映画「
乃木坂太郎の同名マンガを実写映画化した本作は、元ヤンキーの児童相談所職員・夏目アラタが連続バラバラ殺人事件の真相を探るため、死刑囚・品川真珠に“獄中結婚”を申し出るところから物語が展開していく。柳楽がアラタ、黒島が真珠を演じたほか、真珠の無罪を信じる弁護士・宮前光一役に中川、真珠に心酔していく児童相談所職員・桃山香役に丸山、真珠の本心を疑う裁判長・神波昌治役に市村が扮した。
本作が披露されることへの心情をMCに聞かれた柳楽は「うれしいです! この日を迎えられて本当によかった。皆さんに楽しんでいただけたら」と述べる。黒島との共演については「真珠に対して真実なのか嘘なのか、そういうリアクションをしていくのがアラタというキャラクター。サスペンスだけでなくラブストーリーの要素もある。黒島さんとセッションできて最高でした」と振り返った。
原作でも印象的な真珠の歯並びは、5カ月間かけて制作したマウスピースで忠実に再現されている。黒島は「歯がすごく印象的。何度も(マウスピースの)試作を重ねて、原作にある不気味さを表現しました。こだわったポイントでもあります」とコメント。堤は「(アラタと真珠の)最初の心模様からは想像できないようなラストに向かっていく。その変化を非常に大事にしました。真実なのか嘘なのか、それをお客様にぶつけるような作品。この難しい命題に対して、2人(柳楽と黒島)をはじめキャストの皆さんが素晴らしい仕事をしてくれた」と賛辞を贈る。
柳楽との本格的な共演は今回が初めてという中川は「すごく楽しかったです! コマーシャルのシリーズで何年かご一緒していますが、映画やドラマでいつか一緒にお芝居がしたいと思っていた先輩なので」と笑みを浮かべる。柳楽は「コマーシャルのシリーズで一緒にやっていたときはアドリブが多かったけど、今回のようにしっかりと演技でお互いにキャラクターを構築していくのも楽しかったですね」と続けた。
また今作で銀幕デビューを飾った丸山は「女優さんとしての歴史はまだ浅いのですが、その中でも1ページ、いや2ページ見開きで人生に刻まれるくらいの作品を撮っていただいた。こんな私を引き出してくださる場所があったんだと、作品を観て感動と誇りを覚えました」と充実感たっぷりな様子。市村は「(裁判長役は)内心ドキドキしましたね。ですが、試写を観たらかなり風格がありました。それは全部監督のおかげです。裁判のシーン、ぜひ注目して観ていただけたら」とアピールした。
イベントでは、本作にちなみ「〇〇に狂わされた」エピソードをキャスト・監督が披露。中川は「“洗濯機”に狂わされた」と明かし、「最近の洗濯機って機能がすごいんです。洗濯機が勝手に洗剤を入れてくれる。タンクに洗剤を入れておいて、設定もして。いざ使い始めたら、もうフワフワに仕上がっていい香りもするんです!」と瞳をキラキラさせながら話す。しかし、その1カ月後にタンクをのぞいたところ洗剤が減っていないことに気付いたそうで「水のみで洗ってましたね(笑)。洗剤の自動投入がオンになっていなかった」と天然な一面を明かし笑いを誘った。
「夏目アラタの結婚」は、9月6日に全国で公開。
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