「甲子園:フィールド・オブ・ドリームス」の
日本の小学校は、児童自らが学校を運営するためのさまざまな役割を担い、集団生活における協調性を身につける場所だ。教室の掃除や給食の配膳などを子供たち自身が行う国は少なく、海外では日本式教育・TOKKATSU(特別活動)が注目を集めている。
英国人の父と日本人の母を持つ山崎は、公立小学校を卒業後にインターナショナルスクールの中学と高校に通い、アメリカの大学へと進学。現在ニューヨークに暮らす中で、“自分らしさ”が日本で過ごした小学校時代に学んだ規律と責任に由来していることに気付く。そして「6歳児は世界のどこでも同じようだけれど、12歳になる頃には、日本の子どもは“日本人”になっている。すなわちそれは、小学校が鍵になっているということではないか」という思いに至り、公立小学校での映画撮影を実施。700時間以上の映像を編集し、本作を完成させた。
同作は、ドイツで行われた第24回ニッポン・コネクションではニッポン・ドックス賞を受賞し、アメリカで開催されたジャパン・カッツでは観客賞、韓国のEBS国際ドキュメンタリー映画祭では審査員特別賞に輝いた。教育大国として知られるフィンランドでは4月に1館で公開され、地元メディアの高評価によって20館の拡大上映が実現した。
「小学校~それは小さな社会~」は東京・シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。配給はハピネットファントム・スタジオが担う。
山口哲一 @エンターテック✖︎スタートアップ @yamabug
観なきゃ!
⇨世界各国で上映、山崎エマが日本の小学校を捉えたドキュメンタリー12月公開 https://t.co/HbJ4kL85u4