般若主演の“HIPHOPエンタメドラマ”が1月開始、ラップグループに潜入捜査する警察官役

ラッパーの般若が、2025年1月頃放送のABEMAオリジナルドラマ「警視庁麻薬取締課 MOGURA」でドラマ初主演を務めることが明らかに。実力派ラッパーが多数出演するほか、成海璃子、吹越満、吉村界人、眞木蔵人、風間俊介が共演に名を連ねる。

本作の主人公は、大麻の使用が疑われるラッパーたちを一斉摘発するため、ラップグループに潜入捜査することになる警察官・伊弉諾翔吉（いざなぎしょうきち）。劇中では、潜入先での抗争や新たな真実に葛藤する主人公の姿が描かれる。般若が伊弉諾を演じ、成海は麻薬取締課に所属する刑事・高橋舞子、吹越は伊弉諾と高橋の直属の上司である草田勘九郎に扮する。伊弉諾の潜入先と対立するラップグループのリーダー・Born-D役には吉村、ラッパーたちが通うクラブのオーナー・ハルク役には眞木、伊弉諾らが属する警察署の管轄エリアの市長・安堂誠役には風間がキャスティングされた。

企画・プロデュースは、鈴木おさむが放送作家業と脚本業の引退前に担当。彼がラッパーの漢 a.k.a. GAMIから聞いた実話がもとになっている。監督は、BABEL LABELの志真健太郎と、ミュージックビデオや広告の制作を手がける南虎我が務め、脚本はナラミハルと秋葉恋が執筆した。般若は「普通じゃない、かなり攻めている作品だなと思いました」「彼（伊弉諾）を通じて『こういう人間もいるんだ』ってドラマを見てくださる方々の気持ちが引き込まれていけば、本望です」とコメントしている。

伊弉諾・高橋・安堂の姿が収められたティザービジュアルは、KANDYTOWNやKOHH（千葉雄喜）などHIPHOPアーティストのアートワークを手がけてきた上岡拓也が制作したもの。YouTubeで公開された超特報映像には、潜入捜査を命じられて困惑した表情を浮かべる伊弉諾や、彼がマイクを手にステージに立つ姿が映し出される。なお、そのほかの出演ラッパーは後日発表される予定だ。

ドラマ「警視庁麻薬取締課 MOGURA」超特報映像

般若 コメント

出演が決まったときの気持ち

まず、主演と聞いた時は間違っているんじゃないかと思いました。驚きましたし、多少戸惑いました。脚本を読んだ時は、普通じゃない、かなり攻めている作品だなと思いました。奥が深いなと。“大麻撲滅”っていう一方通行なストーリーだったら嫌だなと思ったのですが、そうじゃなかったです。メッセージ性もあるので。

伊弉諾翔吉について

伊弉諾は…、不器用でまっすぐな男なんじゃないですかね。時に力づくでやろうとして、結果、潜入捜査をすることになったので。彼を通じて「こういう人間もいるんだ」ってドラマを見てくださる方々の気持ちが引き込まれていけば、本望です。

視聴者へのメッセージ

このドラマは少し特殊で、まずしっかりと実力派の俳優陣がいて、そして今後明かされていきますが、HIPHOPを聴いている人たちだったら誰でも知っているような人も出てきます。このなかなかあり得ない、ミックスされている感じが面白いし見どころになると思います。扱っている題材が薬物だったりと、内容はかなり刺激的なものになっているので、楽しみしていただけると嬉しいです。