虫プロ最後の長編アニメ「哀しみのベラドンナ」原画復元企画が始動

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1973年に公開された長編アニメーション映画「哀しみのベラドンナ」の原画を復元するためのプロジェクトが、クラウドファンディングプラットフォーム・Motion Galleryでスタートした。

プロジェクト「ベラドンナ原画復元計画」ビジュアル

プロジェクト「ベラドンナ原画復元計画」ビジュアル

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山本暎一が監督を務めた「哀しみのベラドンナ」は、虫プロダクション最後の長編アニメ。中世ヨーロッパを舞台に、魔女狩りの嵐に翻弄される若い娘・ジャンヌの愛と悲劇が描かれる。全体の7割が画家・深井国が描く静止画で構成されているのが作品の大きな特徴だ。

今回の「ベラドンナ原画復元計画」は、4Kデジタルリマスターされたフィルムデータから美術原画を復元し、深井監修のもとでアート作品として甦らせるものとして立ち上げられた。目標金額は300万円で、期間は10月31日まで。3000円から15万円までのコースが用意され、リターンとして復元原画セット、復元B2映画ポスター、深井描き下ろしの複製原画などが提供される。プロジェクト成功後には、第2弾として画集制作を目的とするクラウドファンディングを11月から実施する。

プロジェクトの発起人である竹熊健太郎からはコメントが到着。YouTubeでは幾原邦彦寺田克也らが「哀しみのベラドンナ」について語る動画が公開されている。

1973年公開長篇アニメーション映画「哀しみのベラドンナ」の失われた美術原画を復元したい!

竹熊健太郎 コメント

竹熊健太郎

竹熊健太郎[拡大]

哀しみのベラドンナは、その美しさと芸術的な表現で今もなお世界中のファンに影響を与え続けています。今回のプロジェクトは、復元された原画を通じて、この伝説的な作品の美術的価値を再発見し、多くの人々に新しい形で届けたいと考えています。支援者の皆様には、復元原画や復元映画ポスターなど、特別なリターンもご用意しておりますので、ぜひご支援をお願いします。

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