ドラマ「ZORRO」の試写トークイベントが本日9月26日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催され、映画「
スペイン制作であり、「マスク・オブ・ゾロ」「レジェンド・オブ・ゾロ」のスタッフが贈る「ZORRO」。19世紀のカリフォルニアを舞台にした「ZORRO」では、虐げられた民衆を守るため、覆面剣士ゾロとして活躍する男の姿が描かれる。
「マスク・オブ・ゾロ」「レジェンド・オブ・ゾロ」で、アントニオ・バンデラス演じるゾロの声を吹き替えた大塚。幼い頃に放映されていたドラマ版で怪傑ゾロの存在を知ったそうで「マント、覆面、帽子を付けて、華麗な剣さばきを見せる。そして馬に乗って……というかっこよさが強烈に印象に残っていました」「なので『マスク・オブ・ゾロ』のときは、あの怪傑ゾロだとすごくわくわくした覚えがあります。アントニオ・バンデラスは上手な役者さんで、馬に乗るにしても振り返るにしても、どうすればかっこよくなるのかわかっているんです。腹が立つくらいですよ(笑)」と茶目っ気たっぷりに述べた。
「マスク・オブ・ゾロ」については「アンソニー・ホプキンス演じる先代のゾロが(バンデラス演じる弟子のゾロを)ビシビシ鍛えて、先代ゾロ役の吹替を劇団青年座の津嘉山正種さんがやってらっしゃった。アンソニー・ホプキンスがめちゃくちゃかっこよくて、アントニオ・バンデラスは“かっこよさ負け”しているんじゃないかってくらい(笑)」「アンソニー・ホプキンスは名優中の名優ですし、津嘉山さんのお芝居も素晴らしくて。津嘉山さんはお手本にさせていただいている方の1人です」と尊敬の念をにじませる。映画版で印象に残っている部分を尋ねられると「高所をヒラリヒラリと飛び降りたりしながら見せる剣さばきと決めポーズ」と答え、「ゾロはかっこよさを煮詰めた結晶。そんなにかっこつけなくても!っていうくらいかっこつけるんですが、それがいいんですよ」とたたえた。
「仕事をするうえでのこだわりは?」という問いに大塚は「吹替の場合は、この人がもし日本語でしゃべるとしたらこういうふうだろうなと考えてみます。その人から出てきそうな音、喋り方をスポイルしないように心がけています」と返し、「アントニオ・バンデラスの場合は視線の配り方、目の使い方ですよね。伏せた目が、ふとターゲットをロックオンする。そういった動きが生きるように声を当てています」と述懐する。また「ゾロは時代劇で、例えば強い侍が悪い人をやっつけるようなパターンの作品」「まいりましたと思うくらいかっこつけてきますが、これが見どころだと思います」と魅力を伝えた。
ドラマ「ZORRO」は10月6日からBS12 トゥエルビで日本初放送。スペインの俳優ミゲル・ベルナルデアウが主演を務め、レナタ・ノトニ、ロドルフォ・サンチョ、ダリア・シウコアトル、エミリアーノ・スリータ、パコ・トウスもキャストに名を連ねた。また「ZORRO」の放送を記念して、10月5日に特別番組「怪傑ゾロ特集Z!」とバンデラス、ホプキンスら出演の「マスク・オブ・ゾロ」、6日に続編の「レジェンド・オブ・ゾロ」がオンエアされる。
ZORRO
BS12 トゥエルビ 2024年10月6日(日)20:59~
※BS編集版、全4話
※第2話以降は毎週日曜19:00から放送
放送直前特番 怪傑ゾロ特集Z!
BS12 トゥエルビ 2024年10月5日(土)19:00~
マスク・オブ・ゾロ
BS12 トゥエルビ 2024年10月5日(土)19:20~
レジェンド・オブ・ゾロ
BS12 トゥエルビ 2024年10月6日(日)18:30~
シネマサテライト @CinemaSatellite
#BS12 #トゥエルビ #怪傑ゾロ特集Z
【放映情報】(2024/9/26)
映画ナタリー〈ニュース〉
大塚明夫がアントニオ・バンデラス出演作の吹替回想、ゾロは「かっこよさを煮詰めた結晶」(イベントレポート)
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