韓国の元大統領・金大中のドキュメンタリー公開、民主主義と平和に生涯を捧げる

韓国の第15代大統領である金大中（キム・デジュン）の軌跡を追ったドキュメンタリー映画「オン・ザ・ロード～不屈の男 金大中～」が、11月1日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される。このたびポスタービジュアル、場面写真、予告編が解禁された。

日本の植民地時代に全羅南道で生まれ、朝鮮戦争を経て政治家を志すようになった金大中。彼は軍事政権下で何度も死の危険にさらされながらも自身の信念を貫き、民主化と平和に生涯を捧げた。金大中の生誕100周年を記念して制作された本作では、東アジア近代史の写し鏡とも言える彼の生涯を、本人の肉声や関係者のインタビュー、6000時間に及ぶ膨大な映像資料をもとに映し出していく。

YouTubeで公開された予告編には、「朝鮮戦争で死ぬ寸前だったのだから、死んだと思って独裁と戦おう、政治をやろうと決心しました」という金大中の言葉や、彼が市民に対し「私は命を差し出してでも皆さんの味方です」と訴える様子などが収められた。日本で上映される“日本編集版”では、Apple TV+のドラマ「Pachinko パチンコ」などで知られるソウジ・アライがナレーターを務めている。

ドキュメンタリー映画「オン・ザ・ロード～不屈の男 金大中～」予告編