作中で)忘れられたんですけど、これからも『ガッチャード』を忘れずに応援し続けてください」と訴える。安倍は「なんて言えばいいのかわかんなくなっちゃった、どうしよう」と、感極まった様子。しかしながら「皆さんの支えがあったからこそ1年間がんばってこれました。……何言えばいいのかわかんないんですけど、感謝の気持ちでいっぱいです。1年間ありがとうございました。つたない文章で申し訳ございません」と懸命に言葉を紡いだ。

藤林泰也

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「もう泣かないよー、うえーい」とおどけていた藤林は、坂巻から「この人が一番泣いてましたよ、裏で」と暴露されると、舞台上でも泣き出してしまう。さらに「ちょっとだけみんなに感謝させてください」と切り出し、「錆丸、クリスマス一緒に過ごしたな」「クロトー、最初めっちゃ怖かった(笑)」「りんね、地面がどんなに冷たくても一緒に転がったね」などエピソードを交えながら、「もうみんな終電逃しちゃうよ、このままだと」と自らツッコミを入れるほどの長さで9人に感謝を伝える。最後に本島へ「言葉がありすぎる。オーディションから一緒にいてくれて……」と伝えたところで「ちょっと長すぎるんで、俳優としてがんばって、またどこかで話す機会を作って、10年後、20年後に、10年、20年分まとめて伝えられるようにがんばります」と宣言した。

松本麗世

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10人の中で最年少の松本は「壁にぶつかることもあったんですけど、皆さん真剣に相談に乗ってくれたり、視聴者の皆さんがメッセージを贈ってくれたり、りんねちゃんには素敵なセリフをたくさんいただいたのでがんばれました」とコメントしたところで「最後のセリフを言ってしまったらファイナルステージが終わってしまう」と涙ぐむ。そして「またがんばって、どこかで集まれたらなと思います。りんねちゃんが私の太陽であったように、私が皆さんの太陽になれるように精一杯がんばります」と笑顔を見せた。

本島純政

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最後は本島が「宝太郎という役を通して、本島純政にこんな幸せな景色を見せてくれて本当にありがとうございます。僕は本当にダメダメだったんですけど、皆さんからのお手紙とか、宝太郎のうちわとか、『がんばれ仮面ライダー』という声で1年間がんばることができました。この作品を通じて、あきらめない心の大切さとか、前向きに壁に当たり続けることの大切さ、時には誰かに頼る大切さとかが皆さんに伝わっていればうれしいです! 本当に本当に、ありがとうございましたー!」と涙ながらに絶叫。そして「皆さん、わかりますね? 僕が『せーの』と言ったらあの言葉をお願いします! せーの!」「ガッチャー!」とコール&レスポンス。全員で客席に一礼してイベントを締めくくった。

「仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ」千秋楽の様子

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「仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ」千秋楽の様子

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しかしイベントは終わっておらず、観客の拍手に応えて再びカーテンが上がるとステージには本島、松本、藤林、さらにはサプライズ登場時には私服だったDAIGOも役の衣装に着替え、4人が並び立つ。本島が「まだまだ、ありがとうが言い足りない!」と叫ぶと4人が変身ポーズを取り、舞台には仮面ライダーガッチャード、仮面ライダーマジェード、仮面ライダーヴァルバラド、仮面ライダーガッチャードデイブレイクが登場。さらにBACK-ONとFLOWが「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」の主題歌「THE FUTURE DAYBREAK」を歌い始めると、キャストたちは観客席に降りて感謝を伝えた。曲が終わると、改めてキャスト、アーティストは手をつないでステージに並ぶ。本島の「1年間、ありがとうございました!」の声で、イベントは改めて終幕を迎えた。

「仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ」は、最終日の全3公演が それぞれuP!!!(アップ)およびTELASA(テラサ)で配信中。アーカイブは10月27日23時59分まで視聴可能だ。10時の回のトークパートには南野陽子福圓美里小西克幸、ライブパートにはRicky(RIDER CHIPS)がゲスト出演。13時30分の回のトークパートには石丸幹二鎌苅健太沖田絃乃、ライブパートにはBeverlyがゲスト出演した。

※田崎竜太、柴崎貴行の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

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「仮面ライダーガッチャード ファイナルステージ」東京会場 DAY2(SP公演)

2024年10月20日(日)東京都 昭和女子大学 人見記念講堂
<出演者>
本島純政(一ノ瀬宝太郎 / 仮面ライダーガッチャード役)、松本麗世(九堂りんね / 仮面ライダーマジェード役)、藤林泰也(黒鋼スパナ / 仮面ライダーヴァルバラド役)、安倍乙(銀杏蓮華役)、富園力也(鶴原錆丸役)、熊木陸斗(ミナト役)、宮原華音(クロトー役)、坂巻有紗(ラケシス役)、福田沙紀(枝見鏡花役)、加部亜門(加治木涼役)、BACK-ON(ゲストアーティスト)、松本寛也(トークショーMC)

10:00の回 「ホッパッパ!キッチンいちのせでガ~ッチャンコスペシャル!」

<ゲスト>
南野陽子(一ノ瀬珠美役)、福圓美里(ホッパー1の声)、小西克幸(番組ナレーション)、Ricky(RIDER CHIPS / ゲストアーティスト)

13:30の回 「最後のケミストリー!冥黒ファミリー再集結スペシャル!」

<ゲスト>
石丸幹二(九堂風雅 / 仮面ライダーウインド役)、鎌苅健太(グリオン役)、沖田絃乃(アトロポス役)、Beverly (ゲストアーティスト)

17:00の回 「ガッチャ!虹色の卒業スペシャル!」

※ゲストなし。キャスト10名と、ゲストアーティストであるKOHSHI(FLOW)、KEIGO(FLOW)、Beverlyによる“卒業公演”となる

有料配信概要

1公演視聴券:税込3800円(Pontaパス会員価格:3300円)
3公演セット視聴券:税込1万1400円(Pontaパス会員価格:9900円)
1公演視聴券(特典付き):税込4100円(Pontaパス会員価格:3600円)
3公演セット視聴券(特典付き):税込1万1700円(Pontaパス会員価格:1万200円)
アーカイブ配信期間:各公演ライブ配信終了後~10月27日(日)23:59
※別途システム手数料:200円
※Pontaパス会員価格での販売はuP!!!のみ。
※特典「ガッチャードFS限定ライドケミートレカセット」の受け取りは自宅配送のみ、12月上旬発送予定。

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(c)2023 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

読者の反応

桐沢たえ @kirisawatae

ライター業のいろはを教えて下さった師匠的存在のナタリー松本さんが#ガッチャFS 千秋楽のレポートを書いて下さいました!最後の挨拶のくだり、当日の幸せな空気感が鮮やかに伝わってきて涙が…😭千秋楽マジで色んな最高なことが起こりすぎて夢?って感じだったから配信で現実だったって確かめたい! https://t.co/B24OFptGI9

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