美術作家・渡辺おさむが主演を務めた短編映画「未亡人」が、11月8日から10日にかけて東京・下北沢トリウッドで上映される。
「未亡人」では、葬儀屋として働く男の前に、喪服を着た謎の女が幾度となく現れる様子を通して、日常に潜む微かな狂気と幻想の境界が描かれる。寿1・3(ことぶきいちさん)が監督・脚本・出演を担い、渡辺に加えてkanae、徳末達也、浅野哲、えーちゃん、島野元良、悠、シロたん、マコト、川上淳之、大橋万里英、谷口保子、スピネル、名取芳彦、太田信平、
同作は20年前に半年の撮影を経て完成したものの、資金難によって公開が叶わず、お蔵入りになっていた作品。2024年に製作委員会が再び立ち上がり、劇場公開される運びとなった。渡辺は「前衛的なカットや昔の映像技術が20年の時を経て、逆に斬新で新鮮に感じます」と同作についてコメントした。
各回の上映前には渡辺による舞台挨拶が行われる。上映スケジュールは、追って劇場公式サイトで告知される。
映画「未亡人」予告編
未亡人
2024年11月8日(金)~10日(日)東京都 下北沢トリウッド
料金:1000円
※予約優先、整理番号入場、全席自由
渡辺おさむ コメント
私が20年前!?に主演した映画「未亡人」が長らくのお蔵入りを経て公開される事になりました。
20年前、新卒で就職した会社も1年で辞め、アーティストを夢見て作品を制作している私に寿監督から突然スカウトされ、軽い気持ちで引き受けたものの、初めての演技でいきなり主役で、半年にわたる撮影と大変だった記憶があります。(かなり昔なので記憶が曖昧ですが)
20年の時を経て蘇る映画の中には、失われた東京の景色が随所に見られ、出演者の子供は成人して大学を卒業し、皆歳をとり、映画の中だけが玉手箱のように青春が溢れています。眩しい!
皆、立派な職業につき、成長しているというのに、私だけ20年前と変わらず同じ作品をつくり続けているなんてどういう事!? 浦島太郎状態です。
前衛的なカットや昔の映像技術が20年の時を経て、逆に斬新で新鮮に感じます。
何より20年前の何の苦労も知らない無垢な眼で、初めての演技をする自分が瑞々しいっ!
若いって素晴らしいですね。
演技をしたことがない自分に「カットがかかるまでじっとして!」「瞬きが多い!」「姿勢が悪い!」
などご指導ご鞭撻をいただいたおかげで、後のテレビ出演の際に役にたちました。
20年の時を経て、初めて大スクリーンで完成品を見たのですが、終始引き込まれて、素晴らしい完成度です。
皆さまにもぜひこの映画を観ていただきたいです。
平山久能の映画作品
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