「潜入兄妹」竜星涼、ホーム画面の八木莉可子に元気もらう　兄妹愛に及川光博ほっこり

10月スタートの日本テレビ系ドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」の制作発表会見が、東京都内のスタジオで9月21日に行われ、キャストの竜星涼、八木莉可子、及川光博、入山杏奈、徳井優が出席した。

同作は、ドラマ「大病院占拠」「新空港占拠」「ボイス 110緊急指令室」のチームが手がけたオリジナル作品。父の命を奪われた兄妹が復讐を果たすため、推定被害額120億以上の特殊詐欺グループ・幻獣に身分を偽って潜入するさまが描かれる。

兄・渡良瀬貴一（わたらせきいち）役の竜星と妹・渡良瀬優貴（わたらせゆき）役の八木は初共演。竜星が「共演前のイメージより10倍も20倍もチャーミングな印象。ものすごく笑ってくれますし、みんな八木さんの笑顔に助けられています」と伝えると、八木は「いやいやいや」と首を横に振りながら「実際にお兄ちゃんみたいに気さくに接したり、いじってくださるので、つい笑っちゃうんです」と笑顔の理由を口にする。そして竜星のことを「現場を明るく引っ張ってくださる、みんなの兄ちゃんみたい」と表現すると、竜星は報道陣に対して「皆さん書いてくださいね。『みんなの兄ちゃん』です！」と念を押した。

及川演じる刑事・入間慎之介は兄妹を見守る役どころ。及川は「親戚のおじさん的に演じています。姪っ子のことを思い浮かべてから現場に入ると、いい感じのおじさん具合が出てくる」とユニークな役作りを明かした。カメラの外でも及川は2人をサポートする存在のようで、八木が「出番じゃなくてもメイクルームに来て、明るい空気を作ってくださいます」と目を輝かせると、竜星も「例えメイキングであっても、カメラが回っているときは常に、僕がテレビで観ていた及川さんでいる」と尊敬のまなざしを向ける。「無自覚でした」とケロリと言ってのける及川に、竜星は「根っからの“及川さん”ですね。きらめいてます」と感心しきりだった。

預金残高5億円の高齢者・岩木泰造役の徳井は、闇バイトのターゲット名簿に載っているという役どころのため「5億円ですから。きっと家には大きな貯金箱があるんでしょうね」と想像を巡らせると、及川から「現金なんだ？」とツッコまれて笑いを誘う。兄妹が潜入する特殊詐欺組織のチームリーダー・高津美波役の入山は、役を意識してクールでいようと決めていたそうだが「（共演者たちと）すごい仲良くなっちゃいました」と笑い、現場の雰囲気のよさをうかがわせた。

「バレたら一発、即ジ・エンド」という本作のキャッチコピーにちなみ、キャスト陣には「内緒にしていることは？」という質問も。竜星は「秘密にしながら撮影に入ろうと思ってたことがある」と切り出し、スマートフォンのホーム画面を八木の写真にしていることを打ち明ける。「兄妹役ということで、家族というものを常に感じていたいなと。でも、八木さんに見られたら恥ずかしいなと思い始めて……言いました（笑）。僕がカメラを向けると変顔しかしてくれないんですけど、変顔の八木さんが目に入ると、もうちょっとがんばるかってなります」という竜星のトークに、及川は「心温まりますね」とほっこり。当の八木は「からかわれてホーム画面にされてるのかと思ってました（笑）」と述べ、無事に誤解が解けた様子だった。

「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」は毎週土曜22時から放送。脚本は福田哲平が執筆し、演出は大谷太郎、西村了、茂山佳則が担当する。

土ドラ10「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」

日本テレビ系 2024年10月スタート 毎週土曜 22:00～22:54