第37回東京国際映画祭(TIFF)のNippon Cinema Now部門で
特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考するNippon Cinema Now。監督特集では、2009年公開の自主制作による「
入江は「あっちにいきこっちにいき、右往左往しながら、映画を作ってきました。特集上映をしていただけるとのこと、身に余る光栄です。これまで一緒に映画を作ってくれたスタッフ・俳優の皆さんと、観客の皆さんに感謝します」とコメント。映画祭では今年話題を呼んでいる
東京都が共催に加わったウィメンズ・エンパワーメント部門では、女性監督の作品、あるいは女性の活躍をテーマとする作品にフォーカス。今年は世界中から集まった7本の新作が上映される予定だ。初代駐日マケドニア大使であり、日本映画の研究者として京都大学で客員教授を務めた経歴を持つアンドリヤナ・ツヴェトコビッチが作品選定を行っている。TIFFでは2021年の第34回でAmazon Prime Videoテイクワン賞の審査委員も務めていた。コメントは下記の通り。
第37回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now 部門 入江悠監督特集
- SR サイタマノラッパー
SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 太陽 - あんのこと
市山尚三(東京国際映画祭プログラミング・ディレクター)コメント
入江悠監督はインディペンデント映画とメジャー製作の大作を行き来しつつ、常に刺激的な作品を発表し、日本映画の未来を担う監督の一人とみなされています。これまでの経歴の一つの区切りともいえる傑作「あんのこと」(24)が公開されたことを機会に、入江監督のこれまでの功績を振り返るとともに、来るべき海外での評価のきっかけになれば、という思いでこの特集を企画しました。
アンドリヤナ・ツヴェトコビッチ(ウィメンズ・エンパワーメント部門シニアプログラマー)コメント
長年にわたり、スクリーンの表現は主に男性の視点で描かれるものが多く、より幅広い鑑賞体験というものが欠けていました。しかし、デジタル技術の進歩により、映画製作はより身近なものとなり、女性監督、脚本家、主人公が大幅に増えてきています。今回の東京国際映画祭のこの部門は、このような新しい声に焦点を当て、彼女たちの多様なストーリーと映画への貢献を称えるものとなります。
なゆふら @nayufra
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