ウィリアム・フリードキン×アル・パチーノの野心作「クルージング」43年ぶり公開

ウィリアム・フリードキンとアル・パチーノがタッグを組んだ、1980年製作のバイオレンス映画「クルージング」が11月8日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次上映される。

43年ぶりに日本再公開となる本作は、1973年から1979年にかけて米ニューヨークで実際に発生した猟奇連続殺人事件に着想を得たフリードキンの野心作。事件の被害者たちの多くは、毎夜ハードなセックスを求めて集うSMクラブに出入りしていたゲイの男たちだった。密命を受けた市警バーンズは、ゲイになりすましクラブに潜入。やがて彼は男たちの性の深淵に触れ、身も心も擦り減らしていく。

パチーノがバーンズを演じたほか、ポール・ソルヴィノ、カレン・アレンらが出演。今回の発表に際し、パチーノとフリードキンを捉えた当時の写真も到着した。なおフリードキンは2023年8月7日に死去。87歳だった。